ロングウォーク参加者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 06:20 UTC 版)
「死のロングウォーク」の記事における「ロングウォーク参加者」の解説
レイ・ギャラティ(47番)Raymond Davis Garraty 本作の主人公。もじゃもじゃの髪をした、大柄な少年。16歳でメイン在住。現在は母親との2人暮らし。 母親や恋人のジャンに再会したい一心で、仲間たちと共にロングウォークを耐える。 ピーター・マクヴリーズ(61番) Peter McVries 黒髪で浅黒い張り詰めた日焼けした顔に、茶色い瞳が特徴。ギャラティと親しくなり行動を共にし、何度か彼を助ける。片頬の傷跡は恋人とのトラブルで出来たもの。98番目の脱落者。 ステビンズ(88番)Stebbins 金髪の少年でいつもしんがりを歩く。ロングウォーク開始時は無口且つ無表情であった。ロングウォークについて詳しい。 実は少佐の実子(私生児)である。本人曰く、ロングウォークの参加者たちの目標になる為に、見せしめとして参加したという。もしも優勝したら、私生児がたくさんいる少佐の正体を暴くべく、「父親の元へ連れていってくれ」と要求するつもりだった。マサチューセッツ州ダンヴァーズまで歩くがギャラティに敗れる。99番目、最後の脱落者。 アート・ベイカー(3番)Arthur Baker 南部出身。いわゆる「赤っ首」と呼ばれる、貧乏白人。優勝したときの賞金を夢見ている。ギャラティと親しくなり、行動を共にする。ゆったりとした、足を引きずるような歩き方で、長い時間を歩き続ける。 終盤に転倒し頭を打ったため、鼻血が止まらなくなり、ついに力尽きた。97番目の脱落者。 ハンク・オルソン(70番)Hank Olson 巻き毛で黒鉱石のような目が特徴。口達者。 ロングウォークの開始前は少佐に冗談を言うなどスタート時は余裕がありそうだったが、徐々に足の不調を訴え、口数が少なくなっていく。ギャラティたちからはすぐに離脱するかと思われていたが、中盤までほぼ意識のないまま執念で歩き続け、最期は何度撃たれても歩こうと身体だけは動いていた。ロングウォーク53番目の脱落者。 アーロンソン (1番) Aaronson 日焼けした、背が低いずんぐりした農家の少年。両足がこむら返りを起こしたため白線上で立ったまま撃たれた。ロングウォーク43番目の脱落者。 エイブラハム(2番)Abraham 背が高いが低音の陰気な声が特徴の少年。非常に丈夫な靴を履いている。終盤まで生き残るが、最期は悪天候の中でなぜかシャツを捨てて歩き、体調を崩して力尽きた。ロングウォーク90番目の脱落者。 ジェイムス・ベイカー(4番)James Baker ギャラティ達が雑談している最中に脱落したウォーカー。13番目の脱落者。 ゲイリー・バーコヴィッチ(5番)Gary Barkovitch ワシントンD.C.出身。小柄で焦げ茶色の目に、尖り気味の鼻で浅黒い張りつめた顔が特徴。口が悪く、「(脱落者たちの)墓の上で踊ってやる」と公言し、憎しみを糧に歩き続ける。特にマクヴリーズからは嫌われている。ロングウォーク68番目の脱落者。 カーリー(7番)Curley 痩せてひょろひょろと細く、真面目そうな角ばったニキビだらけの顔が特徴。頬髯を生やそうとしている。右足の筋肉が硬直し、ロングウォークで最初の脱落者になる。 デイヴィッドソン (8番) Davidson 灰色の目で顔立ちは良いが、額がニキビだらけの少年。25番目の脱落者。 ユーイング(9番) Ewing テキサス出身。アフロヘアーが特徴の黒人。ベイカーと同じバスに乗って来た。 スニーカーを履いていたばかりに足にまめが出来てしまい、ロングウォークの2番目の脱落者となる。 フェンター(12番) Fenter ロングウォークの6番目の脱落者。 ロージャー・フェナム (13番) Roger Fenum 不運な13番。ロングウォークちょうど50番目離脱の名誉を担った。 ジョージ・フィールダー George Fielder マサチューセッツ州まで歩いたが、精神に異常をきたし力尽きた。ロングウォーク94番目の脱落者。 パーシー(31番)Percy パーシーはファーストネーム。金髪の少年。過保護な母親を持つ。ロングウォークから脱け出そうとコースから離れるが、射殺されてしまう。ロングウォーク32番目の脱落者。 グリブル(48番) Gribble 丸顔で切り上げた黒い前髪がひものように垂れているのが特徴。ギャラティのグループでは過激派の少年。ロングウォーク中、少佐を罵倒する。ロングウォーク30番目に脱落した。 ハークネス(49番) Harkness 眼鏡をかけたクルーカットの少年。ロングウォーク終了後、本を書くために、出場者の名前と番号を尋ねて回っている。脚が硬直し、何とか回復したものの、ロングウォーク31番目に力尽きる。 ビル・ハフ Bill Hough 読みにくい名前を持つ。ロングウォーク95番目の脱落者。 ジェンセン Jensen 雹に見舞われた際にパニックを起こして路肩に出てしまい、撃たれた。ロングウォーク48番目の脱落者。 クリンガーマン(59番) Klingerman フリーポート近くで突然の腹痛に見舞われたが、悲鳴をあげながら歩き続けた。 ラーソン(60番) Larson 最初の急坂で座り込み、兵士に撃たれた。ロングウォークの7番目の脱落者。 フランク・モーガン(64番) Frank Morgan ニコニコして明るい眼鏡をかけた少年。ギャラティが緊張感が無くなっていた時に殺され、彼に正気を取り戻すきっかけを作る。 スクラム(85番) Scramm フェニックス出身。16歳。髪はクルーカットのまん丸い顔立ちで、身体の大きさはヘラジカや牡牛のようと評される。ロングウォーク開始当初から優勝候補と目されていたが、不運にもロングウォーク中に風邪を拗らせて肺炎になってしまう。 14歳で学校を中退し、1つ歳上のキャシーという女性と結婚。妻は現在妊娠している。 コリー・パーカー Collie Parker イリノイ州ジョリエット出身。金髪で筋骨隆々の少年。初めはギャラティに嫌味ばかり言っていたが、徐々に友情が芽生える。ロングウォーク終盤で、兵士の隙をついて襲いかかり一人を殺害、ハーフトラックに飛び乗るが、他の兵士にあえなく射殺された。 ブルース・パスター Bruce Pastor ニューハンプシャー州に入った処で力尽きた。ロングウォーク92番目の脱落者。 ピアソン Pearson 長身で、コーラの瓶底のような厚いレンズのはまった、べっこう縁の眼鏡が特徴の少年。ギャラティと親しくなり、更に中盤過ぎまで生き残る。バーコヴィッチが撃たれた後に体調を崩し、脱落した。 ジョー Joe ニューメキシコ出身。ホピ族であり、マイクとは同性愛関係と噂されるが、実際は兄弟である。マイクと共に常に先頭を歩いていたが、ギャラティが脚の硬直から復活した直後に撃たれ、61番目の脱落者となる。 マイク Mike ニューメキシコ出身。ホピ族であり、ジョーとは兄弟である。ジョーと共に常に先頭を歩いていたが、突然の腹痛に見舞われ、既に瀕死だったスクラムと共に脱落する。 ランク Rank ずんぐりした醜い少年。バーコヴィッチに罵倒されたことに逆上し殴りかかったものの、ふらついて倒れ、兵士に殺される。ロングウォーク14番目の脱落者。この一件以降、バーコヴィッチは他の少年たちから、「人殺し」と呼ばれるようになった。 ボビー・スレッジ Bobby Sledge 雨と闇に紛れて群衆の中に逃げ込もうとしたが撃たれた。ロングウォーク84番目の脱落者。 トーランド Toland ロングウォーク最初の坂道で気絶して撃たれた。9番目の脱落者。 トラヴィン Travin ロングウォーク中に下痢をする。ロングウォーク5番目の脱落者。 タビンズ Tubbins 眼鏡をかけ、顔中そばかすだらけで、口数は多くないが感じの良い少年。フリーポートを出たあとで発狂してしまう。ロングウォーク80番目の脱落者。 マーティ・ワイマン (97番) Marty Wyman ギャラティと同じように、おじを分隊に連れて行かれた過去がある。83番目の脱落者。 ヤニック (98番) Yannick ロングウォーク28番目の脱落者。 ザック (100番) Zuck 古い線路跡を渡った際に転んで怪我をする。ロングウォーク4番目の脱落者。
※この「ロングウォーク参加者」の解説は、「死のロングウォーク」の解説の一部です。
「ロングウォーク参加者」を含む「死のロングウォーク」の記事については、「死のロングウォーク」の概要を参照ください。
- ロングウォーク参加者のページへのリンク