忘却の“桜”(第43話-第57話、全15話)
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第二次世界大戦末期に結成された超過激組織「千仭の獅子」の幹部・緋垣刀吉郎が何者かの手引きにより刑務所から脱走。自らを「桜剪会」と名乗り、部下を用いて国会議員を惨殺、警察へ宣戦布告する。警察から緋垣の暗殺を依頼された黒湖は、地下格闘技のチャンピオン・錆浦蘭から得た情報と鳴海、皆子といったこれまでに出会った協力者の力を総動員して桜剪会のアジトを特定する。直後、警視庁で化学兵器を用いたテロが発生。黒湖、うらら、凛子、怜子、そしてひな子。それぞれがそれぞれの死力を尽くす、警視庁と桜剪会の全面戦争の火蓋が切られた。
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忘却の“桜”
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緋垣 刀吉郎(ひがき とうきちろう) 過激派組織「千仭の獅子(せんじんのしし)」元幹部。死刑囚だったが脱獄し、「桜剪会(おうせんかい)」を立ち上げる。 黒湖との戦闘で戦うも一瞬の迷いから隙を作られ、胴体を切り裂かれ目的を達成し満足して死亡した。「桜剪会」の情報や場所をわざと判るようにしていたのは戦時中に国のための戦い死ぬということが敗戦によって叶わなくなり、信頼していた国も変わってしまい戦って死ぬことを満たすために「桜剪会」を創った。また、ひな子の苗字である屠桜から「屠桜計画」のことを知っているあたり彼女の出生に関することを知っている節がある。 千崎 由紀夫(せんざき ゆきお) 指名手配中の連続殺人犯。桜剪会の一員。腕の中に仕込んだ刃物を掌を突き破って射出し、それを用いて相手を刺突するため死体からは彼の血液が検出される。 緋垣を慕っており、部下を尾行していた刑事を始末したことでアジトの位置が判明したと思い、責任を取りに単身警視庁に乗り込むも射殺される。 冷泉 藍子(れいせん あいこ) 桜剪会の一員の女性。27歳。議員秘書をしていた際の偽名は「松前 静香(まつまえ しずか)」。 母親の命を救った緋垣に強い恩義を感じており、彼の目的が戦死だとしても疑うことなくまっすぐに協力してきた。ダイヤモンドの粉末をまぶした極糸のワイヤーソーを自在に操る。とある人物から紅守黒湖の存在や浅葱凛子が“仮面蒐集家”(スキンコレクター)こと浅葱尊の娘だということを知っていた。 黒湖の加勢として現れた凛子と戦闘になり、ワイヤーソーで彼女の包丁を次々と切断し追い詰めるも、「お父さんからの最後の贈り物」である高周波ブレードで逆にワイヤーソーを切断される。直後に怜子が起こした停電を利用し身を隠すも、凛子の土壇場の機転によって居場所を特定され、敗北。死を覚悟するも、黒湖の命令や自分の父の情報を知ることを優先した凛子によって命を救われる。その後、身柄は黒湖預かりとなり、同じく親を失った同士である凛子と距離を縮めていく。 「剣聖」では、宮本家の蔵の調査中に玄乃に襲われた凛子を庇って重傷を負うも、ワイヤーソーによる防御によって奇跡的に一命を取り留める。その後の威鷹映画村での決戦では、入院中の身でありながら、玄乃に追い詰められていた黒湖と凛子のピンチに駆けつける。 狙撃手 桜剪会の一員の男性。茶々を狙撃するも黒湖と怜子に阻止され、そのまま怜子との狙撃対決になる。ビルの屋上を互いに移動しながら相手を狙撃するという尋常でない状況の中、怜子の銃口とトリガーを引く指を目視し彼女の狙撃を次々と躱す。だが、それらは怜子によって誘導されたものであり、一瞬の隙を突かれてビルから転落、体勢を立て直そうとしたところを怜子の指示で待ち構えていたフードの男に殴打され致命傷を負う。なおも隠し持っていた拳銃を用いて怜子に反撃しようとするも、彼女の逆鱗に触れてしまい、ライフルで殴打され死亡。 錆浦 蘭(さびうら らん) Clubジュン従業員兼地下格闘大会「Destoroyah」現王者の女性。21歳。190センチメートルを超える黒湖をつまみ上げるほどの長身で屈強な体格。「普通の人間なら胴体ごと切り飛ばせる」藍子のワイヤーソーを腕でガードし軽傷で済む、駅の案内看板を武器として軽々振り回す、自分に対して発射されたロケットランチャーの弾頭を素手でキャッチするなどと常人離れした身体能力と頑丈さを誇る。 黒湖からは「うらら」と呼ばれ親しい仲。1対多人数(自身が多人数側)や相手が女性であるなら、戦わないというポリシーがある。フードの男(桃山照美)と面識が在る様子。
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