国鉄分割民営化後の状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 08:02 UTC 版)
「国鉄キハ20系気動車」の記事における「国鉄分割民営化後の状況」の解説
キハ21形、キハ25形、キハユニ25形、キハユニ26形は国鉄分割民営化以前に全廃され、新会社に承継された内訳はキハ20形53両、キハ22形157両、キハ52形73両の計283両であった。東海旅客鉄道(JR東海)を除く旅客5社に承継された。 JR移行後は各旅客会社とも残った特定地方交通線の転換や新形式気動車への取替えにより廃車が進行し、キハ20形は1993年までに、キハ22形は1995年までに全車が廃車された。その後もキハ52形のみ残った。これは、本来キハ20系を置き換えるべきキハ40系の出力荷重比が悪く、キハ40形に対する強力形形式となるキハ67系の製造は様々な問題から少数に終わり運用にも制限がついたため、両運転台の一般型で強力形気動車として需要があったためである。しかし、21世紀に入る頃から新世代の気動車への置き換えが進み、JR九州、JR東日本の順に運用を離れ、2010年3月をもってJR西日本でも定期運用を終了した。
※この「国鉄分割民営化後の状況」の解説は、「国鉄キハ20系気動車」の解説の一部です。
「国鉄分割民営化後の状況」を含む「国鉄キハ20系気動車」の記事については、「国鉄キハ20系気動車」の概要を参照ください。
国鉄分割民営化後の状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 05:31 UTC 版)
「国鉄ワム80000形貨車」の記事における「国鉄分割民営化後の状況」の解説
26,000両以上が製造された本形式であるが、1984年2月のダイヤ改正でヤード集結輸送が原則廃止されたため大量の余剰車が発生した。余剰車は他の不要車両とともに操車場跡地に留置され、うち相当数が車軸を撤去して民間に売却され、各地で倉庫等に利用されることとなった。 1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化時には、日本貨物鉄道(JR貨物)および九州旅客鉄道(JR九州)を除く旅客5社に6,632両が承継された。これは本形式総製作数の4分の1弱である。内訳は、北海道旅客鉄道(JR北海道)6両、東日本旅客鉄道(JR東日本)13両、東海旅客鉄道(JR東海)8両、西日本旅客鉄道(JR西日本)19両、四国旅客鉄道(JR四国)1両、JR貨物6,588両である。走行安定性対策車(280000番台)が承継車の多数を占め、ごく少数の2次量産車およびビール輸送用物資別適合車が含まれていた。旅客鉄道会社のものは配給車や救援車代用等の事業用、JR貨物のものは営業用であるが、一部は車両所の配給用である。配給車代用のものは、国鉄時代から車体に白帯を巻いて区別されているが、広島車両所のものは緑色一色に「SUPPLY LINE」のロゴを標記した塗装に変更された。また、民営化初期のJR貨物所有車では、JR貨物のコーポレートカラーであるコンテナブルーに、「パワー全開JR貨物」等のキャッチコピーを書いた車両も存在した。 JR貨物での用途は、ロール紙を主体とする紙製品を輸送する専用貨物列車が主体であった。各地の製紙工場から大都市近傍の消費地に向けた多数の列車が設定されていたが、最高速度の制約ならびに本形式の老朽化にともなうコンテナ輸送への置換や、輸送需要自体の消滅によって運用は漸次減少し、2012年3月17日のダイヤ改正で全車運用を終了した。 2010年4月1日現在の在籍数は、JR北海道1両(ワム281395)、JR東日本1両(ワム287336)、JR貨物401両で、JR発足時の10分の1以下となっていた。 JR北海道のワム281395は2015年度に廃車され、JR東日本のワム287336は2020年1月8日付で廃車されたため、旅客会社の配置は消滅している。
※この「国鉄分割民営化後の状況」の解説は、「国鉄ワム80000形貨車」の解説の一部です。
「国鉄分割民営化後の状況」を含む「国鉄ワム80000形貨車」の記事については、「国鉄ワム80000形貨車」の概要を参照ください。
- 国鉄分割民営化後の状況のページへのリンク