中日本ハイウェイメンテナンス中央とは？わかりやすく解説

中日本ハイウェイ・メンテナンス中央株式会社（なかにほんハイウェイ・メンテナンスちゅうおう、英: Central Nippon Highway Maintenance Chuoh Company Limited.）は、東京都八王子市に本社を置く、高速道路の維持管理業務を行う企業である。

中日本高速道路株式会社（NEXCO中日本）のグループ会社であり、主にNEXCO中日本　東京支社のうち、旧八王子支社が管轄していた中央自動車道、長野自動車道などの関東・甲信地方の高速道路の維持修繕を担っている。

沿革

当社の前身は、1976年（昭和51年）3月に設立された「株式会社アルプス」である^[1]。

2007年（平成19年）10月、株式会社アルプスから維持修繕部門が分割され、「株式会社アルプスハイウェイサービス」として設立された^[1]。同年12月、NEXCO中日本のグループ会社となり、現在の「中日本ハイウェイ・メンテナンス中央株式会社」に商号を変更した^[1]。

2009年（平成21年）5月、本社を現在の東京都八王子市に移転している。

・1976年（昭和51年）3月 - 株式会社アルプス設立。

・2007年（平成19年）10月 - 株式会社アルプスハイウェイサービス設立（維持修繕部門を分割）。

・2007年（平成19年）12月14日 - 中日本ハイウェイ・メンテナンス中央株式会社に商号変更（NEXCO中日本グループ化）。

・2009年（平成21年）5月 - 本社を東京都八王子市に移転。

補修業務
- 交通量の増加や老朽化に伴う路面、橋梁、トンネルなどの構造物、道路付属物（防護柵など）の損傷を計画的に補修する^[2]。
事故・災害復旧
- 交通事故によって破損した防護柵などの応急復旧や、台風・地震などの自然災害発生時における速やかな応急復旧作業を24時間体制で行う^[2]。
雪氷対策業務
- 冬期間の安全な交通を確保するため、除雪トラックによる除雪作業や、路面凍結を防止するための凍結防止剤の散布作業を行う^[2]。
道路清掃業務
- 路面清掃車による路面清掃のほか、トンネル内の清掃、排水溝の清掃などを行う^[2]。
植栽管理業務
- 道路標識の視認性確保のための草刈りや、倒木の危険性がある樹木の伐採など、道路沿いの緑地管理を行う^[2]。
交通規制作業
- 上記の各種作業や工事を行う際に、作業員および利用者の安全を確保するための交通規制（車線規制など）を行う^[2]。
休憩施設清掃業務
- サービスエリア（SA）・パーキングエリア（PA）におけるトイレや施設周辺の清掃、ゴミの回収などを行う^[2]。

本社および以下の4つの事業所、2つの作業所を設置している^[3]。

本社
- 東京都八王子市旭町12-4 日本生命八王子ビル4F
八王子事業所（東京都八王子市）
- 東京都八王子市宇津木町287-1
- 担当区間：中央道（高井戸IC～上野原IC）、圏央道（相模原IC～あきる野IC）
大月事業所（山梨県大月市）
- 山梨県大月市大月町花咲223
- 担当区間：中央道（上野原IC～河口湖IC、大月JCT～勝沼IC）、東富士五湖道路
大月事業所　河口湖作業所（山梨県南都留郡富士河口湖町）
- 山梨県南都留郡富士河口湖町船津6663-20
甲府事業所（山梨県中巨摩郡昭和町）
- 山梨県中巨摩郡昭和町西条2785
- 担当区間：中央道（勝沼IC～小淵沢IC）、中部横断道（六郷IC～双葉JCT）
甲府事業所　笛吹作業所（山梨県笛吹市）
- 山梨県笛吹市御坂町金川原字伊勢原1467-1
松本事業所（長野県松本市）
- 長野県松本市大字島立1279-1
- 担当区間：中央道（小淵沢IC～伊北IC）、長野道（岡谷JCT～安曇野IC）