ウルトラマン超闘士激伝
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『ウルトラマン超闘士激伝』(ウルトラマン ちょうとうしげきでん)は、バンダイから発売されたガシャポンを中心とした玩具企画、およびそれを元に制作された、原作:瑳川竜[1]、作画:栗原仁による日本の漫画作品、およびOVA(1996年)。漫画版は1993年から1997年まで『コミックボンボン』(講談社)にて連載された。2014年からは『ガシャポンワールド』にて新章と題して再び連載が開始されている。
- ^ 脚本家・漫画原作者である三条陸の別ペンネーム。
- ^ a b 大石真司、江口水基・島崎淳・間宮尚彦『円谷プロ全怪獣図鑑』小学館、2013年、261頁。ISBN 9784096820742。
- ^ 『円谷プロ全怪獣図鑑』では、「ウルトラ版『ドラゴンボール』」と称している[2]。
- ^ 完全版単行本第8巻の「激熱!!超闘士道場元祖」より。
- ^ ベスト16でバルタンとガッツ、ケムールとザラブ、いずれの試合も引き分けで終わったことから、ウルトラマンと覆面男の試合は準々決勝から準決勝に変わった。これらの展開も覆面男ことメフィラス大魔王の策略によるもの。
- ^ 超生命体であるウルトラ戦士に明確な死の概念はないが肉体を失い、精神だけに精神だけになった場合は死以外の何ものでもないとされている。
- ^ ゾフィーがベスト8に試合開始を宣言するシーンでセブンの代わりにレッドキングが描かれるミスが生じている。
- ^ 『ウルトラマンA』において、アンチラ星人が郷秀樹に化けて登場したことへのオマージュ。ウルトラブレスレットは右腕に装備していた。
- ^ 完全版単行本第3巻における栗原仁のコメントによると原作担当の瑳川竜から「ウルトラマンやセブンたちには絶対にギャグをさせないで下さい」と釘を刺された上で「エースはギャグをしてもいいですよ」と言われた為、自由に描かれたとのこと。
- ^ それまではメフィラスのことを「あいつ」や「あんた」と呼んでいたが救援を懇願した際には「あなた」と呼んだ。
- ^ 修行から帰還する描写は『ウルトラマンタロウ』第1話冒頭のオマージュ。
- ^ その際、ウルトラマンはタロウにウルトラ魂を教えていたことを忘れていたという天然を見せた為、タロウは「あなたが僕に教えてくれたことですよ」と告げた。
- ^ 完全版単行本第4巻における栗原仁のコメントによると再登場した際に初登場時の顔を忘れていたのが原因とのこと。
- ^ 台詞は『ウルトラマン』本編におけるメフィラス星人の去り際を踏襲。
- ^ シナリオ段階で登場が予定されており、楳図かずおの漫画版『ウルトラマン』に登場したダダも含んでいる。
- ^ この際、原作と同じ「ダメだウルトラマンは強い」と発言している。
- ^ 第2回銀河最強武道会を観戦した際には傷が残っていた為、傷の部分に絆創膏が張られていた。ゴーデス編では傷は治りながらもメフィラスの足跡が残っていたが次の話ではなくなっていた。
- ^ 映画『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』における怪獣軍団の構成と同一。なお、怪獣帝王の肩書きにレッドキングは唖然としていた。
- ^ 新章ではレッドキングに勝利した直後のシーンでレイモンとケイトの姉弟が描かれている。
- ^ ただし、イラストでは一緒に描かれたピット星人のほうが大きく描かれていた。
- ^ 原典における多々良島の怪獣繋がり。
- ^ 完全版単行本4巻における栗原仁のコメントによるとカプセル怪獣の初登場が“セブンとウルトラマンの子供の頃の回想シーンの背景”だったのでそこでアギラを子供に描いた流れで以後も「子供」だったとのこと。回想シーンにカプセル怪獣を出したのは瑳川竜の指定ではなく、栗原仁の独断だったとも述べられている。
- ^ 漫画版では見つかって、すぐに捕らわれたがカードダスではレオ兄弟と戦っている姿を見せている。
- ^ 『ミラーマン』のダークロン、ハエブーン、ハレージャック、『ジャンボーグA』のデスコングキング、『戦え!マイティジャック』のパッキー、『チビラくん』のチビラくんとポチポチ、後ろ姿のみだが『快獣ブースカ』のブースカ、コロリンが確認できる。
- ^ 復刻版単行本第1巻における栗原仁のコメントによると当初、防衛チームは肖像権の問題から似せないで描くことになっていた。だが、連載前のキャラシートにふざけて描いたことから、「これだけ、ふざけて描いてあったら別人でしょう」とGOサインが出た。万が一、クレームが付いたら「別人」で押し通すつもりだったとのこと。人間メンバー以外ではリムエレキングも登場。
- ^ 単行本には本編未登場のW.I.N.R.をメインとしたおまけ漫画が描かれた。なお、完全版も合わせることでどの防衛チームも女性隊員は必ず描かれた。
- ^ これに対し、ベスト8のウルトラ戦士たちはレフリーのゾフィーも含め、猛反対したがメフィラスとエースキラーは電磁光デスマッチに賛同し、最終的にはヤンドが「選手たちが全力を出せるようにするためと観客の安全のため」というもっともな理由で許可した。
- ^ ハイパーマザロンの名付け親は万丈アナで「ハイパーゼットンを彷彿させる」とも発言したがメフィラスからは「ハイパーゼットンとは比べ物にならない強さな上、自分のハイパー化も超えている」と評した。
- ^ 過去の大会の出来事から「正体不明の参加者は大会を荒らす」と他の参加者たちに煙たがられたがコンピューターがウルトラ戦士と判断したことや礼儀正しい態度、クリーンファイトを用いることでパワードと対戦するまではやりすごしていった。
- ^ タロウを戦闘不能にした直後、力はあっても精神は未熟と評し、パワードなら迷わず倒しにかかり、ウルトラマンでも苦悩した末に倒す道を選んだであろうとも告げた。
- ^ コダラーにトドメを刺される直前、ウルトラマンに救出されるが「お前が死んだら、グレートも死んでしまうので助けただけ。本来なら、あれで死んでも天罰といったところだ」と怒りの言葉を浴びせられ、裏拳で殴られてもいる。
- ^ エンペラ星人は当時名前のみの設定であった為、「円谷プロ公式デザイン」という触れ込みで初めてその姿が描かれたが後の『ウルトラマンメビウス』に登場したエンペラ星人とはデザインは異なる。
- ^ 新章では回想で最終決戦の一部がウルトラマンの夢という形で描かれている。
- ^ 3体とも漫画版には未登場だったが完全版単行本第4巻の書き下ろしイラストで描かれることになった。なお、テレスドンの書き下ろしイラストには関係者として、女性地底人とデットンも一緒に描かれた。
- ^ ガシャポンパート13におけるストーリーであり、漫画版ではダイジェストで語られた。
- ^ 初登場時は宇宙参謀と称されていた。また、雑誌掲載時はブラック司令と表記されていたが完全版単行本では修正されている。
- ^ 水星決戦ではアイロス星人やテロチルスも登場している。
- ^ 水星決戦では偵察隊以外の円盤生物も登場。
- ^ この逃亡から止めを刺されるまでのシーンは内山まもるの漫画版『ウルトラマンレオ』(『小学二年生』版)最終回を踏襲したものとなっている。
- ^ グランドキング以外は本作オリジナルで、アクアキングはシーゴラス、エアロキングはバードンやナースがモデルである。
- ^ 完全版単行本1巻における栗原仁のコメントによると元々は今後のストーリーに差し支えがないように既存のキャラを使わないようオーダーがあったが結局既存のキャラになったとのこと。実際にバルキー星人やギエロン星獣、モングラーなど観客や大会参加者として登場した後、別個体がストーリーに絡んできたキャラもいる。
- ^ 第1巻はフジ・アキコ、第2巻は友里アンヌ、第3巻は坂田アキ、第4巻は南夕子。なお、第3巻の裏表紙にはアキだけでなく、坂田健と坂田次郎も描かれており、カバー裏表紙には丘ユリ子と上野一平が描かれた。第4巻のカバー裏表紙には美川のり子が描かれている。
- ^ 金型が無く復刻には瑳川竜個人が所有していた物を原型にし再生産されている。
- ^ “「ウルトラマン超闘士激伝」新刊、「GRIDMAN」監督が「勝手に出してごめんなさい!!」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年12月20日) 2018年12月23日閲覧。
- 1 ウルトラマン超闘士激伝とは
- 2 ウルトラマン超闘士激伝の概要
- 3 概要
- 4 ストーリー(新章)
- 5 OVA
- 6 ゲーム版
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