モンテベッロ・ヴィチェンティーノのアトリエ
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「ボッテガ・ヴェネタ」の記事における「モンテベッロ・ヴィチェンティーノのアトリエ」の解説
2013年、ボッテガ・ヴェネタはモンテベッロ・ヴィチェンティーノに新しいアトリエをオープンした。 グリーンビルディング認証制度LEED(Leadership in Energy and Environmental Design)のガイドラインに沿ったこの施設の修復・建造もマイヤーが監督に当たった。 マイヤーは、ボッテガ・ヴェネタがヴィチェンツァで事業を続けることが、ブランドの伝統と理想を守り、育てる上で欠かせないことだと語っている。 アトリエには、アーカイブ、美術館とともに、ボッテガ・ヴェネタで働く職人たちが技術を習得するための学校(La Scuola dei Maestri Pellettieri di Bottega Veneta)も併設されている。 この学校は元々、職人技の重要性を認識し、イタリアにおいて熟練の革職人が減少している現状を憂い、次世代の革職人を養成し、支援することを目的として2006年夏に開校されたものである。 ボッテガ・ヴェネタの職人は、この学校での3年間に及ぶコースを修了して初めてアトリエで働くことが認められる。 ボッテガ・ヴェネタの2012年に出版された本の序論の中で、マイヤーは「職人技として形になっている知識や文化的財産が消えてなくなってしまうのは、甚大な損失である。こうした職人技の中には、職人たちそれぞれの創造性と人類の歴史とを織り成す貴重な糸が詰まっているからだ。」 と書いている。この職人養成学校はまた、ヴェネツィア建築大学と提携し、ハンドバッグのデザインや商品開発に関する大学院課程を設けている。このコースで学生たちは、デザイン工程の最初から製造段階を通してボッテガ・ヴェネタのブティックでの商品販売に至るまでの業界の様々な分野における実地体験ができる。
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