八幡橋とは? わかりやすく解説

旧弾正橋(八幡橋)

名称: 旧弾正橋(八幡橋)
ふりがな きゅうだんじょうばしはちまんばし)
名称(棟):
名称(ふりがな):
番号 2031
種別1: 近代産業・交通土木
国宝重文区分 重要文化財
指定年月日 1977.06.27(昭和52.06.27)
員数(数): 1
員数(単位):
代表都道府県 東京都
都道府県 東京都
所有者名: 東京都江東区
指定基準
管理団体名:
管理団体住所
管理団体指定年月日
構造形式 鉄製、単径間アーチ橋
時代区分 明治
年代 明治11(1878)
解説文: もと、東京市京橋区現東京都中央区)の楓川けられていたものであるが、昭和四年現在地移されて八幡橋と呼ばれている。 工部省赤羽製作所製造になる長さ一五・二mの道路橋で、単径間アーチ(タイドアーチ)の形式をとる。
アーチ部分鋳鉄、他は錬鉄からなり現在ではみられない珍らしい材の組み合わせをもっている。 東京けられた最初鉄橋であって日本土木技術史上重な遺構である。

八幡橋

作者橋本紡

収載図書をめぐる―いつかのきみへ、いつかのぼくへ
出版社文藝春秋
刊行年月2008.12


八幡橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/21 13:23 UTC 版)

八幡橋
八幡橋
基本情報
日本
所在地 江東区
交差物件 八幡堀遊歩道
用途 道路橋
設計者 松本荘一郎
竣工 1929年5月
座標 北緯35度40分18.7秒 東経139度48分2.3秒 / 北緯35.671861度 東経139.800639度 / 35.671861; 139.800639座標: 北緯35度40分18.7秒 東経139度48分2.3秒 / 北緯35.671861度 東経139.800639度 / 35.671861; 139.800639
構造諸元
形式 ボウストリングトラス橋
全長 15.76 m
2.0 m
地図
八幡橋の位置
指定名 旧弾正橋(八幡橋)
区分 重要文化財(建造物)
指定日 1977年6月27日
指定コード 02031
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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八幡橋(はちまんばし)は、東京都江東区富岡にある八幡堀遊歩道にかかる人道。元は現在の中央区宝町楓川に架橋されていた弾正橋(だんじょうばし)であり、「旧弾正橋」「元弾正橋」とも称される。

を主材料として造った鉄橋としては日本最古のものと言われ、国の重要文化財に指定されている。名称は橋の西側に在する富岡八幡宮に因む。(注: この橋の鉄は「」ではない。現在造られている「鉄橋」はほぼ全て、鉄の中でも「鋼」で造られた「鋼橋」である。)

現在の橋の概要

橋の歴史

明治11年(1878年)11月に京橋区楓川に、アメリカ人技師スクワイヤー・ウイップルの発明した形式を元に工部省赤羽分局により製作、架橋された。当時は橋幅は9.1m(5間)あったと記録に残る。架設経費は4058円。付近に島田弾正屋敷があったため、弾正橋と称された。当時、馬場先門から本所深川を結ぶ主要路であったので、文明開化シンボル的存在の鉄橋であった。

しかし、大正2年(1912年)の市区改正事業により、北側に新しく弾正橋が架橋されたため、「元弾正橋」と改称され、さらに大正12年(1923年)の関東大震災後の震災復興計画によって廃橋となったが、その由緒を惜しんで現在地に移設。当時、橋下は八幡堀という河川であったが、後に埋め立てられ、現在のような人道陸橋となった。

昭和52年(1977年)6月27日に国の重要文化財に指定、また平成元年(1989年)には日本ではじめて米国土木学会より「土木学会栄誉賞」が贈られた。

橋の構造

八幡橋(元弾正橋)は、アーチ材を鋳鉄製、引張材は錬鉄製という鋳錬混合の独特な構造手法で施工してあり、鋳鉄橋から錬鉄橋にいたる過渡期の鉄橋として近代橋梁史上においても、技術史上においても非常に価値の高い橋である。また、ピンの接合部に形の花弁装飾が施されている。

画像

外部リンク

  • ウィキメディア・コモンズには、八幡橋に関するカテゴリがあります。
  • 八幡橋 - 土木学会附属土木図書館歴史的鋼橋集覧



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