ウイングマンの敵
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 01:16 UTC 版)
リメル 声 - 田中康郎 ポドリムスを支配する悪の帝王。本来は普通のポドリムス人であるが、支配下に置いたポドリムス人からディメンションパワーを奪い、強大な力を持っている。ゆえに彼に奴隷化されたポドリムス人はディメンションパワーが使えず、肉体労働を余儀なくされている。 三次元人の奴隷化とドリムノートを狙っている。ポドリムスの決戦で、描写はされないが新必殺技ヒートショックでウイングマンに倒されたかに思われた。しかし、死んだと思わせておいてドクターラークに化け、さらには健太に取り付き、彼を操ってあおいを殺そうとする。だが、健太の正義の心の前に敗れ、本当の最期を迎える。 アニメ版ではライエルの代わりにゴーストリメルとなって蘇り、ポドリムスのみならず三次元界の支配をも企んだ。霊体ゆえにデルタエンドが通じなかったが、最終回でデプスゾーンを二重にしたダブルデルタエンドによって遂に滅ぼされた。 キータクラー(北倉俊一) 声 - 富山敬 リメルの片腕とも言える一の部下で、健太が初めて対決した敵。人間型だが、手は鋭い爪の付いた3本指(親指他2本)。シードマンを率いる。ポドリムス人ともシードマンとも異なるようだが、何者なのかは結局明らかにならなかった。健太に近づくため三次元人に変身し、北倉俊一の名前で教師として仲額中学校に赴任、ヒーローアクション部の顧問になる。リメルを倒し、自らがポドリムスの支配者になる野心を持ち、テレビ局から特撮ヒーローの着ぐるみを盗み、それを念力で操り健太にリメルを倒させる手助けをしている(そのため、後にドクターラークが着ぐるみを着て登場した際、皆がキータクラーだと思い込んでいた)。後に北村先生という似た容姿のキャラクターが登場するが、キータクラーとの関連性は漫画版では不明。 リメルが倒された後、ライエルの元に身を寄せる。ウイングマン=健太をライバルとして認め、名実ともにヒーローとなった彼との決着をつけるために最終回一話前で再び健太と戦うが敗れる。しかしその後のライエル戦では健太に勝機を作るためライエルに組み付いて動きを封じ、健太の救助を拒んでヒートショックでライエルとともに散っていった。ライエルを封じたのは「自身のプライド」からだったが、自分は悪だと断じ敵に情けを掛けがちな健太に「正義の味方としての決断」を示した。 シャフト 声 - 塩沢兼人 リメルの部下でキータクラーと並ぶ幹部。正体は滅多に誕生しない高等シードマン。健太に近づくため仲額中生徒・黒津に憑依、ヒーローアクション部に入部する(セイギマンではブラックを担当させられた)。キータクラーとは敵対しており、彼の手柄を横取りしてまで戦果を挙げようとした。最終決戦で正体を現して健太に最後の戦いを挑み敗れる。原作とアニメ版では設定が異なり、アニメ版の黒津はシャフトが三次元人に変身した姿として描かれており、原作とは別の正体を持っている。 ドクター・アンバランス 声 - 大竹宏 リメルの部下でゾウジンゲンやシードマンを作り出した科学者。実はラークが自分の助手として作ったゾウジンゲン第1号である。アニメでは直接戦闘能力が無いのに対し、原作では戦闘能力も高いようだが、物語中、実際の戦闘は一度しかしていない。 シードマン リメル編における怪人的存在。原作内での記述によると(ゾウジンゲンと違って)人工生命体ではなく、ポドリムスに元からいた生物を品種改良ないし遺伝子改造したものらしい。その名の通り地中に種を埋め込むと、途端に成長して人間大サイズの怪人となる。キータクラーやシャフトに率いられてウイングマンと戦う。会話・変身能力を持つ強化シードマン「ディシードマン」(アニメ版はデイシードマンと呼称)も登場した。シャフト戦死後は出番が無くなり、原作漫画では登場回数が少ないが、アニメ版においてはほぼ1話1体のペースで登場する(アニメ版では特に設定は語られずメカシードマン・ズバーグなる異形の巨大ロボットも登場した)。 戦闘員 1回目は黒のスーツにサングラス、2回目は同じく黒いツナギの戦闘服、サングラス、ベレー帽姿で登場する。武器は手のひらから出現するナイフ。三次元人の姿をしているが詳細は不明。アニメ版ではリメル配下のポドリムス人兵士が、三次元において三次元人の姿に変身したという設定になっている。 ナァス(斉藤辰夫) 声 - 島田敏 アオイの元、恋人。本編ではリメルの手下として登場する。野望のためにアオイを言葉巧みに誘惑し、ドリムノートを奪おうとしたが失敗し、最期はウイングマンのデルタエンドで倒される。アニメ版はアオイが自らの手で倒した。 帝王ライエル リメル亡き後、地球を侵略してくる。気に入った惑星を封じ込めた惑星宝石収集が趣味。地球の美しさの邪魔となる地球人を一掃するために手下を送り込んでくる。健太に手下をやられて総攻撃を仕掛けたとき、巨大化したウイングマンと戦い敗れるが、実はそれは仮の姿(自身に似せて作られた搭乗型巨大ロボット)だった。最終回でのキータクラー対ウイングマンの戦いの後に真の姿を現し、あおいの命を奪うが、キータクラーによって動きを封じ込められ、ウイングマンのヒートショックによって敗れる。 アニメ版ではゴーストリメルに変わったため、登場しない。 ドクター・ヴィム ライエルの腹心。男嫌いの美女であり、科学者。しかし、度重なる失敗とバクプラスが暴走した際にウイングマンに命を救われたことから、その地位を追われる。戦いの中で健太に人としての魅力を見出し、総攻撃のさなかライエルを裏切り、ウイングマンのために自ら散る。 本人が固い性格な割に、部下である怪人(プラス獣)はスケベが多い。 バルダ ライエルの部下の女戦士。ヴィムを「物づくりしか出来ない」と馬鹿にする。美人だが性格は残忍・傲慢かつ、ヴィムに対して仕置きを与えるほどのサディストでもある。 バルド ライエルの部下の戦士で、バルダの弟。二枚目。ヴィムに言い寄ったりして姉に手厳しく接されたりする優男だが、三次元人の姿となって布沢を篭絡した悪党でもある。 プラス獣 ライエル編における怪人的存在。生物や化学物質を合成して造ったことからこの名がついた。元からいたものとドクター・ヴィムが造ったものがあるようである。4体のみの登場。 ガルダン バルダの片腕とも言うべき戦闘用ロボット。大きさは人間大だが、戦車を捻り潰すほどの怪力と強大な火力を持ち、なおかつ、頭部以外を破壊してもダメージを受けず破壊した部分が武装パーツとなり強化してしまう。コアとなる頭部はデルタエンドの直撃でも破壊されない頑強さ。健太を苦戦させるが、土壇場で弱点を見抜かれ、電子頭脳が損傷して暴走し自滅する。
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