マグダラ修道会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 19:27 UTC 版)
ケイト・ヴァレンタイン 声 - 榊原良子 マグダラ修道会N.Y.支部の実働エクソシスト統括者。いつも鼻眼鏡をかけている。周囲からは「シスター・ケイト」と呼ばれており、ロゼットの直接的な上司。いつもロゼットの破天荒な行動に振り回されて気苦労の絶えない毎日を送っている。羞恥心を覗かせる、訓練室で寒がるなど、良くも悪くも年長者らしい行動が多い。お嬢様口調で喋る。 とても厳しい人だが、その半面で部下想いの優しい女性。ロゼットとは反りが合わないが、部下からの信頼は厚い。年齢は聞かれると怒るが、29歳(物語当時。レミントン牧師とは対照的に、些細な表情に若々しさが覗く人物)。レギュラーの中では戦うシーンが少ないが元修道騎士。アニメ版では頭巾の形状(後ろ姿)が他の修道女と異なる。 物語後半でN.Y.支部局長を辞任し、マグダラ修道会の最終兵器、結界船・メタトロンの指揮を執り、魔界に「聖三位砲(トリスアギオン)」を撃ってロゼット達が魔界に突入する為の道を確保した。N.Y.支部局長はシカゴ支部局長のデッカードが後任になり、辞任する前も彼と連絡を取り合っていた。 アニメ版ではそうでもないが、原作版では体力勝負のエクソシスト統括者らしく密かにロゼットに負けず劣らずの肉体派。特に連載初期ではロゼットに対して関節技(変形コブラツイスト)を決めており、さらにはサブミッションフルコースなる荒業まで保持しているようである。アニメ版のドラマCDでは、現場に向かった時に、ロゼットに負けず劣らずの破天荒な性格を披露していた。物語の終盤で、一生現場に骨を埋める覚悟だと話していて、ギリアム牧師等と同様に、年齢相応に年を重ねた姿で描かれた。 身長/168cm 体重/50kg ユアン・レミントン 声 - 速水奨 / 関俊彦 マグダラ修道会N.Y.支部に所属する牧師で修道騎士(ミリティア、一般エクソシストの上位にいる特別なエクソシスト)。ロゼットとクロノの保護後見人であり、孤児であるロゼットの親代わりにして憧れの人。常にロゼットとクロノを見守り、時にその成長を助け、時に範を示し、時に導き、時に心を鬼にして辛くあたる、まさしく「親代わり」の存在である。どう見ても20代にしか見えないが、実際はかなりの歳を重ねている(原作前半にもアップの顔に伏線がある)。アニメ版は原作版より容姿が若く、最終回で髪が無造作に伸びて容姿が衰える点は原作と共通。飄々として苦労を感じさせない性格であり、アニメ版はその性格が多少鼻に付くように描かれている。 昔戦闘で大怪我を負ったことがあり、その際に「二度と元の体には戻れない」という宣告を受けて肉体改造を志願した(外見年齢の27歳はおそらくその時の年齢)。ロゼットの憧れの人という名目だが、セブンスベル孤児院でアイオーンに連れ去られる前のヨシュアを修道会に勧誘していた頃はロゼットに強い反感を持たれており、ドラマCD版とアニメ版では特に強調された。直接的ではないが、ロゼットが彼の正体を知った後と彼がクロノを処刑しようとした後にも強い反感を持たれることとなる(レミントンはクロノの処刑を「試練」「クロノの死を偽装するための演技」と語るが、彼は少年時代に修道会が保護するマグダレーナを死に至らしめたアイオーンとクロノの双子を憎んでいる)。 彼の超人的な能力は、悪魔の生体組織「群体(レギオン)」を体に移植していたためであった。体のメンテナンスを長老にしてもらわなければならず、意識が途切れると「群体」の侵食が起こる為眠ることが許されないなど、代償がある。悪魔と同じ(近い)体と語るが、傷はメンテナンス以外で再生できず、若さを保ったまま皮膚が崩れ、メンテナンスを止めれば松葉杖なしに歩けないほど衰えてしまう。全てが終わった後はメンテナンスを止め、修道騎士も引退し、残りの余生を一介の牧師として過ごす。 アニメでは天から遣わされた「天使」であり、ニューヨークからサンフランシスコ間を一瞬で移動できる超常能力をもつ。しかし最後は神がもたらした運命を呪って廃教し、その罪滅ぼしとしてヨシュアを引き取る。永遠に歳を取ることがなく(生き地獄状態となり)、ラストシーンでは混迷に満ちてゆく世界に絶望して落ちぶれた彼の前に、ロゼットとクロノが命をかけて倒したはずのアイオーンが現れるという、さらなる絶望で幕が下ろされる。 身長/183cm 体重/68kg エドワード・ハミルトン 声 - 西村知道 / 梅津秀行 マグダラ修道会N.Y.支部の兵装開発主任。通称・長老(エルダー)。スケベな性格で、修道会のシスター達の色気の無さに不満を漏らしている(レオタードを着たシスター柄のマグカップを使うほど)。 クロノはロゼットの助手だが、所属的には彼の預かり(悪魔研究の参考資料的扱いとして)になっている。 ロゼットたちエクソシストの兵装はほとんどが彼の手によるもので、レミントンの体(群体)のメンテナンスも行っている。かつて、マグダラ修道会に少女時代のマグダレーナを連れてきたことがあった。ユアンと共にクロノの過去を知る数少ない人物。 身長/149cm 体重/42kg アンナ 声 - 増田ゆき ロゼットの同僚シスターその1。そばかすがチャームポイントの、勝気な少女。 クレア 声 - 力丸乃りこ ロゼットの同僚シスターその2。黒髪で少しタレ目気味の、おっとりした雰囲気の美少女。 メアリ 声 - 小暮英麻 ロゼットの同僚シスターその3。口元が可愛い、ショートカットの少女。 アンナ、クレア、メアリはロゼットの同僚のシスターたちで、主にアニメで出番が多い下位クラスのエクソシストでもある。基本的にケイトの、時にはレミントンの配下でロゼットたちの戦いを支援する。なおアニメでのクレジットにはそれぞれの名前に「シスター」が付き、アニメ版DVDのパッケージでは頭巾を取った姿が描かれた。 ジャック・ギリアム 声 - 松本大 マグダラ修道会サンフランシスコ支部の牧師で修道騎士。支部の代表的存在。ユアン・レミントンの旧友で、同僚のシスター・グレイスと共に行動している。レミントンとは異なり年齢相応の中高年だが、レミントンと同世代だと思われる。最終決戦が終わった後、飛行機で1コマのみ登場している。後日談ではシスターケイトの手伝いをしていた。 エリザベス 原作のみのキャラクター。マグダラに入ってからできたロゼットとクロノの初めての友人。14歳の時に脱会し、その後医者となり末期のロゼットの担当医として全力を尽くした。
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