エアロダンシング i
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「エアロダンシング」の記事における「エアロダンシング i」の解説
2001年2月15日発売。よりアーケード風になり、ネット対戦を強化した「ネットワークフライトシミュレーション」。 登場機体編成やマップ構成は『F』を継承するものの、プレイヤーの上司・同僚たるキャラクターは一新した。従来の教習的要素を廃し1人用モードを1つにまとめた代わりに、ネット対戦機能を大幅にアップした。『F』では機関砲と赤外線誘導空対空ミサイルのみであった武装に、レーダー誘導空対空ミサイルや空対地ミサイル、無誘導爆弾などが追加された。また、機体機動の癖がかなり均一化され、ミッションがアーケード化された。2001年6月22日にWindows版が発売された。 ゲーム内容 ミッション 1人プレイ時のメインモード。マップ内に配置された標的を次々と撃破していく「エアアタック」、対地・対艦攻撃を行う「サーフェイスアタック」、ジェット戦闘機同士の格闘戦を行う「ドッグファイト」の各8ミッション3種類合計24の訓練ミッションと、それらをクリアすると遊べる「オペレーション」8ミッションから成る。本作から爆撃・対艦攻撃という要素が加わり、オペレーションの中には味方輸送機護衛や空中給油、今回新たに加わった垂直離着陸機を活かしたミッションなどが含まれる。 フリーフライト 『F』同様に、自由に機体とマップを選択し、飛行が楽しめるモード。ただし、空中戦を楽しむ「エアアタック」、対地攻撃を楽しむ「サーフェイスアタック」、単に飛行を楽しむ「ソロフライト」、自動的にミッションを作成する「ランダムミッション」の4つから選ぶことが出来る。 インターネットバトル 『轟つばさの初飛行』同様に専用サーバに接続して、同時に接続している全国のユーザーと対戦を楽しむことが出来る。同様に即座に対戦を楽しめる「クイックロビー」と対戦前にコミュニケーションをとることが出来る「コミュニケーションロビー」があるが、「コミュニケーションロビー」では最大4人対戦が出来る点が『轟つばさの初飛行』とは異なる。また、従来通りの1対1「ワン・オン・ワン」以外に、最大4人で自分以外は全員敵とする「バトルロイヤル」、1対3または2対2の対戦を楽しめる「チームバトル」といった対戦形式が選べ、制限時間内に敵を撃墜すれば勝者として得点を獲得する「クイック」、制限時間いっぱいまで(撃墜されても復活しながら)戦いポイントに応じて得点が得られる「スタンダード」、同様に制限時間いっぱいまで戦って最もポイントを獲得した物が得点を独占する「ギャンブル」の3つの得点方式がある。 ドリームキャスト版に遅れて発売されたWindows版も同一のサーバに接続することができた。2003年3月31日通信対戦サービス終了。 バーサスモード オフライン対戦モード。1台のドリームキャスト本体に2つのコントローラを接続して対戦する「シングルコンソール」、対戦ケーブルで接続した2台のドリームキャスト(モニタと本ソフトも2つずつ必要)で対戦する「デュアルコンソール」の2方式がある。 リプレイシアター 従来作品と同様、自分で収録したリプレイデータを編集したり、閲覧出来るモード。『i』ではフライト一度のリプレイデータにつき、メモリーカード4ブロック分を必要とした(他にゲームセーブ用に14ブロック必要)。 ハンガー 現在使用できる(ミッションによって獲得した)航空機を見ることが出来るモード。使用機体別の撃墜数や飛行時間を「パーソナル・データ」として確認出来るほか、「エンブレム・エディター」(一種のドット絵用ペイントソフト)で尾翼に描かれるエンブレムを作成することが出来た。エンブレムのセーブデータは1つにつきメモリカードを8ブロック必要とする。 トレーニング 事前に管制官による解説を受け、練習を行うモード。基本的な飛行及びヘッドアップディスプレイの見方を練習する「ベーシック・フライト」、対空攻撃の操作方法や武器の使い方を練習する「エア・トゥ・エア」、対地攻撃の操作方法と武器の使い方を練習する「エア・トゥ・サーフェイス」、本作から初登場となったVTOL機「AV-8B ハリアー」についての操作説明と練習が出来る「AV-8B ベーシック・フライト」の4つが練習できる。 オフィシャル・ホームページ CRIホームページに直接アクセスすることが出来るモード。各種情報や、掲示板の利用などが行えた。 登場機体 T-3 レシプロ初等練習機、T-3SP(特別塗装)、XF-3 次期超主力戦闘機(機銃装備のT-3型架空戦闘機)、T-4 ジェット中等練習機、T-4 Blue Impulse、T-2 超音速高等練習機、T-2 Blue Impulse、F-1、F-86F、F-86F Air Force(アメリカ空軍塗装機)、F-104J、UF-104J(標的機・非武装)、F-4J(アメリカ海兵隊塗装)、F-4EJ、F-4EJ改、F-15J、F-15DJ(複座型)、F-15DJアグレッサー1(航空自衛隊飛行教導隊特別塗装「そとあお」)、F-15DJアグレッサー2(同「くろ」)、F-15DJアグレッサー3(同「そとみどり」)、F-15DJアグレッサー4(同「なかあお」)、F-15DJアグレッサー5(同「ちゃいろ」)、F-15DJアグレッサー6(同「まだら」)、F-15DJアグレッサー7(同「みどり」)、F-2A、F-2B(複座型)、C-1 戦術輸送機、F-14A、F-14A テストベッド(黒塗りのマイナーチェンジ機、通称「黒猫」)、F/A-18C、F/A-18Cアグレッサー(仮想敵部隊塗装機)、F-15A、F-15E(対地仕様)、F-16A、F-16Aアグレッサー(仮想敵部隊塗装機)、A-7E、A-10A、AV-8B、AV-8B ロービジ(低視認塗装)、トーネードIDS、トーネードADV、ミラージュ2000C、ミラージュ2000C砂漠迷彩、MiG-21、MiG-29、Su-27、零式艦上戦闘機21型 明灰色、零式艦上戦闘機21型 濃緑色、P-51D(赤)、P-51D(青)(計50機種)
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