エアロダンシング 4 New Generation
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 22:32 UTC 版)
「エアロダンシング」の記事における「エアロダンシング 4 New Generation」の解説
2002年7月11日発売。発売元をセガ、プラットフォームをPlayStation 2に移した、フライトシミュレーション。 コントローラがデュアルショック2に加え、複数のジョイスティックにも対応していたことから操作系割り当てられるボタンが増えた事により、視線の自由な見回しが可能となったが、基本的な操作系統はDCの物を継承していた。 逆噴射装置などを持っている機種ではそれが使用可能となり、短距離着陸ができるようになった。ドッグファイト重視のゲームバランスは継承された一方で、弾丸の発射間隔が遅い機関砲を搭載しているはずの機種であっても、バルカン砲と同じスピードで弾丸が消費されるという問題が発生し、機種ごとの継戦能力格差が拡大した。 2003年10月16日にベスト版が発売された。 ゲーム内容 カリキュラム プラットフォームが移行、容量やシステムが向上し、またヘリコプターなども新規に登場したため、本格的な訓練モードが復活した。初心者をもはじめ、ここで様々な操縦技術を身につけることが出来る。初級操縦課程「プライマリー」、基本操縦課程「ベーシック」、戦闘操縦課程「コンバット」、戦闘機動課程「ACM」、終了課程「ミッション」、着艦訓練課程「CVオペレーション」、VTOL訓練課程「VTOL」、回転翼基本操縦課程「ロータリーウイングB」、回転翼戦闘操縦課程「ロータリーウイングF」の9課程・全46ステップから成る。 エアロミート2002 競技モード。『i』で言うところのミッションモードに相当する。空対空戦闘部門「ドッグファイト」、空対地戦闘部門「サーフェイス」、航空機動部門「マニューバー」、航空偵察部門「リコン」の4部門、全31競技から成る。 フリーフライト 自由な設定で飛行することができる。『i』のそれとほぼ同様。 VSバトル 対人戦モード。ただし1台のPS2にコントローラを2個接続することによる画面分割対戦のみが用意され、場面も最も単純な「SEA」マップに限られている。 スクランブルミッション カリキュラムモードをある程度進めていき、AR(アラートレディ)状態になると出現するようになる。ゲームのメニュー画面を選んでいる間などでランダムに発生する。緊急に発生する、いつ起こるかわからないスクランブルを再現している。緊急発進し、いち早く接近中の国籍不明機(アンノウン)を接近確認、管制の指示に従い状況に応じて対処する。 不明機へ接近、写真を撮影したり、接近して警告射撃を行うなどをする。状況によっては先制攻撃を受ける場合や撃墜を命ぜられる場合もある。 これらのミッション以外にも、医療班・物資の輸送、遭難機の捜索、更には攻撃ヘリを用いるものなどの特殊なミッションも存在する。 最初のうちは比較的レベルの低いミッションなどが発生し、徐々に難易度の高いものなどが出現するようになる。 アラートハンガー 前述のスクランブル発生に備え、そこで用いる機体や武装をあらかじめ設定する。スクランブルミッション発生時、出撃する機体と装備はここで設定したもので行うことになる。ただしあらかじめ使用機体が固定されているミッション(上記特殊なミッションなど)の場合は、強制的に使用機体がそれらミッションにあわせたものとなる(ヘリコプターや輸送機など)。 また最初のうちは上記スクランブルで発生するミッションの内容などは自分で選択することが出来ないが、ゲームを進めていくと、スクランブルミッション自体を選択して行うことも可能になる。 ビデオルーム リプレイの鑑賞や編集・セーブ・ロード等が可能。DC版の「リプレイシアター」に同じ。 プライベートルーム 飛行記録の閲覧やエンブレムの選択、用語解説、機体閲覧および解説。DC版のハンガーモードに近いが、エンブレムは自分で編集することができず、既存のデザインの中から選択する。選べるエンブレムはゲーム中の特定条件を満たすことにより増える。このエンブレムの中には航空専門誌の提供の物も存在した。 オプション ゲーム内の各種設定、ゲームデータのセーブ・ロード、ムービーの閲覧。 登場機体 従来の定番機体に加え、新たに飛行艇のUS-1A(降着装置を格納すれば、海や川への着水が可能)や、OH-6D・AH-1S・AH-64Dという回転翼機(ヘリコプター)を採用。さらに、C-1でコンテナを搭載し、投下できるギミックなどが追加された。ただしレシプロ戦闘機は登場しなくなった。
※この「エアロダンシング 4 New Generation」の解説は、「エアロダンシング」の解説の一部です。
「エアロダンシング 4 New Generation」を含む「エアロダンシング」の記事については、「エアロダンシング」の概要を参照ください。
- エアロダンシング 4 New Generationのページへのリンク