国語教師からベストセラー著者へとは? わかりやすく解説

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国語教師からベストセラー著者へ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 14:59 UTC 版)

金田一春彦」の記事における「国語教師からベストセラー著者へ」の解説

1940年4月東京府第十中学校現在の東京都立西高等学校)の国語教師となる(〜1942年)。本来は旧制高校教え希望持っていたが、専門分野特殊性ゆえに叶わなかった。京助からは更なる学業継続許されていたが、大学院生活に終止符を打つことを決意する3月には、杉並実家出て東京市赤坂区表町三上家寄寓する当時教え子実業家堤清二詩人辻井喬)、文芸評論家小田切進作曲家大中恩建設大臣水野清がいる。このころ三省堂依頼により『明解国語辞典』の標準アクセント表記担当する1942年4月日華学院移り終戦まで中国人日本語教える。中国人からの質問には「『知っている』の対義語は何故『知っていない』ではなく知らない』なのか」など、あまり日本人にはない視点からの問いかけ多く学問的に大いなる刺激受けた。これと併行して、大西雅雄世話国際学友会に嘱託として勤務する。これらの勤めによる俸給の他、『明解国語辞典』による三省堂からの印税潤ったため、11月6日当時17歳三上珠江結婚表町所帯を持つ1944年4月実践女子専門学校講師として国文法国語史を担当する(〜1946年)。傍ら寺川嘉四男の世話フィリッピン協会勤務するフィリピン人ビルマ人マレー人日本語教える。10月空襲避けて表町から東京都世田谷区北沢転居する近所言語学者石黒修勧め大島正徳現代実在論研究』を読みアメリカ新実在論者たちの言説知って哲学対す従来侮蔑翻す1945年5月日華学院東中野校舎爆撃焼失したため埼玉県秩父郡吉田町の寺に疎開する8月15日疎開先の東京都西多摩郡羽村服部四郎疎開先の隣家)で終戦迎える。 1946年4月文部省国語科嘱託となるも低報酬ゆえに生計立たず三省堂平井四郎常務頼み明解古語辞典』の編緝の仕事を貰う。同年10月時枝誠記世話東大講師となる(〜1948年)。その後1951年1954年1958年1961年1962年1972年1973年東大講師務めた1947年3月3日浦高時代級友館野守男(アナウンサーNHK解説委員)の世話NHKラジオ民衆学校」に出演し日本語アクセントについて話す(永年にわたるNHKとの関係始まり)。同年12月NHK「ことばの研究室」の常任講師となる。 1948年3月秋山雄の世話NHKアナウンサー養成所講師となる(〜1977年)。書き言葉中心だった旧来の国語学対し話し言葉中心国語学構想する契機となる。 1949年4月国立国語研究所研究員同年2月NHKアクセント辞典改訂外部委員として参加する1950年2月、自ら監修携わった三省堂中学国語教科書中等国語』が全国一の売上記録する1951年7月家主復員に伴い世田谷区北沢の家から追い立てを受け、訴訟になっていたため、『中等国語』の印税三省堂から前借りして、東京都杉並区西高井戸一丁目現在の東京都杉並区松庵二丁目)に土地家屋購入し転居する1952年11月ラジオ東京アナウンサー養成所講師となる。当時教え子芥川隆行などがいた。同年12月、『中等国語改訂版日本全国中学校3分の1採用される1953年三省堂明解古語辞典』を完成国立国語研究所解雇され4月から名古屋大学助教授となる(〜1959年)。6時間を費やして東京から名古屋まで通勤将来東京大学教授になることを夢見ていた。 1954年5月国語学幹事となる。 1956年1月国際基督教大学講師となる。 1956年11月12日言語学研究会設立総会で、評議員選出される1957年1月岩波新書から『日本語』を刊行しベストセラーかつロングセラーとなる。 1958年7月東洋音楽学会理事となる。

※この「国語教師からベストセラー著者へ」の解説は、「金田一春彦」の解説の一部です。
「国語教師からベストセラー著者へ」を含む「金田一春彦」の記事については、「金田一春彦」の概要を参照ください。

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