幕末動乱とは? わかりやすく解説

幕末動乱

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/27 04:43 UTC 版)

小松清廉」の記事における「幕末動乱」の解説

文久元年1861年)に平佐領主北郷久信とともに長崎出張命じられ1月17日蒸気船天佑丸」に乗船して前之浜出立した長崎では通詞雇いオランダ軍艦に乗船して軍艦操作破裂弾・水雷砲術学などを修学八木玄悦、石河正龍らとともに研究している。帰鹿した同年6月に石河によって忠義臨席の下、電気伝導水雷爆発させる実演が行われ、これらの功績によって同年5月18日島津久光側役抜擢されている。10月入って大幅な人事異動により久光体制確立すると、清廉は御改革御内用掛に任命され藩政改革取り組んだ配下大久保利通がいた。文久2年1862年)には久光による上洛随行し帰国後は家老職就任した薩英戦争では、研究した水雷鹿児島湾配置するなど尽力する戦後集成館再興して特に蒸気船機械鉄工所設置尽力する一方で京都にあって主に朝廷江戸幕府諸藩との連絡交渉役を務め参与会議等にも陪席した。他方御軍役掛や御勝手掛、蒸気船掛、御改革御内用掛、琉球産物方掛、唐物取締掛などを兼務して藩政リードし大久保町田久成とともに洋学校開成所」を設置した禁門の変1864年)では、幕府出兵要請に対して消極的な態度示したが、勅命下される薩摩藩兵を率いて幕府側の勝利貢献した戦後長州藩から奪取した兵糧米戦災苦しんだ京都の人々配った同年第一次長州征討では長州藩謝罪降伏尽力している。 いったんは戦火交えた長州藩との関係修復図り長州藩による軍艦ユニオン号」など武器購入斡旋した在京中に土佐藩脱藩浪士坂本龍馬昵懇となった亀山社中(のちの海援隊設立援助したり、龍馬の妻・お龍世話をしたりしている。「ユニオン号」の輸入運用など実務担ったのも、龍馬のほか近藤長次郎らの土佐浪人グループである。小松はさらに長州井上馨伊藤博文長崎薩摩藩邸に匿ってグラバー引き合わせその後鹿児島井上伴って薩長同盟交渉行った。なお薩同盟における密約木戸孝允桂小五郎)が滞在したのも、京都における清廉屋敷であった伝えられる。この屋敷近衛家別邸御花畑」と通称され、その規模内容具体的な所在地2016年5月京都鹿児島での相次ぐ史料発見によって確定された。

※この「幕末動乱」の解説は、「小松清廉」の解説の一部です。
「幕末動乱」を含む「小松清廉」の記事については、「小松清廉」の概要を参照ください。


幕末動乱

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 15:30 UTC 版)

佐野常民」の記事における「幕末動乱」の解説

1849年嘉永2年)、江戸で伊東玄朴の象先堂塾に入門し塾頭となる。江戸で戸塚静海にも学んでいる。この頃勤皇運動傾倒。藩の知るところとなり、急遽佐賀に戻るよう命じられている。1851年嘉永4年)、長崎移り家塾を開く。1853年嘉永6年)、佐賀帰り佐賀藩の精煉方頭人となり、藩主鍋島直正から「栄寿左衛門」の名を授かる佐賀藩の精煉方に田中久重親子石黒寛次らを推薦する1855年安政2年6月長崎海軍予備伝習参加する同年8月幕府長崎海軍伝習所開設し佐賀藩から常民四十八名第一期生として参加するこの頃藩主鍋島直正海軍創設必要性説き、自ら海軍所責任者となる。1857年安政4年)、佐賀藩オランダから購入した飛雲丸の船将となり、翌1858年安政5年)、三重津海軍所監督となる。1863年文久3年)、三重津海軍所幕府注文蒸気鑵(ボイラー)を製作する1867年慶応3年)、パリ万国博覧会参加し、その万博会場国際赤十字組織と活動見聞しオランダに行き日進建造発注する西欧諸国軍事産業造船術などを視察して1868年明治元年)に帰国

※この「幕末動乱」の解説は、「佐野常民」の解説の一部です。
「幕末動乱」を含む「佐野常民」の記事については、「佐野常民」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「幕末動乱」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「幕末動乱」の関連用語

幕末動乱のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



幕末動乱のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの小松清廉 (改訂履歴)、佐野常民 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS