国鉄分割民営化後の動きとは? わかりやすく解説

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国鉄分割民営化後の動き

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 15:05 UTC 版)

京阪神快速」の記事における「国鉄分割民営化後の動き」の解説

1987年昭和62年4月1日国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道JR西日本)が発足した発足時国鉄最後ダイヤ改正1986年11月1日時のダイヤそのまま継承したJR発足後は朝ラッシュ時にも新快速運転されるようになった1989年には221系登場し、その大きな窓と明る車内新生JR格好PR材料となったJR他社新設計の特急車両フラッグシップとする中、国鉄時代実現しなかった関西地区向け211系の分も合わせて一挙に投入され221系は、すぐに京阪神エリアの顔となり、通勤輸送改善120 km/h運転の開始により、今日アーバンネットワーク基礎築きあげた。私鉄沿線よりも開発余地大きかった国鉄JR沿線発展に伴い当初新快速用が6両、快速用は4両同士連結8両編成であった221系も、8両編成主体となっていき、最長12編成列車徐々に増加していった。 1995年1月17日阪神・淡路大震災では、各鉄道大きな被害を受け、長期運休余儀なくされた。その中から、阪神間でもっとも早く開通したのがJRであった貨物輸送も担う幹線であり、復旧急がれ、またJR各社応援得られたことも大きかった復旧後JR神戸線は、不通区間のあった他私鉄からの一時的な転移客に対応して通勤時間帯を中心に増発増結が行われた。特に輸送力求められ新快速予備車の活用先代117系投入により増発その後223系1000番台急遽追加投入して輸送力確保努めた被害大きかった阪神間神戸市内での沿線人口減り明石市方面への転居者が多かったこともJR有利に働き先述通勤時間帯に増発された列車は、さらなる利用増加見据えて運転が継続された。 さらに、京都駅ビル集客力強化成功したほか、京都越えて直通運転する琵琶湖線沿線、特に草津市守山市中心とする地域では、新快速による時間短縮効果大阪京都への通勤客を中心とする人口増を呼ぶとともに京都市内からの大学新キャンパス設置滋賀県内への企業誘致など、新たな需要拡大生んでいる。 阪神大震災後に乗客急増したJR神戸線増発用として急遽製作され223系1000番台は、扉間の座席を1列減らしてドア周囲広く取ると同時に、その空間利用した補助席新たに設けラッシュ時混雑緩和日中時間帯着席サービス両立図った朝夕時間帯新快速増発は、130 km/h転に対応する223系増備が進むにつれて、朝ラッシュ時快速223系化され足並み揃えられ、神戸駅大阪駅間で快速先着になるなど、ダイヤにも手が加えられている。 2005年4月25日JR福知山線脱線事故発生余裕のないダイヤ一因であるとの批判浴びた。翌2006年3月18日ダイヤ改正では余裕時間見直しが行われ、京都・大阪・三ノ宮駅での停車時間を約2分とし、余裕持った折り返し運用など実施され京都駅 - 大阪駅間2710秒から2820秒に、大阪駅 - 三ノ宮駅間では1950秒から2050秒に、それぞれ改正前より約1分の所要時間となったまた、主要駅設置されていた新快速宣伝看板も、所要時間延長理由撤去されるようになった。なお、新快速と朝の一部快速の最高130 km/h運転は継続しており、車体強度高めるなどの安全対策全車両0.5Mとすることなどの製造コスト削減図った223系後継225系2010年12月から運用開始されている。

※この「国鉄分割民営化後の動き」の解説は、「京阪神快速」の解説の一部です。
「国鉄分割民営化後の動き」を含む「京阪神快速」の記事については、「京阪神快速」の概要を参照ください。

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