ザ・トーナメント
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「ものまねグランプリ」の記事における「ザ・トーナメント」の解説
年末(2012年以降はクリスマス)スペシャルで開催される(ただし、第1回のみゴールデンウィーク特番として放送)。 ルールは、勝ち上がり形式のトーナメント。事前に行われた抽選によって、どのブロックに組み分けられるかが決まる。 全員、複数のネタを準備しており、どの順番で出しても構わないが、敗退すれば当然スタンバイしてあったネタは披露できない。 第1回(2009年)の放送では、『ものまねバトル』時代の常連組を中心に24組が出場。第1回戦は、3組×8ブロックで、各ブロックの最多得点1組が準決勝進出。また、敗れた計16組の中で点数が最も多かった1組も、ワイルドカードとして準決勝進出。準決勝は、各ブロックの勝者による1対1(ただし、抽選でワイルドカードが加わった対戦カードでは3人で争う)で、各対戦の勝者計4組が決勝進出。決勝は、その4組による対戦となる。各自のネタは、持ち点10点を自由に分配できる特別審査員(有名人ゲスト)5名と、最も良かったと思うネタに1点を投じられる一般審査員(観客)50名に採点され、双方の合計点が最も多かった人が勝者となる。 第3回(2009年)から第14回(2012年)は、後述する「ザ・サバイバル」の勝者、「ザ・サバイバル」敗者からインターネット投票で上位得票を得た敗者復活組、「ザ・サバイバル」未出場(話題の芸人、事前に行われた番組オーディションの合格者、過去に「ものまねショートSHOW!」等のミニコーナーに出演し好評だった者など)のメンバーで構成される。第3回(2009年)の放送では、第2回「ザ・サバイバル」の勝者(18組)、敗者復活(3組)、「ザ・サバイバル」未出場(7組)の計28組が出場。第1回戦は、4組×7ブロックで、各ブロックの最多得点1組が決勝進出。決勝は、その7組による対戦となり敗者復活はなかった。 第6回(2010年)の放送では、第5回「ザ・サバイバル」の勝者(13組)の他、敗者復活・「ザ・サバイバル」未出場組(19組)を含めた計32組が出場。第1回戦は、4組×8ブロックで、各ブロックの最多得点1組が決勝進出。決勝は、最多得点を獲得した8組に、全ブロックで次点だった組の中で得点上位だった1組を加えた9組による対戦となる(1回戦でコロッケに惜敗したギャップオールスターズが選出された)。 第10回(2011年)の放送では、第9回「ザ・サバイバル」の勝者(11組)の他、敗者復活・「ザ・サバイバル」未出場組(25組)を含めた計36組が出場。第1回戦は、4組×9ブロックで、各ブロックの最多得点1組が決勝進出。決勝は、その9組による対戦となり敗者復活はなかった。なお、この回で優勝した原口あきまさは番組初となる「ザ・トーナメント」2連覇を達成した。原口は前回の「ザ・サバイバル」でものまね三姉妹(おかもとまり・高田紗千子・福田彩乃)に敗れていたためトーナメントへの出場権を得られなかったが、インターネット投票による敗者復活で出場した。敗者復活からの優勝も番組史上初めてのことである(出場権を原口から奪ったものまね三姉妹もトーナメントで準優勝している)。 第14回(2012年)の放送では、第13回「ザ・サバイバル」の勝者(12組)の他、敗者復活・「ザ・サバイバル」未出場組(24組)を含めた計36組が出場。第1回戦は、4組×9ブロックで、各ブロックの最多得点1組が決勝進出。決勝は、その9組による対戦となり敗者復活はなかった。なお、この回で優勝した英明は、これまでに「ザ・サバイバル」などの本戦出場経験がなく(ミニコーナーには出演経験あり)、未出場組では初の優勝となった。これにより、「ザ・サバイバル」勝者・敗者復活・未出場の3パターン全てから優勝者を輩出することになった。 第17回(2013年)・第20回(2014年)は、「ザ・サバイバル」が行われなくなったため、従前の常連出場者を中心としたメンバー構成に戻っている。第17回(2013年)の放送では、常連出場者を中心に計24組が出場。第1回戦は、4組×6ブロックで、各ブロックの最多得点1組が決勝進出。決勝は、その6組による対戦となり敗者復活はなかった。 第20回(2014年)の放送では、常連出場者に加え、前述のフジテレビ系列『ものまね王座決定戦』の常連出場者を一部加えた計24組が出場。第1回戦は、4組×6ブロックで、各ブロックの最多得点1組が決勝進出。更に、全ての敗者(18組)の中から特別審査員・一般審査員全員が1組に投票し、最多得票を得た1組がワイルドカードで敗者復活。決勝はブロック勝者6組とワイルドカード1組の計7組で争われた。 第23回(2015年)の放送では、後述する「ガチランキングスペシャル」の上位20組に加え、前年同様『ものまね王座決定戦』の常連出場者を一部加えた計24組が出場。第1回戦は、4組×6ブロックで、各ブロックの最多得点1組が決勝進出(今回の各ブロックは、「男性実力者」「女芸人」などジャンル毎に固まっている対戦カードとなっている)。更に、全ての敗者(18組)の中から第1回戦での得点が最も高かった1組がワイルドカードで敗者復活。決勝はブロック勝者6組とワイルドカード1組の計7組で争われた。「ガチランキングスペシャル」で5位だった中川家は、大阪でのレギュラー番組収録のためスタジオに来れず、ネタの事前収録も行っていなかったため棄権・失格扱いとされた。これにより1枠空いたため、急遽観覧ゲストとして雛壇に座っていたタレント(前回21位以下の敗者でスケジュールが空いていて観覧していた13組と、前回未出場のバンビーノの合計14組)を対象に敗者復活戦を実施。1組につき30秒だけのショートネタや30秒だけの歌唱を行い、最多得点1組が中川家の代役で本戦出場できる。結果的には、前回21位で僅差の次点であった西尾夕紀が敗者復活を決めたが、本戦では山本高広にまたしても1点差と僅差で敗れている。 第26回(2016年)の放送では、後述する「ガチランキングスペシャル」の上位20組に加え、ワイルドカード枠に平野ノラ・NON STYLE・ものまねジャニーズ軍団に敗者復活1枠を加えた24組が出場。なお、第25回の「ガチランキング」で20位に入った中川家は出場できず、21位の西尾夕紀が繰り上がりで入った。また、敗者復活枠は前回22位以下の敗者でスケジュールが空いていて、観覧していた12組と、前回未出場の三四郎(小宮浩信・相田周二)の合計13組で行われた。これにはこの回初出場で前回25位のチョコレートプラネット(長田庄介・松尾駿)が選出した。さらに、原口・矢野・岡田に勝ち決勝進出も果たした。そして、3位という大健闘を見せた。 第29回(2017年)の放送でも、後述する「ガチランキングスペシャル2017」の上位20組に加え、ワイルドカード枠にブリリアン・ガンバレルーヤ・AMEMIYAに敗者復活1枠を加えた24組が出場。また、敗者復活枠は前回21位以下の敗者でスケジュールが空いていて、観覧していた12組と、前回未出場の永島聖羅&しーくいーんを含めた13組で敗者復活戦が行われた。前回24位の山田七海が選出した。さらに、荒牧・ゆりやん・チョコプラ(長田・松尾)に勝ち、決勝進出も果たした。6位と大健闘を見せた。 第32回の(2018年)の放送でも、後述する「ガチランキングスペシャル2018」の上位14組に敗者復活2枠を加えた16組が出場。また、第26回・第29回にあったワイルドカード枠はなし。また、敗者復活枠は前回15位以下の敗者でスケジュールが空いていて、観覧していた21組で敗者復活戦が行われた。前回24位の山田七海と34位のイジリー岡田が選出された。 1回戦・2回戦は1対1の対決。決勝は4組が直接対決となり、優勝するには3回(敗者復活枠は1回多く4回)勝たなければならない。 第35回の(2019年)の放送でも、ガチランキング2019の上位18組に敗者復活2枠の20組が出場。1回戦は5組が戦い、各ブロック1位の1組と各ブロック2位の中で一番得点が高い1組が決勝進出。つまり決勝は6組が直接対決となる。 また、敗者復活枠は前回19位以下の敗者でスケジュールが開いていて、観覧していた13組と前回未出場のアマレス兄弟(アマレス太郎・アマレス兄)、ジャニーズ軍団の1人だった元木敦士、この回で初登場のそのこ、知香、暁月詩音、レインボー、イチキップリン・伊藤広大・玉城泰拙(セブンbyセブン)の8組を加えた19組で敗者復活戦が行われ、前回27位のイジリー岡田、今回初出場の知香が選出。イジリーはEブロックでは最下位、一方の知香はDブロックでは2位になるも各ブロック2位の中で一番得点が高かったの決勝進出を果たし、3位と大健闘を見せた。さらに、名倉も復帰した。 各自のネタは、特別審査員(有名人ゲスト)10名と一般審査員(観客)50名に採点され、合計点が最も多かった人が勝者となる。第6回までは特別審査員は持ち点5点を自由に分配する仕組みだったが、第10回からはそれぞれに5点満点で点数を付ける方式になった。一般審査員は最も良かったと思うネタに1点を投じる。 第17回のみ特別審査員の持ち点が10点になり、一般審査員は採点に参加しなかった。 第41回は23組のうち上位4名が決勝進出。決勝の審査は審査員10名ではなく、視聴者。結果発表の司会も4人ではなく1人。 優勝者(グランプリ)には、100万円の優勝賞金が贈られる。
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