徹子の部屋コンサート
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『徹子の部屋コンサート』(てつこのへやコンサート)は、番組主催によるコンサートで、番組にゆかりのある歌手・アーティストらが一堂に会して行われる。2006年から開始、2019年までで14回を数える。開催時期は12月上旬(年度によっては11月下旬)で、東京と大阪の2会場で行われる。なお、タイトルの頭には『第○回』がつく。 司会はもちろん黒柳が務め、進行役はテレビ朝日男性アナウンサーが担当する(これまでには渡辺宜嗣〈当時〉、寺崎貴司、坪井直樹ら)。コンサートの目標は「終電までに終わる」とのことである。 東京・大阪ともに、一部、出演者が異なる場合がある。 全出演者中、第1回から現在まで毎年出演しているのは南こうせつのみである。また、加山雄三も第1回からの常連出演者である。 2020年(第15回)の公演は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、東京・大阪ともに開催中止となった(2006年の開始以来初、現時点で唯一の中止例)。 放送について 開催の翌年の1月に特集放送されている。ただし、放送予定日に、過去に番組にゲスト出演した著名人の死去に伴う追悼特集への変更や、緊急報道に伴う『大下容子ワイド!スクランブル・第2部』拡大放送などにより、休止・放送延期する場合もある。 2018年(第13回)までは開催の翌年の2月(年度によっては1月)に約3日間にわたって放送されていたが、2019年の第14回からは前年までの3日間連続を廃止。同年は1回にまとめた形として2020年1月21日に放送された。また、2年ぶりの開催となった2021年の第16回は1月18日と1月21日の2回に分けて放送された。 2017年までは、BS朝日及びテレ朝チャンネル2にて(年度により地上波でも)特別番組として放送することもあった(BS・CSでは完全版で放送されていた)。 『徹子の部屋コンサート』開催実績回(年度)東京会場大阪会場出演者備考第1回(2006年度)Bunkamuraオーチャードホール(渋谷区道玄坂) 加山雄三、さだまさし、中尾ミエ、中村紘子、南こうせつ、ほか 第2回(2007年度)加山雄三、南こうせつ、ほか 第3回(2008年度)東京国際フォーラム(千代田区有楽町) 河村隆一、加藤登紀子、加山雄三、堺正章、三人娘(伊東ゆかり、中尾ミエ、園まり)、南こうせつ この年から会場を東京国際フォーラムに移行。 第4回(2009年度)加山雄三、清水ミチコ、スター混声合唱団(山田邦子、林家たい平、コシノジュンコほか多数)、葉加瀬太郎、水谷豊、南こうせつ 第5回(2010年度)井上順、加山雄三、近藤真彦、堺正章、三人娘(伊東ゆかり、中尾ミエ、園まり)、高嶋ちさ子と12人のヴァイオリニスト、南こうせつ 第6回(2011年度)ワールド記念ホール(兵庫県神戸市) 東京:綾戸智恵、加山雄三、三人娘(伊東ゆかり、中尾ミエ、園まり)、仲代達矢、仲代圭吾、行代美都、南こうせつ、森山良子神戸:加山雄三、クミコ、天童よしみ、仲代達矢、仲代圭吾、行代美都、南こうせつ 放送35周年を記念して、初めて東京と関西(この年は神戸市)で2回開催された(放送は東京公演のみ)。2012年1月8日に特番『祝35周年!徹子の部屋コンサート 豪華スター夢の競演SP』が放送された。 第7回(2012年度)フェスティバルホール(大阪市北区中之島) イルカ、欧陽菲菲、加山雄三、THE VIOLIN BROTHERS(葉加瀬太郎・古澤巌)※、南こうせつ、美川憲一※(※THE VIOLIN BROTHERS、美川は東京のみ出演) この年から大阪公演を開始。 第8回(2013年度)加藤登紀子、加山雄三、坂本冬美、チェリッシュ、松坂慶子、南こうせつ 第9回(2014年度)加山雄三、ジュディ・オング、南こうせつ、由紀さおり、都はるみ、渡辺徹 第10回(2015年度)日本武道館(千代田区北の丸公園) 近藤真彦、THE King ALL STARS(加山雄三)、さだまさし、南こうせつ、森山良子、和田アキ子 10回を記念して、日本武道館で初めて開催された。 第11回(2016年度)東京国際フォーラム グランキューブ大阪(大阪市北区中之島) 東京:海援隊(武田鉄矢)、坂本冬美、フジコ・ヘミング、ペギー葉山、前川清、南こうせつ大阪:加藤登紀子、武田鉄矢、ペギー葉山、細川たかし、南こうせつ、宮田大 東京会場が2年ぶりに東京国際フォーラムに復帰。関西での公演が5周年を迎え、この年のみグランキューブ大阪に移して開催(中之島での開催は5回連続)。海援隊は大阪は武田のみが出演した。ペギー葉山は2017年4月12日に死去したため、これが最後の出演となった。 第12回(2017年度)フェスティバルホール 宇崎竜童・阿木燿子、三人娘(伊東ゆかり、中尾ミエ、園まり)、ジャッキー吉川とブルーコメッツ、ビリー・バンバン、南こうせつ、八代亜紀 大阪会場が2年ぶりにフェスティバルホールに戻る(中之島では6回連続開催)。当初2018年2月20日〜22日の3日間予定で放送していたが、21日の大杉漣死去を受け、最終日を放送予定だった22日が大杉の追悼特集に変更した関係上、最終日(宇崎・阿木、八代)は1か月遅れて3月22日に放送された。 第13回(2018年度)加山雄三、クミコ、鈴木雅之※、氷川きよし、南こうせつ、八神純子、山本リンダ(※鈴木は東京のみ出演) 加山が第10回以来3年ぶりに出演した。2019年2月26日〜28日に3日間予定で放送されていたものの、最終日(氷川・八神、加山)は28日の本番組放送時間帯に『ワイド!スクランブル・第2部・拡大SP』(『同・第2部』とは別枠となる30分パート)放送のため休止となり、一時お蔵入りとなるも、4か月遅れて6月27日の「上半期総集編・第1日」にて放送された(なお、この回は大阪公演も一部放送された)。 第14回(2019年度)サーカス Family、純烈、杉良太郎、南こうせつ、南佳孝&杉山清貴、森山良子 この回の放送は1回公演を30分にまとめた形で6組すべて紹介し、一部が大幅カットされた。番組は杉とのトークの途中で終了となった。 第15回(2020年度)※開催中止日本武道館 フェスティバルホール 大竹しのぶ、近藤真彦※、ゴダイゴ、三人娘(伊東ゆかり、中尾ミエ、園まり)、野口五郎、南こうせつ(※近藤は東京のみ出演予定だった) 番組放送45年目を記念し、東京は11月30日、大阪は12月6日に開催される予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により中止となった(初の開催中止)。初出演予定だった3組のうち、ゴダイゴと野口は翌年に出演したが、大竹は2022年現在未出演となっている。 第16回(2021年度)東京国際フォーラム フェスティバルホール ゴダイゴ、純烈、中村雅俊、野口五郎、藤あや子、南こうせつ 前年の開催中止により2年ぶりの開催。番組放送45周年を記念して行われた。なお、東京は前年予定の日本武道館ではなく、前回と同様に東京国際フォーラムとなった(同所では5回連続開催)。全出演者のうち、前年出演予定だったゴダイゴ、野口を含め、初出演は4組。なお、ゴダイゴのメンバーだった浅野孝已が前年死去したため、サポートメンバーがギターを担当。また、純烈のメンバーのうち小田井涼平は翌年グループ卒業のため、今回が4人で最後の出演となった。この回の放送は3組ずつ2回に分けての形式となった(ただし一部カットあり)。 第17回(2022年度)太田裕美、ゴダイゴ、坂本冬美、三人娘(伊東ゆかり、中尾ミエ、園まり)、中村雅俊、南こうせつ ※東京は11月23日、大阪は27日に開催予定。 徹子の部屋クラシックコンサート 『徹子の部屋コンサート』とは異なる形として、2013年より、番組主催のクラシックコンサートとして『徹子の部屋クラシックコンサート』が年1回、東京などで開催されている。
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