バルムンク、グラム
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「.hackシリーズの登場人物」の記事における「バルムンク、グラム」の解説
声:檜山修之 登場作品:.hack//AI buster、.hack//SIGN、.hack//ZERO、.hack、.hack//黄昏の腕輪伝説、.hack//G.U.、.hack//Link 黄昏の騎士団、.hack//Link、.hack//Versus、ギルティドラゴン プレイヤー 本名は不明、1992年生まれの男性。ネットゲームとは小学生の頃からの付き合いで、『The World』も『fragment』の頃からプレイしている。ゲーム中では完全に「バルムンク」という人物になりきっているが、ネットゲーム経験の深さからか現実との分別は出来ている模様。リアルでも魅力的な人物であるらしく、異性からも何度か告白された経験がある。本人は色恋に興味が無いが、その性格故か告白の断り方に悩んでいるとか。また、単車という趣味も持っている。律儀で真面目な性格ゆえに融通の利かない面もあるが、時折天然ボケとも思える言動を取ることがある。 『The World』を愛する心は、シリーズの登場人物でも屈指といえる。成人後はCC社に就職し、システム管理者としてイベントの企画運営などを担当している。性格的には「真面目で天然ボケ」に磨きがかかっており、考案するイベントは『The World』の世界観とはどこかズレた雰囲気のものが多い。 fragment グラム(職業不明)として活動。前人未到の「白骨平原イベント」にW・Bイェーツと共に参加していた。このイベントで登場した聖剣バルムンクは、後のプレイヤーネームの由来となる。 The World R:1 剣士/斬刀士のバルムンクとして活動。『The World R:1』では古参プレイヤーの1人で、相棒のオルカと2人で高難度の「ザワン・シン討伐イベント」をクリアした実力者。これを見届けていたネット詩人のW・Bイェーツによって、“フィアナの末裔”というパーティ名と“蒼天のバルムンク”の称号が名づけられている。なお、後にバルムンクのトレードマークとなる純白の翼は、「ザワン・シン討伐イベント」の褒章アイテムである。 『The World』の安寧を願う気持ちと正義感は登場人物中でも屈指の強さで、『The World』で異常現象が頻発するようになるとオルカとともに独自に調査を進めるようになる。その過程でオルカが音信不通となり、オルカを未帰還者にした力と同じ能力を秘めたカイトを忌み、なおも単独で調査を続けた。しかし、不正を憎む心を管理者であるリョースに利用され、結果的にカイトらを騙してリョースがネットスラムに乗り込むため片棒を担いでしまう。しかし、後にカイトと和解し、自身も事態の解決を目指すためカイトらに協力する。 ゲーム版『Link』では、カイトとの和解が第一相スケィスとの接触時に前倒しされており、それに伴い管理者リョースとの接触は削除されている。 その後日談であるOVA『Unison』にも登場しており、カイトやオルカとともに禍々しき波の残滓として残っているウィルスバグを殲滅すべく行動している。腕輪所持者としての思いを語るカイトに、自らも『The World』やカイトのために尽力する決意を新たにする。 第1期ゲーム『.hack』のパロディモードでは、SFマニアで難解な物理や数学について話し続ける。カイトいわく「宝塚モドキ」。実はブラックローズの離婚した前の夫で、ヘルバとミストラルの父親。何故か唐突に「ばるばる~」と呟く事があった。 『黄昏の腕輪伝説』では、一般プレイヤーではなく“管理者バルムンク”として行動している。過去のことを掘り返され「石頭」と言われることもしばしばだが、本人はそれを嫌っている。新たに『The World』に訪れつつある変化にもいち早く気づき、腕輪をアウラから託されたシューゴたちを密かに見守っていた。しかし、異変の調査を最優先していた結果、かねてよりバルムンクの“ユーザーを尊重した管理”を疎ましく感じていたCC社上層部はバルムンクを更迭してしまう。これによりかえって個人的に動きやすくなったバルムンクは、部下のレキの支援を受けて1人のプレイヤーとして活動するようになる。 漫画版ではワイズマンやカズ、ミストラル、ヘルバの助力を得て調査を進め、最終的に世界に訪れている変化の原因はアウラが自分自身の成長を促すための“テストプレイ”にあることを知る。この事実を知った後、バルムンクはアウラを探すシューゴ達をネットスラムへと導き、そこでシューゴ自身の勇者としての資質を確かめるべく一騎討ちを挑んだ。 アニメ版では、訪れつつある災厄に備え、腕輪を受け継いだシューゴを一人前の“腕輪の勇者”に育てるべく、砂嵐三十郎にその育成を依頼している。 The World R:2 リヴィジョンが移行したために従前のPCモデルのエディットはできず、そもそも同一プレイヤーが『The World』を続けているかどうかの明言もない。 『Roots』およびゲーム版『G.U.』には、『R:1』時代のPCバルムンクを模してAuraが生み出した自律AIプログラムが登場。カイトが長期の修復期間が必要となったために、カイトの相棒であったバルムンクが選ばれたもので、カイト以上に急いで作られたためカイト以上にデータが不完全な状態となっており、トレードマークの純白の翼は漆黒で枠組みのみとなっている。 AIDAに感染した天狼とオルカとともにチームを組み碧聖宮トーナメントに出場していると思われたが、奪われた第二相「惑乱の蜃気楼」の碑文によって生み出された幻影であり、タイトルマッチにおいて本物によって切り捨てられている。その後は、カイトとオルカと3体で行動を共にするようになる。 なお、小説版『G.U.』には登場しない。 The World R:X 漫画版『Link』では、リヴィジョンが異なるが、『R:1』時代と酷似したバルムンクとしてオルカと共に活動している。また、漫画では未登場の志乃に代わり彼が四人目のクロノ・コアの所持者であることが描写されている。 また、『R:2』時代に登場した自律AIも「葬天の騎士」として登場。「終焉の女王」と化したアウラの刺客としてグランホエールを襲撃するが、トキオとカイトにより倒される。本編終了後は協力者としてトキオの前に再び姿を現す。 The World :Armed conflict 翼が生えた白銀の鎧を纏った騎士“断罪の白銀”として登場。巨大な剣を召喚して闘う。
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