マルディアスの神々
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「ロマンシング サガ -ミンストレルソング-」の記事における「マルディアスの神々」の解説
「ロマンシング サ・ガ#マルディアスの神々」も参照 今作では神々ごとに信仰値がマスクデータとして設定されており、信仰値はイベント内容に影響を及ぼす場合がある。信仰値は対応した陣を発動させることで増加する。また、戦闘中に一定の条件を満たすことで神の恩寵が発生する場合がある。発生条件は発動する恩寵によって様々であるが、神の恩寵が起こるとプレイヤーに様々な恩恵が発生する。恩寵発生後は対応する神への信仰値が減少する。 ( ) 内は対応する術法・陣形・恩寵で、これらの術・陣形・恩寵を利用することで、その神への信仰心が変化する。なお旧作で設定があったマルダーとサイヴァは、本作でも設定のみである。 エロール(光、天輪陣、光神の恩寵) 声 - 仮屋昌伸 光の神であり、同時に神々の父でもある古代神。吟遊詩人の正体であり、世界とそこに住まう命を心から愛しているが、神々同士が争うと世界を破滅させてしまうため、サルーインと立ち向かう心の強さがある者たちに対し、詩として情報を提供したり、志ある子供たちを集めてギユウ軍を作るなど援助をしていた。また、自分が本当の意味で全能でないことも理解している。恩寵では危機に陥った味方キャラクターのLPを回復させる。 ニーサ(土、白馬陣、地母神の慈愛) 声 - ふじたれいこ 大地の女神で、古代神。地底人からの唯一の信仰の対象。恩寵ではピンチになった味方全体のHPを大幅に回復させる。 ウコム(水・風、竜陣、海神の怒り) 海を生み出した神。恩寵では敵全体に雷でダメージを与える。なお、今作では各々の神の神殿が世界中に概ね1つずつ建てられているが、ウコム神殿だけは世界に2つ以上存在する。 シリル(気・水・風、魔陣、樹神の保護) 森の神。特定の神殿を持たず、迷いの森の奥深くで沈黙を保っている。恩寵では不利な状況下で味方全体のディフェンス能力を上昇させる。 エリス(幻・気・光、挟撃陣、獣神の黙示) 声 - 今井朋美 獣の女神であり銀の月の女神。普段はシリルと同様、迷いの森の奥深くに潜んでいる。恩寵は獣系の敵全体を退却させる。 アムト(幻・気・光、挟撃陣、月神の癒し) 愛と月の神。恩寵はピンチのときに味方全員の体力と状態異常を回復する。 ミルザ(気、聖獣陣、戦神の激励) 1000年前サルーインを封じた功績によりエロールに神々の列に加えられた戦士。騎士団領の創設者初代オイゲン公や女魔術師アルドラを仲間として戦っていた(しかし2人はサルーインとの最終決戦には加わらなかった)。騎士達の間で絶大な信仰を集める。恩寵はピンチの時に味方全員のBPを回復させる。 『ロマンシング サガ リ・ユニバース』では、本人が登場し、オイゲンやアルドラとのやり取りが描かれた他、時代を超えて出会ったアルベルトが自分と同じ左利きであることから自身の後継者と見込んでいる。 デス(邪、三柱陣、冥王の祝福) 声 - 酒井敬幸 三邪神の長兄。死を司る神であり、死者の国冥府の主。容姿は旧作から一変し、大鎌を手にして、半人半獣で上半身は骸骨になっている。邪神とされるが現在は中立に近い存在であり、どのような悪人であっても命などかけがえのないものを差し出せば取引に応じるが、死や魂を冒涜するものには何者にも容赦しない。場合によっては対決することも可能だが、取引の際にプレイヤーたちを労うような言葉をかけたり、自分を打ち倒すと実力を賞賛するなど、人間を安易に見下していない。旧作と同様、仲間の命を捧げることで武器か防具をくれる(上から2番目のキャラクターが消滅する)。また、仲間にすることが可能なキャラクターがイベントで死亡、デスに捧げることで死亡した場合のみ、主人公の最大LPと引き換えに生き返らせることが可能になった(旧作のような「ガラハドを生き返らせろ」の選択肢ではなく、死亡したキャラクターリストから選択する仕様になっている)。生き返ったキャラクターは、居場所の候補のいずれかに、即座に現れるようになっている(例外として、ナイトハルトをデスに捧げても、仲間にすることで自動的に生き返っている)。ただし、序盤のうちに仲間にすることが可能な名無しキャラクターを生き返らせることは不可能。恩寵は敵を全て即死させるが、魔族・不死系・一部ボス系の敵には発生しない。 シェラハ(闇、三柱陣、闇王の嘲笑) 声 - 皆川純子 三邪神の末娘。闇を司る女神で、魔力はエロールやサルーインも凌ぐ。シェラハの姿は2つ以上あり、本来の姿および戦闘時は禍々しい巨大妖魔の姿をしているが、移動時は黒衣を纏った人間の女性の姿(シェリルの服装違い)をしている。かつては戦いの末にエロールからの停戦を受け入れたが、これはアムトとエリスの力で闇を相殺された説や、エロールから光のディスティニーストーンを渡されて説得されたという説もある。デスと同様に中立の立場にあり、世界が闇に呑み込まれるような事を望んでおらず、人間も見下していない。恩寵では魔族・不死系・一部ボス系を除く敵全ての能力を減少させる。特定のイベントをクリアした場合、闇の宮殿でプレイヤーと対戦することができるが、それには3周目以降でないと実現しない。 サルーイン(邪・闇、三柱陣、破壊神の憎悪) 声 - 堀川仁 三邪神の一柱でデスの弟、シェラハの兄である破壊と憎悪を司る神。力は三邪神としては最も危険だが、1000年前人間の騎士ミルザに封じられたことを「神が人間に敗れることなどない」や「エロールの仕組んだ卑劣な罠」として怨んでいるなど、非常に幼稚かつプライドが高く、対峙した主人公たちからは神とは思えない発言と呆れられてしまっている。恩寵では敵全体に大ダメージを与えるが、魔族・不死系・一部ボス系の敵には発生しない。ミニオンを使って各地に騒乱を起こし、またディスティニーストーンを集めさせている。このゲームのラストボス。 復活初期は旧作を踏襲した剣を持つ魔神の姿だが、戦闘中に光り輝く球体となった下半身と、上半身から蛇のような触手や花弁のような翼が生じた完全状態へと変身を遂げる。あらかじめディステニィストーンを捧げると、その数に応じて戦闘力が上昇する。捧げる経緯は、ディステニィストーンの入手シナリオに失敗したり、パーティ加入メンバー以外のキャラクターに持たせているなどだが、2周目以降はラストダンジョンで自ら捧げることも可能。捧げたものに対応した耐性・攻撃手段がサルーインに与えられるほか、捧げた数に応じて能力値や行動回数も強化される。能力値や行動回数は、捧げた数が5個までの場合はほとんど強化されず、6 - 9 個の場合はやや強化され、そして10個全て捧げた場合は驚異的に強化される(ただし1周目の強化は5個分まで)。
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