妖怪パトロール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 06:21 UTC 版)
「Dororonえん魔くん メ〜ラめら」の記事における「妖怪パトロール」の解説
悪い妖怪を捕まえるため、地獄から派遣された妖怪たち。普段は洋海小学校の地下にある地獄別荘にいる。 えん魔(えんま) 声 - 山口勝平 本作の主人公。通称「火炎のえん魔」。閻魔大王の甥っ子で妖怪パトロール隊長。眉毛は妖怪の出現を察知する「妖怪アンテナ」、眼は透視能力。マントによる飛行能力も持つ。旧作と異なり白いタイツを着用しており、生足ではない。 炎を操る「炎魔妖術」で戦い、敵を火焔地獄送りにする時は火炎ステッキ(単2形乾電池2本内蔵)が巨大ハンマー・「閻魔槌」へ変化する。普段は火炎ステッキがなければ妖術を使えないが、天国選抜チームとの対抗戦で窮地に陥った際に真の力の一端が覚醒。ステッキ使用時とは比べものにならないほどの凄まじい炎を噴出させて人の姿はおろか理性をも失った暴走状態となり、パワーアップした羽衣姫達を一蹴した。マントはバリアにもなり、第2話の回想シーンでは鞭のように振るってもいた。暑さ(熱さ)に強い反面寒いのが大の苦手で、そうなるとなかなかコタツから出ようとしない。 妖怪を生け捕りにする任務を負いながらも、持ち前の気性の荒さと容赦のない戦い振りが相まって、結局は勢いに任せて魂だけ地獄に送り込んでしまう(要するに殺してしまう)ことがほとんど。額に着けた「焔冠(ほむらかむり)」と呼ばれる孫悟空のような金の輪冠で力を封印されており、外すと地獄界が地獄絵図になるというその力の正体は天国界と地獄界の不足していたサイコワットを百年分補えるだけの膨大な「愛」の力であり、これによって強制大殺生は撤廃された。 幼い頃は姉の艶靡を慕う穏やかな性格だったが、露出狂と化して旅に出た彼女に置いていかれたことをきっかけに、グレてしまった。“露出狂”を通り越して最早羞恥心の欠片もない現在の艶靡には、「こんな奴と姉弟なんて俺は認めない」と言い放つなど攻撃的な態度で接している。しかし、「何だかんだ言っても、えん魔は艶靡お姉ちゃんが好きなのよね」と彼女に言われた際は否定はしておらず、姉に対しては胸中複雑な模様。 雪子姫(ゆきこひめ) 声 - 能登麻美子 本作のヒロイン。 雪女族の姫君でえん魔の幼馴染。通称「雪ちゃん」。ミニスカ着物でノーパン。冷気を操る「雪子妖術」で戦い、冷気を放って相手を凍らせる、氷を刃状に変えて攻撃するなどのバリエーションのある技が使えるものの、後者の戦法に関してはコントロールに難があり、ハルミやシャッポじいにも技を当ててしまうことがあった。えん魔とは対照的に熱い(暑い)ものが苦手で、あまり長い間熱にさらされると命取りになる。 性格はお淑やかで優しいが、やや天然ボケなのが玉に瑕。ハルミとは割と仲が良く、彼女からも「雪ちゃん」と呼ばれている。地獄別荘では冷蔵庫を椅子代わりにする。えん魔の行うセクハラの主な被害者であり、仕返しに彼をボコボコにすることもしばしば。雪子姫自身もえん魔に好意を抱いているが、えん魔からの求愛に対してなかなか素直になれなかったのは、「炎と氷では上手く行かない」という諦観の念に捕らわれていたせいだった。しかし、最終話でえん魔の暴走を止めるために口移しで冷気を送り込むと同時に愛を告白し、ようやく晴れて相思相愛の仲となった。なお、天国選抜チームとの対抗戦では、閻魔大王秘蔵の宝具の力で胸部に氷でできた鎧を纏ってパワーアップし、胸からつららのミサイルを連射してけっこうハニーを圧倒する所まで善戦した。宝具の元ネタは同作者作品『マジンガーZ』のアフロダイA及びダイアナンA。 カパエル 声 - 子安武人 妖怪パトロール情報屋担当のカッパ(カエルとの混血ではなくなった模様)。旧作ではなく、漫画版準拠のシンプルな容姿をしている。 情報以外で役立ったことはなく、妖怪パトロール内での扱いも雑。また、宇宙空間に置き去りにされたりライオンに食われたり、果てはマタサ鬼に身体を裂かれて真っ二つにされるなどと、ハルミ以上に何かと不遇な扱いを受けることも多い。 天国選抜チームとの対抗戦では、閻魔大王秘蔵の宝具の力で顔と手はそのままに八頭身のマッチョな姿に変化して一時はスサノジョオーを圧倒した。その姿の元ネタは同作者作品の1つ『アイアンマッスル』に登場した主役ロボ・アイアンマッスル。 シャッポじい 声 - 稲葉実 えん魔くんの帽子で妖怪パトロールのお目付け役。地獄の生き字引。先っぽの部分にモザイクがかかっていることがある。 ジャンボマシンジャー 妖怪別荘の地下に隠されていた、超合金100年分よりかっこいいポリプロピレン製の巨大ロボ。地獄別荘は実はジャンボマシンジャーの頭であり、閻魔大王から渡された水洗トイレのレバー型の鍵で起動する。空は飛べず、足には転倒防止用の砂袋が詰まっているため、転がり走行しかできない。ロケットパンチを飛ばせるスプリング内蔵の腕は、別売の『ひみつ兵器セット』が必要。艶靡の乗るビッグシューター型マシンから射出する強化武器はそのままジャンボマシンジャーの腕に装着できるものの、外れやすいために辺り一面を火の海にするほどの甚大な被害をもたらした。 元ネタはポピー(現・プレックス)から発売されていた玩具『ジャンボマシンダー』より。
※この「妖怪パトロール」の解説は、「Dororonえん魔くん メ〜ラめら」の解説の一部です。
「妖怪パトロール」を含む「Dororonえん魔くん メ〜ラめら」の記事については、「Dororonえん魔くん メ〜ラめら」の概要を参照ください。
- 妖怪パトロールのページへのリンク