クォヴレー・ゴードン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/02 14:18 UTC 版)
「ゼ・バルマリィ帝国」の記事における「クォヴレー・ゴードン」の解説
声優:泰勇気 ゲーム上でのデータは10月6日生まれのB型。ゴラー・ゴレム隊員で、「16番目」のコードネームを持つ「アイン・バルシェム」であった。 当初はイルイ捕獲のため、ロンド・ベル隊へ潜入工作の任務を任されており、クォヴレーという名もバルマー側が用意した偽造パーソナルデータである。しかし、ロンド・ベル隊の接触前に突如現れたクロスゲートを調査中、中から出現したアストラナガンの残骸に乗機を取り込まれ、同時にそれ以前の全ての記憶を失う。以降は図らずともロンド・ベル隊に所属し、ゼオラ、そして後に合流したアラドとチームを組むことになった(階級は少尉)。 また、彼の中には、アストラナガンを通じてイングラムの思念が流れ込んでおり、ストーリーが後半に進むにつれて、次第にそれに苦しめられるようになるが、最終的には、自らを「クォヴレー・ゴードン」という個人として認められるようになる。しかし、その一方で他者が自分を見るときにイングラムを意識して自分を見られていることを気にしており、そのことで感情を爆発させたこともある。その生き様はスペシャルシナリオでエルマに尊敬されている。性格は至って温厚で情に厚く、基本的にクールで無口だが、心の内には激情を秘めている。 序盤では記憶喪失とはいえ、任務を機械的に遂行することを至上の目的とし、時には冷酷な手段すら辞さないというバルシェム時代と変わらない価値観を持っていたが、戦友たちとの交流により徐々に上記のような人間性を獲得していった。しかし、常識が無くどこか他人とずれたところがある。 手先がかなり器用で、バロータ星系ルートでは、ゼオラのアドバイスと教本の手順に従い、ミレーヌに見事な刺繍を施したハンカチをプレゼントしている。 他のキャラクターに対しては威圧的に会話する数々の敵も、彼とディス・アストラナガンは恐れている。 銀河大戦終結後は、アラドやゼオラ、そして仲間達と再会することを誓い、全ての並行世界を守るために旅立って行った。 表向きはケイサル・エフェスの爆発に巻き込まれ一人だけ地球に帰還できず、時間はかかるがこれから帰ると告げている。名前の由来は銃器設計者ゴードン・イングラムから(詳細はイングラム・プリスケンに)。 『第3次α』序盤のイベントで何回か髪が青くなり(クォヴレーの本来の髪の色は青色だが、イングラム憑依後に銀髪になった)、その際は通常以上の力を発揮するがその間の記憶は無くなっているという現象がおきている。 これはクォヴレーではなくイングラムの人格が出ている状態である(没データにこの状態でのシヴァーとの戦闘セリフがある)。後にクォヴレーはこの力を自分で制御できるようになり、ディス・アストラナガンのアイン・ソフ・オウルを発動したときにクォヴレーの人格のままこの状態になる。また、序盤にキャリコからクォヴレーの中に潜む人格がイングラムなのかユーゼスなのかを疑われていた場面がある。 『DW』では、イングラムの夢らしき場面でディス・アストラナガンを駆り、イングラムのアストラナガンと闘っていた。その後もイングラムの回想の中に現れ、イングラムの自我の確立を促している。『OGs』でもクォヴレーらしき人物が同様にイングラムに語りかける場面が見られるが、「因子が足りない」ためにまだ『OG』シリーズの世界に姿を現すことはできないらしい。 『OGMD』ではアイン・バルシェムとして登場し、キャリコ、スペクトラから与えられた任務を遂行するだけの存在だが、その際にクォヴレーの意識を感じ取っている他、イングに対して違和感を覚えている。 搭乗機はベルグバウ、ディス・アストラナガン。 一時的に量産型νガンダム(インコム仕様)やヴァルク・ベンに乗っていたこともある。なお序盤では、ベルグバウに対して僅かに拒否感、距離感を覚えていた。 専用BGMは「ANOTHER TIMEDIVER」(ベルグバウ)、「THE GUN OF DIS」(ディス・アストラナガン)。 この2曲はイングラムの専用BGMのアレンジ(前者は「TIME DIVER」、後者は「虚空からの使者」)となっている。35話では一時的にヴァルク・ベンに搭乗し、その時はBGMが「ZEST SEVEN」になる。『α』以降に生を受けているため、実年齢は1歳程度しかなく、年齢が明らかになっている中では最年少主人公でもある。
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