リューシマケー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 05:34 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動リューシマケー(古希: Λυσιμάχη, Lȳsimachē, 英: Lysimache)は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してリュシマケとも表記される。主に、
- アバースの娘
- プリアモスの娘
の2人が知られている。以下に説明する。
アバースの娘
このリューシマケーは、アルゴスの王メラムプースの子アバースの娘である。タラオスと結婚し、5人の息子アドラーストス(後にアルゴス王)、パルテノパイオス、プローナクス、メーキステウス、アリストマコスと、1人の娘エリピューレーを生んだ。彼女の息子たちは後にテーバイ攻めの七将として、テーバイ遠征軍の将となった[1]。またエリピューレーは予言者アムピアラーオスと結婚したが[1]、夫の死と後の悲劇の原因を作った[2]。
プリアモスの娘
このリューシマケーは、トローイアの王プリアモスの娘である。50人いたとされるプリアムスの子供の1人ではあるが、ヘカベーの子に含まれておらず、母の名前は伝わっていない[3]。
脚注
参考文献
- リューシマケーのページへのリンク