シヴァー・ゴッツォ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/02 14:18 UTC 版)
「ゼ・バルマリィ帝国」の記事における「シヴァー・ゴッツォ」の解説
声優:屋良有作 ゼ・バルマリィ帝国の宰相にして帝国最高評議会「シケム」の議長。 ゴッツォ家をとりまとめる当主であり、さらに帝国屈指の科学者でもある。エスリムやヴァルクシリーズ、メギロートなどの偵察機に至るまで、監察軍機動兵器の全ては彼が設計したもの。 常に黒い仮面を身に着けているが、素顔は初老の男の姿である。ゼ・バルマリィの支配者は霊帝であるが、実際に政治の場で采配を彼が振っていた。バランとは十年来の友であり、かつては彼同様霊帝に対する篤い信奉を持っていた。そして、シヴァーは政治で、バランは武門で霊帝ルアフに仕え、バルマーのため身命を賭すと誓って道を歩んだ。だが、出世する中でルアフに近づいた彼は、その本性に気付き、忠誠心を失う。その後、このままではバルマーに未来はないと確信した彼は霊帝ルアフの打倒とバルマーの民の救済を決意。しかし、その大願が成るまではあえて忠臣を演じ、周りの目を欺き続けた。 後に別の形での切り札として、負の無限力を動力とする無限エンジン「ディス・レヴ」を開発。クォヴレールートではこれが銀河を救うこととなる。 非情かつ冷徹に見えるが、実際の彼は激情家である。ルアフへの反乱を目論見、そのための戦力としてゴラー・ゴレム隊を配下に持つ。また、自らの戦力として取り込むためにゴラー・ゴレム隊に地球への侵攻を命じた。 ハザルを使い捨てするなど、非道な作戦を実行してきた。クロスゲートの解析を終え、封印戦争時にナシム・ガンエデンが出現していたことを確認し、ハザルに第一艦隊を預けて地球へ赴かせたシヴァーは、イルイを利用してゲベル・ガンエデンを扱う目算を立てる。そのための障害となる霊帝の近衛軍、および帝国観察軍に対しては、かねてから注目していたαナンバーズを利用することを選択。イルイをバルマー本星に拉致した上で、当然それを追って来るだろう彼らを招き入れた。そのためにネビーイームを宙域防衛強化のためと偽って動かし、さらにバランに弱い精神制御を施してαナンバーズに向かわせ、先導役を務めさせた。結果として全てはシヴァーの筋書き通りに進み、本星に降り立ったαナンバーズはルアフの打倒を成し遂げる。 バルマー星とバルマーの民を単なる道具としか見なしていないルアフへの憎しみは深く、念動力を使い果たしたルアフを滅多打ちにした挙句に殺害した。自身で生み出した人造人間達は道具同然の扱いをしているが、その一方で形こそ違えど意味を与えて自我の確立を促すなど、内心では期待を抱いていた。一見冷酷ではあるが、「人の心」の何たるかを理解しているのである。バランに対しては精神操作を施したが、これは自身の目的を明かしたとしてもバランが決して同調しないことが分かり切っていたからであり、そのため彼にはαナンバーズに与するよう仕向け、敵の立ち位置からルアフの本性に向かわせた。 進む道を違えることになったバランに対して、決戦時には「志は同じだが進んだ道が違っただけだ」「ゼ・バルマリィの平穏を願うなら、己を貫いて見せろ」と挑発とも激励ともとれる言葉をかけている。またアルマナについては、彼女の言う言葉による解決を一蹴したものの、万が一自分が敗北した場合には臣民をまとめ、バルマーの象徴としての役割を務めるよう頼んでいた。同時にサルデス・ヒラデルヒアには臣民の避難した場所を教え、もしもの時にはヘルモーズに収容して本星を脱出するよう仕向けていた。 その後、名実ともにバルマーの頂点に立った彼は、イルイを利用してゲベル・ガンエデンでαナンバーズに戦いを挑む。だが、彼らの力はシヴァーの予想以上であり、力及ばず敗れ去る。しかし、彼は敗北後も考えて行動しており、バルマー本星の民衆は戦闘が起きる前にシヴァーの手で本星を脱出させられていた。これは、自身の野心にバルマーの無辜の民を巻き込むことを良しとしなかったためである。 しかし、根っからの悪人ではないものの、傲慢で力を過信し、自らがルアフに取って代わり神となる野望を持っていたため、かつての友であるバランには「獅子身中の蟲」呼ばわりされてしまう。結局は最後まで『力による解決』という方法論を捨てずに戦いを挑んで敗れ、最期にイルイとαナンバーズに銀河の未来を託して力尽き、本星と運命を共にすることで壮大な野望に自らピリオドを打った。 その生き様は、万丈を始め多くのメンバーから大きな敬意を寄せられており、「あなたはもしかすると、この銀河を救う人間だったかもしれない」と評されている。しかし、ケイサル・エフェスの存在までは突き止められなかった。 専用BGMは「ZEST SEVEN」であり、これはハザルやエイスの「CROWN MASTER」のアレンジとなっている。 またこのタイトルは、『SH作戦』における、光の巨人の力を利用したユーゼスを意識したものである。「ZEST」は「超神ゼスト」、「SEVEN」は光の巨人に対応する「ウルトラセブン」のことであり、シヴァーがユーゼスの立ち位置を継ぐ者であることを示している。 先頭へ戻る
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シヴァー・ゴッツォ
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「第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ」の記事における「シヴァー・ゴッツォ」の解説
帝国の宰相。ユーゼスに似た仮面をつけている。バランとは旧友。高い能力を持ちバルマー本星でガンエデンで出撃してくる。
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