【逆噴射装置】(ぎゃくふんしゃそうち)
Thrust reverser.(スラストリバーサー)
ジェットエンジンの排気推力を通常推進とは逆方向に偏向(逆噴射)させ、機体の速度を減ずる装置。
主として輸送機や旅客機など、質量の大きい飛行機の着陸時における滑走距離を短くさせるために用いられる。
機構そのものが重量増加の直接原因となるため、戦闘機や攻撃機などには通常、採用されていない。
例外はトーネードやビゲンなど、運用上の極端なSTOL性能を要求された機種などである。
関連:リバーサルピッチ ドラッグシュート
(トーネードのスラストリバーサー)
逆推力装置
(逆噴射装置 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/09 04:56 UTC 版)
逆推力装置(ぎゃくすいりょくそうち)とは、ジェットエンジンが発生する推力の向きを逆にすることによって飛行機を減速させるための装置である。スラストリバーサー[1][2] (英: thrust reverser) とも呼ばれる。
- ^ Wragg, David W. (1973). A Dictionary of Aviation (first ed.). Osprey. p. 223. ISBN 9780850451634
- ^ a b c d e f 松岡増二著 『新航空工学講座8 ジェット・エンジン(構造編)』 日本航空技術協会 ISBN 4-930858-48-8
- 1 逆推力装置とは
- 2 逆推力装置の概要
- 3 傾向
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