逆向き瞑想
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/17 05:32 UTC 版)
逆向き瞑想(ぎゃくむきめいそう、英: Reverse Meditation)とは、その日の出来事を、起こった時間的順序と逆向きに振りかえる、黄金の夜明け系儀式魔術の瞑想修行法である。
瞑想する部屋には、家具など不要な物を並べない方がよいとされている。椅子とテーブルだけ置いておく。視線を合わすための物(絵でも花でも何でもよい)を置く。香は良質の香木を使う。
逆向き瞑想をするにあたっては、客観的に行わなければならない。最初に結果を考え、次に原因を考えることによって、自分の行為に対していつも理由をつけるのが難しくなり、これによって、心理学で「偽りの自我」と呼ばれているものを制することにつながると考えられている。
また、逆向きの瞑想は、過去から未来へという一般的な既成の思考パターンと相対するものであって、これを行うことは、脳細胞を活性化させ、思考力を柔軟にすることに大きく役立つとされている。
参考文献
- W.E.バトラー 『魔法修行 : カバラの秘法伝授』 大沼忠弘訳、平河出版社、1979年。全国書誌番号:80028406。OCLC 673218277。
- Butler, W. E. (1962) (英語). Apprenticed to Magic. Aquarian Press.
- Butler, W. E. (2003) (英語). Apprenticed to Magic. Thoth Publications. ISBN 1870450418.
関連項目
逆向き瞑想と同じ種類の言葉
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