ビール輸送用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 05:31 UTC 版)
「国鉄ワム80000形貨車」の記事における「ビール輸送用」の解説
ケース入り瓶ビールの輸送用として、1969年(昭和44年)および1970年(昭和45年)に470両(ワム584000 - ワム584469・584000番台)が新製(汽車製造、日本車輌製造)により、1971年(昭和46年)から1973年(昭和48年)に300両(ワム585000 - ワム585299 ・ 585000番台)が汎用車の改造により製作(改造所は、大宮、鷹取、郡山、名古屋、広島、幡生の各工場)されたもので、総数は770両と物資別適合車では最大のグループとなった。ビール用のパレットは、標準的なものと寸法が異なる(900mm×1,100mm)ため、荷役作業で支障する側柱を車体の全長中心部側寄りにそれぞれ400mmずつ移設し、18枚が積載可能である。 ビール工場はかつて多くの場合原料搬入、製品出荷に便利なよう鉄道駅の近くに設置され、専用線による貨車の授受を行っていた。太刀洗、竹下、万富、西ノ宮、尼崎、吹田、茨木、向日町、多賀、清洲、新守山、恵比寿、川口、倉賀野、取手などで、本形式によるビール出荷が行われていた。 ワム585299は、史上最大のインフレナンバー車である。
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