ソフトウエア系とは? わかりやすく解説

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ソフトウエア系

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/08 23:02 UTC 版)

京 (スーパーコンピュータ)」の記事における「ソフトウエア系」の解説

ソフトウエア系要素技術研究開発計画PHASEテーマ時期テーマ目的詳細課題備考PHASE_1 グリッドミドルウェア 2003〜2010年度 遠隔利用外部接続支援 各地散在するHPC間の連携基盤の提供。 個別構築されシステム間の連携効率バランス考慮一部は、既にSuperSINETやTSUBAMESuper ClusterBio Grid等で実現済み今後国際連携向けた国際標準化等の様々な課題解決向けた実験検証計画方向性コンセンサス生成が必要。 PHASE_2 異機種統合ソフトウエア 2006〜2010年異なアーキテクチャーシステム統合するフレームワーク開発 各地散在する実験装置データベーススーパーコンピュータをどこからでも活用可能なユビキタス研究開発環境構築アーキテクチャーの違うコンピュータ群を接続するための、共通ライブラリ等の構築 米国にて構築中のNLS等との間でも情報交換進めている。将来的には、三極全体相互利用可能な環境目指している。 PHASE_3 グランドチャレンジアプリケーション(NAREGI2003〜2010年度 次世代ナノ統合シミュレーション研究開発 次世代ナノ統合シミュレーションとは、ナノ材料新機能(新半導体材料等)を創出するなど、最先端知的ものづくり支援するために、ナノ材料全体シミュレーション基盤ソフトウエア研究開発を行う。 ナノ材料物理的特性生かしたシミュレーションソフトウエアの開発材料工学量子力学等の分野学際連携半導体材料のみならず生体機能分子様々な産業用機能分子等のシミュレーション技術望まれている。なぜならば、これらの素材新し産業与え影響大きいためである。 20062012年度 次世代生命体統合シミュレーション研究開発 次世代生命体統合シミュレーションとは、テーラメイド医療創薬等を実現するために、遺伝子レベルからたんぱく質レベルさらには細胞レベル、そして臓器機能レベルに至るまで人体スケール個々要素から全体に至るまで人間系を最適に解析可能な総合シミュレーション基盤研究開発を行う。 ゲノム工学からたんぱく質工学へ、さらにその先にある機能工学目指し研究 ゲノム創薬や高度な外科手術遠隔手術)、遠隔診断等を支援するソフトウエア開発さらには人体構成要素全体シミュレーションする統合シミュレーション環境構築。 PHASE_4 マルチスケール・マルチフィジックス系全体シミュレーション 20052007年度 革新的シミュレーションソフトウエアの研究開発 連続体離散系かかわらずスケール異な物理現象対象とした、統一したシミュレーション環境フレームワーク開発することが目標。 各スケール毎に最適化された、境界解析手法熱力学解析等を組み込んだライブラリ群と、それを活用するためのツール群 ナノテクノロジー分野エンジニアリング分野ライフサイエンス分野防災分野等である。この成果は、事業化視野にいれて最終段階向けて基礎研究終わろうとしている。 20062011年度 次世代高精度・高分解能シミュレーション開発 複数現象相互に影響しあうようなマルチスケール・マルチフィジックス現象解析実現する効率的な計算手順を確立し複雑な工業製品設計・開発などの先端シミュレーション技術の開発目的。 アット・スケール、フェムト・スケール、ナノスケールからメートル・スケール、天文単位、パーセク・スケール、メガ・パーセクスケールまで、観測観察データとの整合性を取るモデル計算手法開発 理学工学医科学等の理科学全体学際研究分野。 ^ナノ分野における最大課題は、目的もしくは目標とする機能を得るために、どのような構造が一番望ましいのかを見つけるための試行錯誤を減らすためシミュレーションである。なぜならばこれまでこの分においては機能と構造の間の相関関係から見出すではなくヒューリスティック試行錯誤的)な方法によって新し分子構造見出されてきたためである。 ^天文学物理学分野からの課題としては、現在進められているALMAプロジェクト重力波検出さらには次世代核融合実証炉等における炉設計高エネルギー物理学分野においては次世代加速器内部反応予測シミュレーション地球科学分野における様々な可視化シミュレーション具体的に断層モデル可視化等)、気象学的には中長期予報のためのシミュレーション分野拡充等が要望として上がってきている。宇宙航空分野においては人工衛星機能設計国際宇宙ステーションにおけるシミュレーション将来の月への基地建設有人火星探査におけるリスクシミュレーション等の分野からの要望生じている。 ^マルチスケール・マルチフィジックス現象とは、例えトンネル効果のようにある閾値超えた箇所において、それまで絶縁体であったものが、突然導体に変わる等の現象を指す。自然現象では良く見られ雪崩超伝導相転移カオス現象などが例として挙げられる

※この「ソフトウエア系」の解説は、「京 (スーパーコンピュータ)」の解説の一部です。
「ソフトウエア系」を含む「京 (スーパーコンピュータ)」の記事については、「京 (スーパーコンピュータ)」の概要を参照ください。

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