ディス・アストラナガン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/12 02:28 UTC 版)
「アストラナガン」の記事における「ディス・アストラナガン」の解説
シヴァー・ゴッツォが開発したディス・レヴのプロトタイプと、アストラナガンのデータを元にして作られたパーツを組み込まれたことによって、ベルグバウが新たなアストラナガンとして新生した姿。無機的なデザインのアストラナガンとは異なり、生物のような有機的なデザインになっている。 クォヴレーに憑依していたイングラムは本機を「悪魔王の名を冠した銃神」と呼んでいる。 搭載しているディス・レヴが死霊や悪霊の怨念(「負」の無限力)を糧に駆動するためか、本機を恐れる存在(敵味方含めて)も多い。ディス・レヴを制御しているクォヴレーの意思によってしか動かせない。空間転移、並行世界移動も可能。ただし、劇中ではエピローグでわずかに語られた以外に並行世界転移はしておらず、『OGs』では転移にはなんらかの因子が必要とされているように、自由自在に出来るというわけではない模様。 アストラナガンのように時空間移動ができるかどうかは明らかになっていないが、『スーパーヒーロー作戦』においては、並行世界への移動と時空間移動は同義であるとも語られている。この作品においては40年後の時間軸にあたる世界へと移動しているが、これは厳密に言えば、転移前の世界の40年後の世界とほぼ同じ環境を持つ別の並行世界に転移しているということになる。 作中では本機もアストラナガンと呼称・認識されることが多く、正式名称であるディス・アストラナガンが呼称されることは稀である。 武装 ラアム・ショットガン 射撃武装。Z・Oサイズの柄としても機能する。 Z・Oサイズ 近接戦用武装。ゾル・オリハルコニウムの刃を展開する。ラアム・ショットガンを柄として組み合わせた大鎌としての運用がメインであるが、刃部分は単体で鎌剣としても使用できる。なお、本家ともいえるアストラナガンやSRXシリーズのZ・Oソードが透明感のあるエメラルドグリーン色であるのに対し、このZ・Oサイズはダマスカス鋼独特の刃紋のような模様が蠢めくように浮かんでいる。ゾル・オリハルコニウムの出所は不明。 ガン・スレイヴ ベルグバウのそれと同じ遠隔誘導兵器であるが、本体の変貌に合わせてより悪魔的なデザインに変化した。アストラナガンのガン・ファミリアに似たシルエットにコウモリのような翼が生えた形状をしている。搭載基数も6基に増えている。ベルグバウのものは実弾を発射していたが、本機のものは非実体弾を発射する。なお、この武器でトドメを刺した場合ダメージ表示が出ない。 メス・アッシャー エメト・アッシャーの強化版。肩部にある砲身を前方に展開し、エネルギー砲を発射する。戦闘アニメーションはアキシオン・バスター、アキシオン・キャノンに似た演出になっている。メス(meth)はヘブライ語で「死」の意。 必殺技 アイン・ソフ・オウル アストラナガンのインフィニティ・シリンダーと同様に10個の中性子星を目標物に向けて召喚、それらの超高速回転による時間逆行を引き起こすことによって、目標物の時空連続体を破壊し、その存在を抹消する時空間兵器。その名称はカバラ思想における生命の樹に関する用語で、日本語訳では「無限光」を意味する。光球を発射していた本家とは違い、エネルギーの奔流を撃ち出している。 発射時や中性子星の召喚時に魔法陣が出現するなど、本家アストラナガンとは異なり魔術的な演出がなされている。また、発動の際にはクォヴレーのカットインが入るが、モーションはアストラナガンのインフィニティー・シリンダー発動時のイングラムとほぼ同じで、クォヴレーの隣に一瞬イングラムが重なるように映った後クォヴレーの髪の色が青く変色する。戦闘デモが他と比較しても、単独の武器ではかなり長い。 劇中での活躍 第3次α 初登場は本編第35話。魔法陣による空間跳躍によってαナンバーズの前に出現する。無人であったものの、搭載されたディス・レヴの影響で自律稼動を始め、αナンバーズに襲い掛かった。しかし、機体が己の存在を求めていることを悟ったクォヴレーが意を決して乗り込み、生命の力によってディス・レヴの制御に成功したことで、そのまま搭乗機となった。その後、亜空間でディス・レヴが暴走を起こし、一度はエイス・ゴッツォに敗れたものの、第45話で復活。ハザルの暴走によって起こった亜空間の崩壊を一時的にではあるが食い止めている。ノーマル最終話ではαナンバーズによって倒されたケイサル・エフェスがナシム・ガンエデンの力を奪おうとするのを防ぎ、そのままディス・レヴを暴走させ、自機ごとケイサル・エフェスと残留していたまつろわぬ霊たちを異次元に追放しようとした。ナシム・ガンエデンの導きによって消滅は回避されたものの、αナンバーズと共に地球圏へ帰還することはなく、因果律の番人となったクォヴレーと共に並行世界へと旅立っていった。 DW 第1話冒頭にて、イングラムの夢の中で彼の駆るアストラナガンと対決している。また、第25話ではSRXと融合し、異形の機動兵器「DiSRX」へと変貌している。 第2次OG アダマトロンのエルヨゥン・イェダ・ドーマーの演出にシルエットとして登場。
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