廃止されたモード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/04/13 23:49 UTC 版)
「pop'n music」の記事における「廃止されたモード」の解説
以下はアーケード版の最新バージョンには収録されていないモードを記述。 ノーマルモード (NORMAL) AC1から11まで存在、AC12でCHALLENGEモードに吸収される形で廃止された。選択難易度は9ボタンのNORMAL、HYPERの2種、およびAC6以降は5ボタン、CS8から10まではEX譜面も出現済みなら選択できる。AC6からは、1曲目のみゲージ不足によるゲームオーバーがなくなったので、必ず2曲はプレイが保証されるようになった。AC8ではこのモードに限り小節線が表示され、特定条件を満たすとBONUS STAGEも出現し、このステージに限りEX譜面も選択できた。 クリアに必要なゲージ量は約4分の3から約3分の2(シリーズにより異なる)。 ビギナーモード (BEGINNER) AC1・2・3、およびCS4に存在。NORMAL譜面よりも簡単な譜面でプレイ出来る。AC1から3までは1ステージ目が強制的に練習ステージとなり、その後2曲をプレイする事になる。CS4ではNORMALモードとほぼ同じ仕様で、譜面だけが簡単になっていた。AC12以降のENJOYモードに近い。 ハードモード、エキサイトモード (HARD, EXCITE) HARDはAC1、EXCITEはAC2・3・4に存在。2で名称は変更されたものの、モードの内容は同じである。NORMALモードと基本ルールは同じだが、曲の途中で画面を隠すエフェクトが出現したり、画面が揺れたり、ポップくんが降ってくる途中で列移動などといった、選択した曲担当のキャラ固有のオジャマが自動発動するモードとなっていた。AC5以降はチャレンジモードのオジャマ「オジャマ攻撃!」として形を変え、AC12まで残存していた。現在は「オジャマ攻撃!」も削除され、その名残がオジャマの「EXCITE」や「地震でぐらぐら」に残っている。 アニメロシリーズのEXCITEモードは少し仕様が異なり、色々なオプションを設定出来る特殊モードとなっている。 パーティーモード (PARTY) AC2から5まで存在。多人数プレイを推奨したモード。基本はNORMALモードだが、通常のポップくんに加え、様々な形のイベントポップくんが画面を埋め尽くす。叩くとオジャマが発動するものがほとんどだが、ゲージが増えるといったプラス効果のものもある。 ハイパーモード (HYPER) 譜面の種類のHYPERとは別で、AC3のみに存在したモード。ミスをすると減るゲージで3曲を連続でプレイする、後のEXPERTの仕様に近いモード。プレイするのは全てHYPER譜面で、当時このモードのために追加された譜面もあった。また、ゲージがなくなっても数秒間猶予があり、この間にポップ君を叩けばゲージを回復する事が出来た。 フリー2モード (FREE2) AC5にのみ存在。2曲しかプレイできないが、その代わりに1曲目をクリアできなくても必ず2曲目がプレイできるうえ、同じ曲を選択することもできたモード。演奏中、リアルタイムにGREAT数、GOOD数、BAD数のカウントが表示されていた。AC6以降はNORMALモードに同じ仕様が搭載されたため消滅し、リアルタイムのカウンター表示はAC7から標準仕様となった。 5ラインモード (5LINE) AC5にのみ存在。基本はNORMALモードと同じだが、譜面が専用の5ボタン譜面となり、オプションは一切付けることができない。AC12以降のENJOYモードの仕様に近い。AC6でNORMALモードとCHALLENGEモードにボタン数選択が搭載されたため、消滅した。 エキスパートモード (EXPERT) AC6から17まで存在し、AC18で廃止された。テーマに沿って指定された4曲で構成されたコースをプレイするモードで、最新作稼動直後のインターネットランキングにはこのモードを使用して参加する形式となっていた。AC6・7では譜面難易度がコースに組み込まれた曲別に固定、AC8から14まではコースをNORMALとHYPERから選択し、NORMALを選んだら全てNORMAL譜面、HYPERを選んだら全てHYPER譜面をプレイするようになっていたが、AC15以降は無印 (NORMAL) とHARDに変更され、それぞれ譜面難易度が曲別に設定されるようになり、無印でもHYPER譜面が含まれていたり、HARDにはEX譜面が含まれることもあるようになった。また、家庭用のみCS10以降の隠しコースではEX譜面も選択でき、CS7以降は5ボタンでもプレイ可能となっている。AC15からはコースをクリアすると、楽曲のようにコース自体にクリアマークが付くようになった。 ゲージは100%から始まりBAD判定を出す度に減少していくタイプで、すべて無くなった時点で曲が中断され終了、ゲームオーバーとなる。AC6からAC14までのゲージは、ステージ中にはCOOLやGREATを出しても一切増加せず、ステージをクリアする毎に少量回復するものとなっていた。AC15以降のゲージは仕様が変更され、BAD判定を出さなければ少しずつ回復して行くが、BAD判定を出した時のゲージ減少率は通常ゲージより遥かに大きい。また通常の「GREAT」判定の上に、さらに厳しい判定「COOL」が加わっており、高得点を取るにはより正確にボタンを叩く必要がある。 隠しコースとして、シリーズごとの新曲の中から難易度の高い曲ばかりを集めた「HELLコース」が存在し、主に店舗対抗インターネットランキングの最後に解禁となる。正式にはコース名の「HELL」の後ろにそれぞれのシリーズナンバーが入る。こちらは通常のコースと異なり、AC8以降は難易度がEXのみに固定されている。ただし、家庭用のみCS9より5ボタン、CS10からはN、Hも選択できるようになった。またAC6では「HELL1-5コース」、AC13では「真HELL13コース」、AC15では「HELL1-14コース」が登場、通常のHELLコース以上にプレイヤーを苦しめた。 基本的にはオプションは自由に使え、オジャマは使えないが、AC15では「ノースピコース」「階段コース」では一部オプションが制限され、「オジャマコース」「鬼ダンスコース」ではオジャマがかかっていた。AC17では「帰ってきたノースピコース」「S-RANDOMコース」にオプション制限があり、「コナミゲーム体感コース」「帰ってきたオジャマコース」でオジャマがかかるようになっていた。 なお、EXPERTモードの各曲のリザルトで表示されるコンボ数はコース全体を通したMAXコンボ数ではなく、ACではその時点で現在継続しているコンボ数(例えば曲終了直前にBADを出し、その後ポップくんを3個叩くと「2」になる)、CSでは各曲別のMAXコンボ数(通常モードにおいてその曲を単独でプレイした場合と同じ)が表示される。 AC15からは指定したレベル付近の譜面(-2 - ±0の範囲)からランダムに選曲される「ランダムコース」が登場。なおAC版では過去に筐体内部や携帯電話のJavaアプリケーションでオリジナルのコースを独自に設定できる「オリジナルコース」、直前にチャレンジモードをプレイした人の曲順履歴がその筐体に残る「HISTORYコース」、自分のプレイした回数上位4曲で構成された「MY BEST」が存在したが、共にAC版の最新作では廃止されている。CS版ではオリジナルコースとMY BESTのみ最新作でも残存している。 オススメモード (OSUSUME) AC9から追加され、AC11まで存在したモード。収録曲数が一気に200曲以上増えたことから、どの曲を選んでいいかわからないというライトユーザー向けに追加されたが、AC12以降は廃止された。ランダムで出題してくるアンケートに答え、その結果から1曲目が選曲される。さらにアンケート結果と1曲目のプレイ成績により、2曲目以降が選曲される。 クリアに必要なゲージ量は2分の1以上。AC10以降はクリアメダルを付けることも可能になったが、そのためには通常クリアと同等のゲージ量が必要。 ヒタスラモード (HITASURA) AC9にのみ存在し、収録された全譜面を難易度順に続けてプレイしていくモード。但し1回のプレイで出来る曲数はNORMALと同じ(筐体設定に依存)。★で表示される難度ごとに区分けされた8つのコースがあり、初回プレイ時にどこからスタートするか選択することが出来る。★1からスタートする場合は★1から★8まで(クリアする毎に別のコースに移る)、★8からスタートする場合は★8のみがランキングに計上される。このモードでは通常のゲージのかわりに50個のハートが表示され、BAD1回につきライフが1つ無くなる。このライフが0になるとその時点でゲームオーバーになり、コンティニュー不可。エントリーカードかパスワードにより、前回プレイ終了時のライフ残量、曲のクリア経過およびコンボ数を継続してプレイすることができる。しかし、「このモードは一人のプレイ時間が長すぎる」という理由からこのモードをプレイすることを禁止するゲームセンターがあった。 ちなみに各コースごとの曲数は★1:65 ★2:114 ★3:122 ★4:87 ★5:101 ★6:86 ★7:39 ★8:44、計658ステージ。インターネットランキングには全ステージ完走したプレイヤーの記録がひとり分だけある。 スコアバトルモード、パーティーバトルモード (SCORE BATTLE, PARTY BATTLE) AC4・5のみに存在した、筐体を2台接続しての店内対戦バトルモード。スコアバトルは純粋にスコアを競ういわゆる「ガチバトル」、パーティーバトルはゲージを溜めてオジャマポップ君を叩き相手にオジャマ攻撃を送るという、現在のNET対戦モードの原型とも言えるモード。どちらかがクリアゲージに届いていれば次のステージに進めるが、現在のNET対戦とは異なり、どちらもクリア出来なかった場合はそこで終了となる。また、同キャラ戦の場合は両者が同じカラーを使って対戦することはできない。 AC4・5稼動当時に店内で2台のポップン筐体を接続している店は非常に少なかった為、ほとんどのプレイヤーはその存在を知る事なく幕を閉じた。 その他 この他にも、『ミッキーチューンズ』にはMAGICALモードやMANIAモード、『アニメロ2号』ではGUNモードやBOWLINGモードなど特殊なモードが存在した。
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