シュトロゼックプロジェクト/シュトルムツェンダーとは? わかりやすく解説

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シュトロゼックプロジェクト/シュトルムツェンダー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 16:12 UTC 版)

新世紀GPXサイバーフォーミュラ」の記事における「シュトロゼックプロジェクト/シュトルムツェンダー」の解説

ハイネルオーナーとなって第11回大会立ち上げたチームで、翌年にはSGM合併し2年目にして2カー目となるチーム「シュトロムツェンダー」を開始するなど、急速な改革経てチーム拡大し4年目頂点獲った。全チーム2カー制が開始され2020年からは両チームを「シュトロムツェンダー」に統合している。 ドイツ自動車会社シュトロブラムス製の超伝導リニアホイール搭載することを最大特徴とする。燃焼機関からの動力車輪伝えるのではなく車輪内にモーター内蔵する構造ゆえ、ギアチェンジという機構がなく、加速トルク性能において大きな優位性を持つ。マシンデザインドライバー兼マシンデザイナーのフランツ・ハイネルが手がけ、いずれも奇抜なデザイン知られるコクピットも独特で、シュティール各モデルシュピーゲルいずれもドライバーには一風代わった着座姿勢求める。 シュトロゼックプロジェクトとしてデビューした2016年銀色だが、2017年以後、シュトルムツェンダーに移籍したジャッキー・グーデリアン車は金色、シュトロゼックプロジェクトのフランツ・ハイネル車は銀色となっており、2022年シュピーゲルからはグーデリアン車が再び銀色となり、ハイネルに代わって参戦しているマリー・アルベルト・ルイザ車の色はショッキングピンクとなっている。初代シュティール以降、シュトロゼックの車体色銀色である理由は、デザイナーでもあるドイツ人、フランツ・ハイネルの「シルバーアロー」への憧憬からである。 シュティール HG-161(およびHG-161B、HG-162)(STIL HG-161,HG-161B,HG-162 カーナンバー152016 グーデリアンハイネル 20172018 ハイネル〉、5〈20172018 グーデリアン〉) スーパーアスラーダのサーキットモードをシンプルにたような形状だが、車体中央部には垂直尾翼状のウィングがそそり立ち、これを外観上の大きな特徴とする。これはコクピット部とつながっており、コーナリング時コクピットごと左右にスイングし内向き倒れることでコーナーに対して内側ダウンフォース高め車体安定性高め効果狙ったのである。これは「ローリングコクピット」と呼ばれ以後2021年まで、一貫してシュティール採用され続ける。バイクのごとく跨って乗るシートや、ジョイスティック用い操縦系独自のもの通常のシートよりも体力要する姿勢であるため、強靭なフィジカルをもつグーデリアンに最も適したスタイルといえる初年度から優勝するなど戦闘力高く改修型のHG-161B、HG-162も含め3年間使用した。 「HG」はハイネル(Heinel)、グーデリアン(Guderian)のイニシャル取ったもの。 シュティール HG-164(およびHG-165, クロイツ・シュティール)(STIL HG-164,HG-165 カーナンバー5〈2018 グーデリアン〉、7〈2019 グーデリアン〉、8〈2019 ハイネル〉、1〈2020 グーデリアン〉、2〈2020 ハイネル〉、9〈2021 グーデリアン〉、102021 ハイネル〉) 2018年最終戦日本GP登場。3輪バイクの横に補助輪つきのウィング付けたような、例えようもない斬新な形状の5輪車。前モデル同様スイング式のウィング備えこれまで通りの「ローリングコクピット」に加え、前の1輪後ろ2輪がそれに連動して傾斜する機構組み込まれた。これにより、タイヤ接地圧まで自在に制御することが可能となり、コーナリングにおいて大きなアドバンテージを築く。 2018年最終戦日本GPでHG-164がグーデリアン車1台のみデビューしたが、グーデリアンはこのレースではスタート直後に他車との接触でいきなりリタイア憂き目にあった2019年第7戦イタリアGP投入されたHG-165(「クロイツ・シュティール」の異名でも呼ばれる)で完成の域に達したコーナリングではローリングコクピット、ストレートではリニアホイールオーバードライブさせずとも他車のブーストすらしのぐ速度巡航できるハイパーリニアという完璧なコンビネーション同年後半戦席巻し、ジャッキー・グーデリアンにチャンピオンタイトルをもたらした2019年こそ圧倒的なアドバンテージ誇ったものの、翌年以降長足の進歩遂げたチーム追いつき追いこされ、活躍わずかな期間のみにとどまった作品マシンデザインを手がけた河森正治実際にシュティールHG-164(HG-165)のデザイン先に着想していたが、斬新すぎるとのことでいったん没となり、HG-161という段階を経て5輪車のHG-164を登場させることとなった、という経緯がある。 シュピーゲル HP-022SPIEGEL HP-022 カーナンバー9〈グーデリアン〉、10ルイザ〉) 2022年にシュトルムツェンダーが投入したシュティールとは全く異なコンセプト新型車両最大特徴極限までに低重心化が図られている点で、それを徹底するために、ドライバーはほぼ寝そべった状態で搭乗するコクピット風防ガラスなどは備え密閉態となっており、ドライバーコクピット内部備えられモニター越し操縦するという形になっているタイヤ配置オーソドックス4輪であるが、シュトルムツェンダー(シュトロゼック)の車両としては初となる変形機構並びに一部分だけだがレアメタル有し、エアロモードでは4輪全て車体中心線側に寄って細長い形状となり、空気抵抗低減させるという方式を採る。 初年度2022年には風見ハヤトブリード加賀優勝独占していく中、第7戦イギリスGP両名以外では唯一となる優勝をジャッキー・グーデリアンが挙げるなど、ポテンシャル見せたものの車体トラブル続きで、グーデリアンこの年よりハイネルに代わって搭乗したルイザはともに低迷味わった。 その形状から「ミズスマシ」との異名を持つ。完全密閉コクピットの中でドライバー寝そべった状態で運転する様は、「走る棺おけ」(本来はドライバーの命が危うくなるような車を指す)を連想させるシュティールHG-161シュティールHG-165シュピーゲルHP-022全長 4341mm 4682mm 4706mm 全幅 2139mm 2412mm 2488mm 全高 981.2mm 965.1mm 718.5mm 車両重量 472kg 460kg 452kg 総排気量 ー ー ー 最高出力 1820馬力相当 1950馬力相当 2050馬力相当 最大トルク 170kg-m 199kg-m 212kg-m 最高速度 592km/h 665km/h 695km/h エンジン 光学活性触媒燃料電池 光学活性触媒燃料電池 光学活性触媒燃料電池 構造 超電導リニアホイール4WD 超電導リニアホイール5WD 超電導リニアホイール4WDS ボディ素材 高分子誘導体C.F.R.P S.C.F.R.P S.C.F.R.P+H.P.R.M 変速機 無段(超電導加速) 無段(超電導加速) 無段(超電導加速

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