元安橋とは? わかりやすく解説

元安橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/15 00:11 UTC 版)

元安橋(もとやすばし)は、広島県広島市元安川にかかる道路橋


  1. ^ コンピュータのなかった時代に長い橋を設計するにあたり考え出された。不静定構造の連続桁の中間に、ヒンジ構造を設けることにより静定構造にした桁構造。
  2. ^ 1710年(宝永7年)時点での西国街道筋の橋は西から、
    己斐橋(己斐川(山手川))・川田橋(福島橋/川添川(福島川))・小屋橋(天満橋/小屋川(天満川))・猫屋橋(本川橋/猫屋川(本川))・元安橋・平田屋川小橋(平田屋川)・流川小橋(流川)・京橋京橋川)・猿猴橋猿猴川)・大須橋(河川名不明)[9]
    その他でも、神田橋(神田川(京橋川))・横川橋(天満川/雲石街道筋)ぐらいしか架橋されていない。当時の城下町の状況は、広島城が所蔵する『広島城下絵屏風』や『芸州広島図』で確認できる[10]
  3. ^ 元々の「康」の字は、東照大権現(徳川家康)との関係から広島藩主浅野長晟(正室振姫)が入封した年には遅くとも改名していた可能性が高い。よって福島正則が入封した1601年から1619年の間に元安橋に改名していると思われる。
  4. ^ 近くの木製電柱が爆風の損害なくそのまま残っていたことが確認されている[28]。また原爆ドームも同様の理由により倒壊しなかったと考えられている。
  5. ^ 建設省(当時)は1977年から1999年まで周辺の護岸整備工事を行ったが、河床や護岸から遺骨は発見されていない[31]。被爆後河原で死体が焼かれたが、地元住民がほとんどの遺骨を原爆供養塔に納めていたため発見されなかったと指摘されている[31]
  6. ^ 元安橋:爆心地から130m、原爆ドーム:爆心地から160m
  1. ^ a b 広島市路線網図提供システム
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m 平和資料館
  3. ^ a b 原爆戦災誌、251頁
  4. ^ a b c d 『広島案内記』吉田直次郎、1913年https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/9478022014年6月20日閲覧 
  5. ^ a b 原爆戦災誌、6頁
  6. ^ しろうや!広島城 第24号 (PDF)”. 広島城公式. 2013年3月19日閲覧。
  7. ^ 商店街PR”. 広島商工会議所. 2011年5月15日閲覧。
  8. ^ しろうや!広島城 第20号 (PDF)”. 広島城公式. 2012年8月5日閲覧。
  9. ^ a b 資料 10「京橋会館とその周辺の沿革等に関する資料」 (PDF)”. 広島市. 2011年5月14日閲覧。
  10. ^ しろうや! しろうや! 広島城 (PDF)”. 広島城. 2011年5月8日閲覧。
  11. ^ a b 太田川水系の流域および河川の概要 (PDF)”. 国土交通省河川局. 2013年4月10日閲覧。
  12. ^ 原爆戦災誌、7頁
  13. ^ 広島の歴史的風景 (PDF)”. 広島県立文書館. 2012年8月5日閲覧。
  14. ^ a b c (PDF) 『本邦道路橋輯覧 第1輯 桁橋之部 鋼鈑突桁橋』内務省土木試験所 (原著1939年)http://library.jsce.or.jp/Image_DB/s_book/jsce100/pdf/07897/07897_05.pdf2013年3月27日閲覧 なお数字は尺貫法で書かれている。
  15. ^ 原爆戦災誌、8頁
  16. ^ 原爆戦災誌、757頁
  17. ^ 原爆戦災誌、279頁
  18. ^ 原爆戦災誌、35頁-36頁
  19. ^ a b c ヒロシマ壊滅の記録”. 広島市. 2011年5月8日閲覧。
  20. ^ a b 原爆戦災誌、262頁
  21. ^ 原爆戦災誌、280頁
  22. ^ 原爆戦災誌、261頁
  23. ^ 原爆戦災誌、279-280頁
  24. ^ 原爆戦災誌、1403頁
  25. ^ 原爆戦災誌、40頁
  26. ^ 原爆戦災誌、36頁
  27. ^ 原爆戦災誌、251-252頁
  28. ^ 原爆戦災誌、1361頁
  29. ^ 相生橋”. 広島市. 2011年5月8日閲覧。
  30. ^ 広島の復興と原爆遺跡”. 広島市. 2011年5月8日閲覧。
  31. ^ a b c 川に今も被爆者の遺骨あるの?”. 中国新聞 (2007年6月25日). 2011年5月8日閲覧。
  32. ^ 鋳物のある風景”. 情報処理推進機構. 2011年5月8日閲覧。
  33. ^ ヒロシマの記録1992 5月”. ヒロシマピースメディア. 2011年5月8日閲覧。


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