基本プレイ料金無料化の後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/03 07:15 UTC 版)
「童話王国」の記事における「基本プレイ料金無料化の後」の解説
『童話王国』は2004年10月から基本プレイ料金を有料としていた。その結果会員数が3年を経て極端な減少を招くことになった。 これはサーバ占有率を見て明白で、2007年4月頃には最も混雑していたワールドで占有率が40%程度になり、他のワールドも最盛期の占有率の半分以下になった。 多くの人が『童話王国』のプレイを休止し、連盟内でも2、3人しかログインしないという状況になってきた。プレイするのにプレイチケットを購入し、更には有料アイテムを買うことも多かったため、会員離れを増長したのである。会員数の減少に危惧を抱いた運営元の当時サクセス社は、『童話王国』の基本プレイ料金無料化に踏み切った。 無料化のメリットは会員数の増加であるが、会員層の低年齢化を招き内部が荒れることがよく見られる。もちろん低年齢であってもしっかりとマナーを守ってプレイする人も数多く存在するが、一部の低年齢者はチャットも満足にできずに無意味に走り回り「アイテムくれよ」などと言いながら他人に迷惑をかける人も存在する。『童話王国』もベータテストの頃はこのような低年齢者が多く存在していた。一旦有料化になってからこのような人たちは別の無料ゲームに移っていった。 そして2007年7月の無料化に至り、このような低年齢者がまた増えると思われていたが、意外にもそのようなことがなかった。この理由は、プレイするのに重要なアイテムを有料化のままにしたことに起因する。もちろん無料のまま『童話王国』を楽しむことは可能であるが、キャラクターのスキルを上げたり、強い戦士を育てるには有料アイテムがないと難しくなっている。 結果的に単にキャラクターレベルを上げてもスキルが伴わないので、飽きてしまう。これが低年齢者の増加を抑止したと考えられる。現在の会員数は、サーバ占有率を見る限り、ベータテスト当時ほどではないが、かなり回復してきている。
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