基本プレー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 04:03 UTC 版)
通常、センタリングは浮かせて蹴るが、これは守備の選手の上を越えて味方の選手にパスを通すことと、味方の選手にヘディングシュートさせる為である。味方のフォワードに相手のディフェンダーよりも身長の高い選手や跳躍力の高い選手がいるときなどは特に有効な攻撃方法であり、そういった空中戦に強い選手がいる場合は高い山なりの軌道のセンタリングが滞空時間が長くボールの落下地点に移動しやすいうえに、ボールが横に通過するよりも斜め上から通過したほうがボールに接触できるタイミングが長いので効果的である。しかしこれは守備の選手もボールの落下地点に移動しやすく空中戦で競り合いとなってしまう可能性が高いため競り合いでの強さが不可欠となる。一方で長身の選手などがいない場合でも、低い軌道で速いボールを蹴ることで守備の選手にボールの落下地点に移動する時間を与えずフリーの状態でヘディングしたり出来る。しかし低くて速いセンタリングは上手く味方の選手に合わせなければ味方の選手が受け取ることが出来ないため精度の高いロングキックが必要となる。また、センタリングに回転をかけてゴール手前でボールを急激に落下させることによってボールの落下角度を深くしてヘディングしやすくさせたり、ディフェンスを戸惑わせたり出来る。それに落下角度が深いほうがボールがゴール前に留まりやすくセカンドチャンスが生まれやすいという利点もある。
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