モンテビア山形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 14:54 UTC 版)
「GIANT KILLING」の記事における「モンテビア山形」の解説
佐倉 ひとし(さくら ひとし) モンテビア山形監督。37歳。近眼で眼鏡を外すと何も見えなくなる。オールスター戦に達海と共にコーチとして出場して以来、達海と互いに「タッツミー」「サックラー」と呼び合っている。慌てやすい性格の心配性で、選手経験が皆無に等しいことから頼りない印象を持たれ、よく選手に弄られている。試合中に作戦ボードを用いて策を考えるのに集中すると、ブツブツと独り言を呟いて周囲の声が聞こえなくなる。 子供のころからサッカー少年だったが、基本プレーすらこなせないほど運動が苦手だったため全く試合に出られず、高校時代にプレーヤーを辞め、半ば趣味でサッカー観戦と戦術の研究に没頭していた。卒業後の進路に悩んでいた大学3年の時、スタジアムでETUの試合を観戦、ルーキー時代の達海の才気溢れるプレーに触発されて達海に注目するようになる。ある日のインタビューで達海が「調子がいいと上からピッチを見下ろしてる感覚になる」と答えたのがきっかけで、ピッチの外から俯瞰して試合を見続けてきた自分が監督としてゲームに関われるのではないかと思うようになり、大学卒業と同時にアルバイトスタッフとして仙台に入団。やがて山形ユースでコーチの実績を残し、3年前にトップチームのコーチから監督に就任すると、わずか2年目でチームを2部から1部へと昇格させた。 普段は選手に弄られ続ける監督らしからぬ姿を見せているが、ケンとメンデスの両ベテランに支えられ、1部昇格後も初昇格チームとは思えないほどの結果を出し続けているため、実際は選手に深く慕われている。相手チームを研究し相手の弱味を突く戦術を得意とし、またサッカー観が達海と似通っていることから、引き分けに終わったリーグ前半戦のETU戦では達海に「やりにくい相手」と評されていた。リーグ後半戦のETU戦では、堀田を退場させた直後のケンのゴールで流れを引き寄せながらも、ガブリエルの投入と夏木の奮闘により試合終了寸前にPKを取られ惜敗した。試合後には、憧れの存在だった達海に敗れたことを悔しがり、達海も自分の戦術が佐倉に影響を受けている面があると告げ、互いに実力を認めあった。その後のリーグ戦でも、首位ガンナーズを下すなど躍進を続けている。 名前の「ひとし」は漢字表記不明。 ケン / 古内 健(ふるうち けん) 達海より上の世代の日本代表のエースで、長年に亘って日本サッカー界を牽引してきたパイオニア的存在。41歳を迎えてなおモンテビアの中心選手として試合に出場し続けており、「ケン様」「生ける伝説」「日本の至宝」などと呼ばれファンからも選手からも絶大な支持を集めている。常にキラキラした爽やかな笑顔を浮かべている。背番号11。 現役選手として高齢のため身体能力は衰えているが、豊富な経験と技術、ピッチや観客席の空気を一変させる強烈なカリスマ性は健在。オールスター戦ではコーチとして帯同した佐倉の進言で後半から出場、後半のみでハットトリックを達成する大活躍を見せMVPに選ばれた。リーグ後半戦のETU戦でも、堀田が退場した直後の絶妙のタイミングで同点ゴールを決め、試合の流れを大きく引き寄せた。 野村(のむら) 背番号1。GK。愛称「ノムさん」。 大倉(おおくら) 背番号22。山形のキャプテン。 メンデス 背番号3。ブラジル人CB。36歳。生真面目な性格でロッカールームでは外国人ながらチームをまとめる役割である。相手チームの選手が思わずたじろぐほどいかつい外見をしており、見た目通りのフィジカルの強さを誇る。オフェンス能力もありロングフィードが得意。 中野(なかの) 背番号4。 小森(こもり) 背番号5。選手経験がない佐倉を全く尊敬しておらず、タメ口で佐倉をけなすなど態度も口も悪いが、持ち前のパスセンスと相手を出し抜く感覚を買われており、モンテビアの攻撃の核を担える選手として期待されている。しかしプレッシャーに弱く、ミスが増えたり精度が落ちたりする他、守備面での問題もありと、プレーに課題も多い。 長谷川(はせがわ) 背番号6。 瀬古 紀武(せこ のりたけ) 背番号8。謙虚な熱血漢で感情を表に出したプレーが目立ち、佐倉に反抗する小森を頻繁にたしなめている。アクションが大袈裟なのも特徴。佐倉が監督となった後、持ち前のスタミナと対人能力の高さを生かす術を覚えて存在感が増し、チームにとって欠かせない存在となった。リーグ後半戦のETU戦では豊富な運動量でマークについた堀田を翻弄し、レッドカードを誘って退場させる活躍を見せたが、達海の策により終盤に集中が途切れ、スタミナ切れを起こしていた。その後ホンジュラス戦で日本代表に初招集され、八谷の弟分のような間柄になっている。 村田(むらた) 背番号14。 菅野(かんの) 背番号15。FW。愛称「カンちゃん」。丸岡とは幼馴染だが、立場的には上。ヘアバンドをつけている。 丸岡(まるおか) 背番号23。FW。愛称「マル」。菅野とは幼馴染だが、菅野にいじられ、パシられている。単純な性格。ケンに心酔している(というか大ファン)。
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