ウルトラファイト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/06 09:10 UTC 版)
『ウルトラファイト』は、TBS系列にて1970年9月28日から1971年9月24日までの間、毎週月曜から金曜17:30 - 17:35に放送された、円谷プロダクション制作のミニ番組。
注釈
- ^ このため、当初は『ウルトラファイト100』や『ウルトラファイト130』というタイトルが予定されていた[1]。
- ^ 例として、アントラーの回は本来「スペシウム光線が効かないアントラーに、科学特捜隊が弱点であるバラージの青い石をぶつけて倒す」という筋書きだが、『ウルトラファイト』ではウルトラマンがスペシウム光線を撃つカットとバラージの青い石が命中した瞬間のカットを直接つなげ、ウルトラマンがスペシウム光線でアントラーを倒したことにしている。
- ^ 監督の一人である大平隆は「撮影は紙にあらすじを書いてぶっつけ本番だった」と証言している[7]。
- ^ プロデューサーの熊谷健は「台本はなかったが、大体の取り組みのバターンは決めていた」と証言している[8]。
- ^ サブタイトルの数々は、熊谷健の命名によるもの[9][3]。監督の一人である大平隆は「クマさん(熊谷)も好き放題つけていた」と証言している[7]。また大平は「『怪獣餓鬼道』などひねたものは自身が考えた」とも述べている[7]。
- ^ 監督の一人である大平隆は「行き詰まった末のアイデアである」と証言している[7]。
- ^ その顕著な例がテレスドンで、『ウルトラマン』本編で使用された着ぐるみは経年劣化のために鼻先などの変形が激しく、この着ぐるみが後に『帰ってきたウルトラマン』に再利用された際は造形に一切手を加えないまま名前を「デットン」に変更することで、別怪獣として登場するに至った。ただし、足の節数が『ウルトラマン』のものと違うという指摘もある[10]。
- ^ 抜き焼き編の編集を担当[3]。
- ^ 新曲はなく、『ウルトラQ』『ウルトラマン』の楽曲を流用。タイトルバックには「進め!ウルトラマン」のカラオケが使われている。
- ^ 原版サウンドトラックに流れていたもので、ライブラリー音源の流用は行われていない[3]。
- ^ 本放送では使われていないが、実況を吹き込んだバージョンは存在しており[12]、LD-BOXとDVD-BOXに映像特典として収録された。
- ^ DVDBOXブックレットの久須美欽一インタビューでは「石光豊」と表記。
- ^ 映像ソフトでは制作順で収録されている。
- ^ 現在は欠番。
- ^ ルビは「おこれ」だがナレーションでは「いかれ」と言っている。
- ^ サブタイトルを「恐竜
戦車 」としているフィルムも存在し[12]、DVD-BOXに映像特典として収録された。 - ^ 『ウルトラセブン』第12話からの抜き焼き回であるNo.45が再放送できなくなり(詳細はスペル星人#第12話の欠番についてを参照)、本数を合わせるために急遽撮りおろしが行われた[12]。
- ^ 収録作品:創刊号→No.75・No.131・No.158、第2号→No.159・No.169・No.173、第3号→No.180・No.181・No.195。
読者全員プレゼント第1弾「ウルトラファイト 新撮影編」DISC1→No.72〜No.103、DISC2→No.104〜No.129・No.131〜No.136、DISC3→No.137〜No.167(※以上、創刊号〜第25号の購読で)。
第2弾「ウルトラファイト 新撮影編+抜き焼き編」DISC4→No.168〜No.196、DISC5→No.1〜No.36、DISC6→No.37〜No.44・No.46〜No.71・No.130(※以上、第26号〜第65号の購読で。全て製作ナンバー表記) - ^ 収録作品:第6巻→No.169、第7巻→No.103、第8巻→No.172、第9巻→No.143・No.165、第10巻→No.144・No.147(※以上、全て製作ナンバー表記)
- ^ 収録作品:Disc7→No.103、Disc8→No.172、Disc9→No.143、Disc10→No.144・No.147、Disc11→No.173、Disc12→No.169、特典ディスク→No.165(※以上、全て製作ナンバー表記)
- ^ 収録作品:第5巻→No.165、第6巻→No.169、第7巻→No.103、第8巻→No.172、第9巻→No.143、第10巻→No.144・No.147、第11巻→No.173(※以上、全て製作ナンバー表記)
- ^ このため、映像開始前に映画本編のネタバレ要素を含む旨の注意書きが表示される。
- ^ 2022年6月27日以降、TSUBURAYA IMAGINATION加入者も視聴可能となった。
- ^ 映画における「天体制圧用最終兵器」ではなく、『ウルトラマン』最終回に登場した本家ゼットン風に改変されている。
出典
- ^ a b c d e HISTORICA 2022, p. 20, 「帰ってきたウルトラマン」
- ^ CD-ROMソフト『ウルトラマン図鑑3』(講談社・1998年)「ウルトラ・ヴァリエーション」の「帯番組『ウルトラファイト』」の解説文p.2
- ^ a b c d 『ウルトラファイト』DVDBOXブックレット.
- ^ 竹書房/イオン編 編「BonusColumn 毎日戦うスーパーヒーローたち-帯番組-」『超人画報 国産架空ヒーロー40年の歩み』竹書房、1995年11月30日、123頁。ISBN 4-88475-874-9。C0076。
- ^ 「概説 変身ブームの変遷」『テレビマガジン特別編集 変身ヒーロー大全集』講談社、1995年11月30日、130-133頁。ISBN 4-06-178419-6。
- ^ 創刊号の「読者全員プレゼント」案内より。
- ^ a b c d 友井健人「INTERVIEW 『ウルトラマン』本編助監督 大平隆」『別冊映画秘宝 特撮秘宝』vol.3、洋泉社、2016年3月13日、pp.234-237、ISBN 978-4-8003-0865-8。
- ^ a b 石橋春海「初期ウルトラマンシリーズをすべて知る男」『ウルトラマン危機一髪からの大逆転SPECIAL』、彩図社、2016年8月10日、pp.75-77。
- ^ 青柳宇井郎・赤星政尚『懐かしのヒーロー・ウルトラマン99の謎』二見書房、1993年、116-117頁
- ^ 『ウルトラファイト』DVD-BOXブックレット.
- ^ a b 宇宙船158 2017, p. 76, 「ウルトラファイトVR」
- ^ a b c d e 円谷プロ画報 2013, p. 211.
- ^ 『河北新報』1972年5月8日 - 7月24日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『河北新報』1971年10月4日 - 11月30日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『河北新報』1971年5月12日 - 1972年4月24日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『福島民報』1971年10月1日 - 1972年6月30日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『北國新聞』1972年5月1日 - 5月5日付朝刊、テレビ欄。
- ^ よみうりランド・イベント情報
- ^ 『ウルトラ有馬記念@AKIBA』にあわせ、 ウルトラ騎乗動画『ウルトラJRA』を公開 PR TIMES 2014年12月12日
- ^ a b c d e f g 宇宙船158 2017, pp. 74–75, 「ウルトラマンゼロVR」
- ^ “ウルトラマンシリーズ初!全天球360度VR特撮作品『ウルトラマンゼロVR』『ウルトラファイトVR』が2017年10月1日(日)より全国の「VR THEATER」他にて展開決定!”. 円谷プロダクション. (2017年9月11日) 2017年9月11日閲覧。
- ^ “シン・ウルトラファイトの視聴が特典、『シン・ウルトラマン』ムビチケ発売 IMAX同時公開決定”. 2022年12月18日閲覧。
- ^ 大槻ケンヂミステリ文庫 「アルバムの主人公は相当やさぐれているんだな」/インタビュー後編、EXCITEニュース、2018年12月13日。
ウルトラファイト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 23:54 UTC 版)
「ウルトラ怪獣一覧」の記事における「ウルトラファイト」の解説
「ウルトラファイト」も参照 新撮編登場分のみ。 エレキング イカルス ウー バルタン キーラー テレスドン ガッツ ゴドラ ケロニヤ シーボーズ ゴーロン アギラ ゴモラ
※この「ウルトラファイト」の解説は、「ウルトラ怪獣一覧」の解説の一部です。
「ウルトラファイト」を含む「ウルトラ怪獣一覧」の記事については、「ウルトラ怪獣一覧」の概要を参照ください。
固有名詞の分類
- ウルトラファイトのページへのリンク