ボスコーン(ボスコニア)陣営
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「レンズマン」の記事における「ボスコーン(ボスコニア)陣営」の解説
ヘルマス カロニア人。第一銀河系のボスコーンの海賊組織を統括していた。 ギルダースリーブ ヴァレリア人。襲った船は皆殺しにして跡形もなく爆破する、勇猛というより凶暴な海賊。だが、ヘルマスがアリシア調査を命じた時、それほどの凶賊でさえ子供のように怯えて拒否した。 ブレークスリー 地球人。ボイッシア基地の通信員。本心ではボスコーンを嫌悪し、組織から足抜けしたいと思っていた。キムにコントロールされて基地の壊滅にひと役買った。 デッサ・デスプレーンズ ボスコーン麻薬組織の下級工作員。相当な美女であり、候補生時代のキムを誘惑し、任務を妨害しようとするが失敗。それ以来キムは女性がやや苦手になったほど。任務でキムと再会するが、彼に情報を与えないために、義歯に仕込んだ薬品で記憶を抹消する。結局記憶は回復せず、やむなくキムは彼女に日常生活に不都合がない程度の偽の記憶を上書きせざるを得なかった。 ストロングハート 小惑星ユーフロジーヌの闇酒場「マイナーズ・レスト(鉱夫休息所)」の経営者。麻薬組織の下級幹部。 ジャルト カロニア人。ヘルマスの死後、第一銀河系の軍事・麻薬両面の統括を引き継いだ。 プレリン 名前のみ。カロニア人。麻薬組織の上級幹部。表の顔は惑星ブロンセカの堅気の貿易業者、ハワード・ウェンブルスン。オフィスビル(に偽装した要塞)に篭城しつつ麻薬取引を監督していた。 クラウニンシールド カロニア人。麻薬組織の中堅幹部。表の顔は惑星トレッシリアの高級クラブ「クラウン・オン・シールド」の経営者。 デルゴン上帝族(オーバーロード) ヴェランシア人の宿敵。後にアイヒ族と出会い、ボスコーンに協力するようになる。 アイヒラン アイヒ族。ボスコーン評議会の主席。自らアリシア破壊を試みるが、ユーコニドールによって返り討ちにされる。 アイヒミル アイヒ族。ボスコーン評議会の次席。アイヒランの死後主席に昇格するが、アイヒランの最期から何も学ばず、改心しなかった。 アイヒアンプ アイヒ族。ボスコーン評議会の第八席。心理学者。アイヒランにアリシア攻撃を進言し、同行して共に命を落とす。 メンジョ・ブリーコ 惑星ロナバールの独裁者。実はボスコーンの中級幹部だが、機密保持のために上位者に必要なときだけコントロールされては記憶を消される身で、本人にはまったく自覚がなかった。 カンドロン オンロー族。アルコンの閣僚。優秀な心理学者で謀略担当。スレール及びオンロー陥落後は上位の組織と連絡をとり、銀河文明に対する数々のテロ攻撃と、第二段階レンズマン(特にナドレック)の抹殺に血道を上げていた。 アルコン 惑星スレールの独裁者。実体はフォステンの傀儡。 トラスカ・ガネル スレール人。近衛師団の少尉。キムが潜入のためにすり替わった(ガネル本人の消息は不明)。 フォステン 惑星スレールの総理大臣。 ラニオン キムがガネルとして登用したスレール人閣僚たちの筆頭。後に政治的に転向、スレール帝国の「銀河文明化」に貢献。 メラスニコフ カロニア人。エッドア人が独自に開発したレンズを与えられた「ブラック・レンズマン」。しかし、ブラック・レンズマンは能力より人格に問題があって成長が阻害され、銀河文明の脅威とはなりえなかった。 クレオニー ライレーン人。ヘレンの血族のひとり。後にブラック・レンズマンとなる。 メンドナイ カロニア人。カロニア正規軍の第一司令官。カロニアに乗り込んだキニスンと対峙し、メラスニコフを紹介する。 プルーア人 エッドア人の下でボスコニア帝国の最上層を担う。母星である恒星ロンティエフが極端な変光星のため、プルーア人は四季によって変態する。標準的十段階分類表記に従えば、春期はTUUVWYXXWT、夏期はRTSLQP、秋期はVWZYTXSYZY、冬期はZZZZZZZZZZである。なお、春夏秋冬どの姿をとっても地球人には似ても似つかないが、その精神は地球人から見て好ましいとはいえないという点では一貫している。 クロンジェネス エッドア人。エッドアの物理学者。 主上陛下(アルティメット・シュープレマシー) エッドア人。絶対的至高者(オール・ハイエスト)とも。エッドアの最高権力者にして最強の存在であり、彼と側近サークルの融合体にはアリシア人でさえ歯が立たなかった。 ガーレーン エッドア人。エッドアの次席。グレー・ロージャーの本体。他にも暴君ネロやヒトラーなど様々な仮の姿で地球の文明に干渉して来た。ボスコニアで最初にアリシア人の計画の一端に気づくが、既に手遅れとなった後であった。 グレー・ロージャー 謎の宇宙海賊。ステルス機能や無人艦隊まで完備した超重武装の移動小惑星を建造し、三惑星連合軍を脅かした。ネヴィア人の介入と三惑星連合軍の新兵器に敗れる。不老不死との噂あり。 モーガン 地球人。ファースト・レンズマンの時代のボスコーンの地球方面責任者。国民党の大物で北アメリカ上院議員。 ジェームズ・"ビッグ・ジム"・タウン 地球人。暗黒街のボス。モーガンの下で軍事組織を統括していた。 アーチボルト・アイザークスン 恒星間スペースウェーの経営者。モーガンの下で麻薬取引を監督していた。 ウィザースプーン 地球人。名前のみ。国民党推薦の北アメリカ大統領。モーガンの部下で政治取引を監督していた。典型的な腐敗政治家。再選をかけた選挙でロッド・キニスンに雪崩的大敗を喫する。 マーガトロイド 名前のみ。タウンの部下でボスコーンの艦隊司令。当時は単なる宇宙海賊と考えられていた。 ハーキマー・ハーキマー3世 モーガンの腹心で筆頭秘書。プレイボーイの皮を被ったシリアルキラー。 ウィロビー船長 貨物船ヴァージン・クィーンの船長。嵐の惑星トレンコに上陸班を下ろし、トレンコの広葉植物を採取させる役。ボスコニア人の常として、部下には厳しいが、上級者あるいはそうなる素質を持つ者には卑屈である。 トウォーン プロキオン人。上陸班のリーダー格。殺人犯で死刑囚で脱獄犯の極悪人だが、度胸はある筋金入りの男。 クランシー 惑星エリダンの鉱山支配人。トレンコの広葉植物を、鉱石精錬所に偽装した麻薬工場で宇宙最凶の麻薬シオナイトに加工、地球のアイザークスンに発送する役。 オスメン 金星人の大物実業家。アイザークスンの配下からシオナイトを受け取り、売人たちに流す役。 ファーナルド カロニア人。モーガンの上司。なぜかプルーアの事まで知っていた。 スクルワン 名前のみ。アイヒ族。当時のボスコーン評議会の第一席。 コランダー ペトリン人。ボスコーン艦隊の指揮官の一人で、階級は中将。後に惑星ペトリンを挙げてサムズに降る。ペトリン人で最初のレンズマンとなる。 オーランサー ペトリン人。ボスコーン艦隊の指揮官の一人で、階級は中将。典型的な頭の固い軍人で、最初は降伏をがえんじなかったが、コランダーらに説得されてサムズに降る。
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