台風被災
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 02:12 UTC 版)
当時、爆心地近くには6つ(架橋中も含めると7つ)橋梁があった。これらは、同年8月原爆被災、同年9月大型の枕崎台風、同年10月小型ながら枕崎と同コースを通った阿久根台風と、立て続けに災害にあった。被災の概略は以下のとおり。 上のジオラマを西北西方向から撮影。相生橋分岐から上に流れるのが元安川で、上流から元安橋・新橋・万代橋・明治橋・南大橋。分岐から下が本川で、上流から本川橋(ここでは落橋表現)・新大橋・住吉橋。左の鉄道橋下流が三篠橋。 橋名爆心地からの距離(m)種類河川名落橋状況備考原爆台風元安橋 130 鋼橋 元安川 ○落橋せず ○落橋せず 相生橋300 鋼橋 本川 △上記 ○落橋せず T字橋 本川橋 410 鋼橋 本川 ×ほぼ落橋 - 新橋(仮新橋) 450(470) 木橋 元安川 ×共に焼失 - 現平和大橋 新大橋 620 RC橋 本川 ○落橋せず ×落橋 現西平和大橋 万代橋 880 鋼橋 元安川 ○落橋せず ○落橋せず なお当時の市内主要橋梁のうち、8月の原爆で落橋したケースの殆どは熱線により発生した火災による木橋の消失であり、むしろ9月10月の台風に伴う水害により落橋したケースのほうが多かった。この一連の台風災害により本川下流側の本川橋・新大橋・住吉橋がすべて落橋し、一時は本川最下流部の橋となってしまった。
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