ミッションの経過状況とは? わかりやすく解説

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ミッションの経過状況

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 07:42 UTC 版)

マーズ・エクスプロレーション・ローバー」の記事における「ミッションの経過状況」の解説

詳細は「スピリット (探査機)」および「オポチュニティ」を参照 時刻UTC協定世界時2003年6月10日17時59分:デルタ IIロケット搭載されスピリット打ち上げられる7月7日15時18分:オポチュニティ打ち上げられる2004年1月3日4時35分:スピリット火星のグセフ・クレーターに着陸。なお、スピリット着陸後1週間で、NASAウェブサイト閲覧回数今までミッション遥かに上回る17億回を記録しデータ転送量(サイト見た人が画像動画ダウンロードした量)は34.6テラバイトにも達した1月24日1時5分:オポチュニティが、火星反対側にあるメリディアニ平原着陸1月21日ディープスペースネットワーク (DSN) とスピリットとの通信途絶えた探査機データのない信号転送したが、この後予定されていたマーズ・グローバル・サーベイヤーとの通信セッション機会逃してしまう。 1月22日JPLスピリットから異常を示すビープ音受信することに成功する1月23日:フライトチームがスピリットからデータ返送させることに成功する通信途絶原因は、初めオーストラリアにある地球局付近悪天候よるもの考えられていたが、調査結果ローバー搭載されているフラッシュメモリサブシステム問題があることが分かったスピリット一切探査休止し10日間をかけてソフトウェアアップデートテスト実施したフラッシュメモリの再フォーマット行いメモリ使いすぎを修正するパッチ当て、この問題解決したオポチュニティも、これと同じ修正パッチによってソフトウェアアップグレードが行なわれた。 2月5日スピリット活動再開3月23日NASA記者会見開き火星表面上で過去存在したことを決定づける証拠発見した、と発表した(これは「主要な発見」と報道された)。科学チーム代表団は、オポチュニティ着陸したメリディアニ平原クレーター内部にある岩石露出部分発見した流水痕跡を示す階層パターン画像およびデータ公表したまた、ここで発見され塩素臭素不規則な分布状態は、現在では蒸発した塩水海岸線の跡ではないか考えられている。 4月8日第1次ミッション延長NASA探査機任務期間を3ヶ月間から8ヶ月間に延長することを発表事業でかかる数ヶ月あたりの280ドル同様に予算拡大1500ドル追加交えて9月までに提供された。 4月30日オポチュニティがエンデュランス・クレーター(英語版)に到着到達までには5日かかり、走行距離200mであった9月22日第2次ミッション延長NASA探査機任務期間を6ヶ月延長することを発表この頃オポチュニティはエンデュランス・クレーターを離れ着陸時に投棄した耐熱シールドの横を通過し、ビクトリア・クレーター(英語版)に向かっていた。一方スピリットはコロンビア・ヒルズの頂上への登山試みていた。 2005年4月6日第3次ミッション延長2つ探査車が正常通り機能している最中NASA2006年9月までの18カ月追加ミッション発表したその頃オポチュニティはエッチド・テレインに到達しスピリットは岩の多い斜面進みながらハズバンド・ヒルへの登頂試みていた。 8月21日スピリットは4.81キロメートル走行581火星日かかった後、ハズバンド・ヒル到達した探査機操作担当のクリス・リーガーによればミッション開始時はスピリットオポチュニティ保障期間の90日間超えて作動することは予想されなかったし、コロンビアヒルズへの到達は「まさしく夢」であったそうだ。またローバー調査主任、スティーブ・スクワイヤーズは「火星寒冷乾燥しているゆえ、アルミ製のローバーはさびることがない。ほとんど変化のない火星表面で、何百万年も存在し続けるだろう。人類作った何よりも長く」と述べている。 2006年9月第4次ミッション延長2007年10月まで)。 2007年7月4日オポチュニティによるビクトリア・クレーターの探査決定9月11日オポチュニティ、ビクトリア・クレーターに降下開始10月1日第5次ミッション延長2009年まで)。 10月2日オポチュニティ、ビクトリア・クレーター内で調査開始2008年9月2日オポチュニティ、ビクトリア・クレーターから脱出2009年5月1日スピリットトロイ呼ばれる緩い砂地通過しようとした際に車輪が砂にはまり、身動きがとれなくなる。 2010年1月26日NASAスピリット砂地からの脱出断念以後静止観測を行うとした。 3月22日:この日を最後にスピリットとの通信途絶2011年5月25日スピリットとの通信幾度も試みられたものの回復する見込みがなく、NASAスピリット運用終了発表した2013年5月15日NASAは、オポチュニティ累計走行距離が35.760 km達した発表した1972年12月アポロ17号宇宙飛行士が月で運転した月面車の総走行距離35.744 km上回りNASA地球外探査車最長走行距離記録樹立2014年1月24日オポチュニティ着陸10周年7月28日NASAは、オポチュニティ累計走行距離40 km達した発表したソ連月面車ルノホート2号の総走行距離 39 km上回り地球以外で最も長い距離を走行した探査車になった2015年3月23日NASAは、オポチュニティ累計走行距離が、フルマラソンと同じ42.195 km達した発表した

※この「ミッションの経過状況」の解説は、「マーズ・エクスプロレーション・ローバー」の解説の一部です。
「ミッションの経過状況」を含む「マーズ・エクスプロレーション・ローバー」の記事については、「マーズ・エクスプロレーション・ローバー」の概要を参照ください。

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