コセイドン隊
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時空管理局が擁する特別部隊・タイムGメンの中の1つで、中生代白亜紀を担当する。このコセイドン隊の他にも様々な時代を担当するタイムGメンが存在する(第1話より)。 トキ・ゴウ 本作品の中心的な主人公。コセイドン隊の白兵要員であり、緊急時にはコセイダーに変身して戦う。休暇と任務、それぞれへの気持ちの切り替えが早く、休暇中の呼出にはコセイドン号に即刻乗り込んでいたほど。熱血漢で生身でザジと剣戟を演じる(第7話)など身体能力はコセイドン隊随一だが、アルタシヤに一目惚れするという面食いな一面もあり、親身にその境遇を心配する。 第15話以降、コセイダーとなった時に秘帖の力の影響で(コセイダーでいる間だけ)アルタシヤとテレパシーで繋がることになる。 ヒムガシ・テツ 少々生真面目な性格でゴウとは相棒で喧嘩友達的な間柄。ファイタスI号の操縦および人間大砲・ファイタスボンバーの操作を担当。コセイダー出撃後はファイタスI号による後方支援も行う。射撃の名手であり、小さいころからガンマニアだったため親友リュウジからは「ガンテツ」と呼ばれていた。レイコという時間移住者に嫁いだ姉が居たが、白亜紀に移住して間もなく死去している(第6話)。機械にとても強く、コセイドン号の通信機器やビックラジィーの修理を行っている。 ブツクサ・ウララ 声が大きく、気っ風のいい性格のアネゴ肌なムードメーカーでゴウのことを「坊や」と呼ぶ。ニックネームはビッグおばさん。ハクアスI号の操縦手。第8・12話ではイレギュラーでファイタスI号に乗り込み、テツの代わりにコセイダーの射出を緊張しながら務めた。 第13話のゴドメスとの戦闘で重傷を負い、第14話で療養のために隊を離れ、そのまま退場。 ハルナ・マリ 快活で負けず嫌いな性格のコセイドン隊の女性隊員。なぜかモリイ「愛してる」と言って絡んでいる。空中戦を得意とするファイタスII号の操縦手。ゴドメス軍に勝利した後、28話で新石器時代のパトロール隊への転属を命ぜられてコセイドン隊を離れるが、最終回でタイムマザーの指示を受け、ロボット兵器ノヴァーにより危機に晒されたコセイドン隊の救出に駆け付けた。 モリ・モリイ 学者的な風貌を持つ、コセイドン号の操縦手。女性好きで陽性なコセイドン隊のムードメーカー的な存在であり、主にバンノとビックラジィーと共にコメディタッチな掛け合いを披露している。通信関連や時空航行の制御の専門家らしく、テツ同様メカに強いため、よく通信系の修理をしていた。理由は不明だが女性嫌いで、迫ってくるマリを拒否してしまう。ハクアスII号(〜28話)とファイタスII号(29話から)の操縦も担当する。先祖は1590年代にヒシと呼ばれる怪物(実は恐竜ハンター西山が連れて来た恐竜)を退治した侍・岩見重太郎。最終回での決戦後、ゴウとテツの生存を誰よりも信じ、二人が帰還出来るように航行不能になっていたコセイドン号を修理して、21世紀に帰還した。 バンノ・チカラ コセイドン隊の隊長。頑固親父的な性格で口が悪く、少々怒りっぽいものの、部下やアルタシヤを時には叱咤激励し、時には厳しくも温かく見守りながら的確な指示を下すなど漢気のあるコセイドン隊の父親的存在でもある。ただし、長官には頭が上がらない。第8話ではファイタスI号を操り、戦艦ガルムスに痛手を負わせている。親戚は甥(妹の息子)のヨシノリがいる(42話)。最終回で己が身を犠牲にしてまで部下たちを帰還させようとしたが、ゴウに止められてしまった。 タチバナ・ミツル タチバナ教授の息子。アルタシヤが地球に逃れてきた際の巻き添えでゴドメスに襲われ、両親を亡くす。コセイドン隊に救われ、行動を共にする。時空管理局長官の命令により、第6話で妹のリナとともに21世紀に送り返される。 タチバナ・リナ タチバナ教授の娘でミツルの妹。孤児となった兄と共にゴドメスに襲われたところをコセイドン隊に救われ、身を寄せる。第6話で21世紀に送り返される。ED画像ではミツル、ゴウと共に出演している。 アルタシヤ 本作品の中心的なヒロイン。地球から遠く離れた所(ウララ曰く「いて座方面から3万2千光年」の方向)にあるテレサ星の王女。ゴドメスにテレサ星を侵略され、滅ぼされた上に、超エネルギー・スーパーノゥヴァを秘めたコスモ秘帖を持っているために狙われてしまい、ビックラジィーを伴って地球に逃れてきた。タチバナ兄妹らと共にコセイドン隊に救われ、身を寄せることになる。第8話でエントロフィービーム・マイナスを受けて行方不明になるが、21世紀の長野県で氷塊に包まれて氷結された姿で発見される。しかし、髪型や髪の色が変わった姿(なぜ変わったのかは不明)は一見すると別人であり、さらに一時的ではあるが記憶喪失になっていた。お伴であるビックラジィーに絶大な信頼を寄せているがために、彼がゴドメスのスパイに改造されたことを信じず、自分でその確証を得ようとしたり、第20話でもキノコングのガスに冒された子供を救おうとゴウの制止を振り切って突出するなど、見かけに反して頑固な一面がある。 第15話からはコセイダー射出時に発するコスモ秘帖の力によって一時的にコセイダーとテレパシーで結ばれることになり、コセイダーの死は自分の死と直結するという状態になることもある。第16話ではテツに代わってファイタスボンバーを操作し、第19話からはハクアスI号に搭乗するようになる。29話からは正式にコセイドン隊のメンバーとしてハクアスI号の操縦を任されるようになり、私服姿も披露するようになった。 ビックラジィー アルタシヤに仕える従者ロボットの執事で本名はビックラウス。コセイドン隊からは略してジイと呼ばれている。「ビックラした!」が口癖なため、ウララによってこの名に改名された。二足歩行でありながら歩行速度は極度に遅く、思考も老人そのもの。挙句には突出してゴドメスに捕まり、頭脳回路を細工されてコスモ秘帖が21世紀にあることまで自白し、ゴドメスの内通者となる(第8〜10話)などたびたびメンバーたちの足を引っ張り、窮地に晒す。 第10話でコスモ秘帖の謎の半分を体内の回路・コスモリアクションに込められていることが判明。第14話からは重傷を負って療養のために21世紀へ帰されたウララに代わって、ハクアスI号の操縦を担当し、29話からは正式にコセイドン隊のメンバーとなってハクアスII号の操縦を任されるようになった。その後はファイタスII号の操縦を担当を任されたモリとコンビおよびフォーメーションを組むことが多くなり、短期間でコセイドン隊に匹敵するまでに習得した操縦技術で数々の敵を打ち倒していった。 第1話のテロップでは「ビックラジー」と表記されていた。 カイドウ長官 時間航行を制御、タイムトラベル関連の事象を管轄する政府機関時空管理局の責任者で、タイムGメンの長官。高性能のウルトラコンピュータータイム・マザーと共に時空通信によって21世紀の時空管理局からコセイドン隊に指令を送ってバックアップしている。家族は娘が複数いるらしい(18話)。
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