ウイングマンと仲間達
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 01:16 UTC 版)
「ウイングマン」の記事における「ウイングマンと仲間達」の解説
広野 健太(ひろの けんた) 声 - 堀川亮(現・堀川りょう) 本作の主人公。8月3日生まれ、AB型。「チェイング」の掛け声でウイングマンに変身する。変身できるようになった当初は全くヒーローとして活躍できなかったが、新体操部に入部してその動きをマスターしたり、筋肉トレーニングをしていくことなどによりヒーローらしく戦えるようになっていく。後にヒーローアクション部に引きずり込まれ、ヒーローアクション部のオリジナルヒーロー、セイギマンのリーダー、セイギレッドも務めるようになる。名前については、元々「健太」という名前を使うことを決めていたものの苗字が決まらず、悩んでいるうちに安易に“ヒーローの健太”を捻った、というのが作者の弁である。 性格は直情直行で、思い込みが激しいタイプ。恋愛に鈍い朴念仁で、知らぬうちに女を泣かせるタイプでもある。物語後半では、好きな女の子に自分の気持ちを正直に伝えられない、思春期の少年ならではの苦悩を見せる一面もあった。絵が上手く、たまたま彼の絵を見た北倉先生にも、「アイツ、漫画家になったほうがいいんじゃないのか?」と呆れながら感心されるほど。 原作の最終話ではライエルに殺されたアオイを生き返らせるためにドリムノートに書かれたウイングマンに関する全てを消し、「あおいさんは生き返る」と埋め尽くした。その甲斐あってかアオイは生き返るものの、それはウイングマンとしての記憶・歴史・時間の全てを引き換えに得た物であり、代償としてアオイに関する記憶も失うこととなった。 アオイ / 夢 あおい(ゆめ あおい) 声 - 川浪葉子 異次元世界ポドリムスからやってきた少女。16歳。ドリムノートを作った科学者ラークの娘。当初、健太と同じ仲額中学校にいとこの夢あおいとして編入するが、後に仲額高校に編入する。登場する姿は三次元人に変身した姿である。ディメンションパワーを使い健太と共に戦う。後に結成されるウイングガールズのメンバー。 普段は気が強く口うるさい感情的な女の子ながら、好きな人に素直な感情をうまく伝えられない奥ゆかしい一面を見せる。物語後半では「年上のお姉さん」へと成長する。 ポドリムスではナァスと恋人同士でプロポーズまでされていたが、そのナァスがリメルの手下として三次元に潜入していたことを知り、元恋人と健太との戦いに板挟みになったアオイは苦悩する。 原作の最終話ではライエルによって命を落とすが、「ウイングマンの全て」と引き換えに生き返ることとなる。そして健太の前に現れ一方的にキスをして別れを告げ健太との全てを胸に独りポドリムスへと帰って行った。 アニメ版ではライエルが登場しない関係で死ぬ描写はなかったが、全てが終わってポドリムスに帰らなければならない身である以上、自分の存在を覚えていて欲しくないという悲壮なる決意から、彼女自らドリムノートに書かれた全てを白紙にする。そして、健太たちの記憶から自分に関する全ての記憶を消し、健太への想いを胸にポドリムスへと帰った。 小川 美紅(おがわ みく) 声 - 渡辺菜生子 広野健太のガールフレンド。A型。新体操部所属。第一話で先生に叩かれて気を失った健太を、保健委員として看病したことがきっかけで仲良くなった。当初は健太を「ただのヒーロー好き」としか見ていなかったが、後に彼がウイングマンに変身して、三次元世界の征服を狙う一味と本当に戦っていることを知り、密かに健太に想いを寄せていたことから戦いに参加する。後に結成されるウイングガールズのメンバー。作中で幾度かドリムノートの記述が消えた際にもドクターラークによってディメンジョンスーツを身に付けて戦っている。 性格はぶりっ子で、至って内気。思ったことをはっきり言えない性格だが大胆な一面もあり、物語中盤から芯の強い女性へと成長していく。アニメ版の口癖は「○○するの、良くないと思う」。 森本 桃子(もりもと ももこ) 声 - 山本百合子 ヒーローが大好きな女の子。6月26日生まれ、O型。ヒーローアクション部のオリジナルヒーロー、セイギマンのセイギピンクとして登場するが、健太が本物の敵と戦っていることを知り、自らも戦いに参加する。初期は寡黙だったが、物語が進行する上で朗らかな性格となる。実は健太とは小学校時代の事件をきっかけに一途に想っている健気な娘。後に結成されるウイングガールズのメンバー。当初はアオイからスティックを借りていたが、布沢の加入を契機に変身アイテムであるバッジを使ってディメンション・スーツへ変身するが、後述の和正によって描かれたスーツはセイギマンのものとあまり変化はなかった。そばかすが特徴だが、女子メンバーの中ではスタイルも良く、アオイと並んでお色気シーンも多い。 小学校時代に健太と会うまではヒーローものに興味がなかったような言い方をしていたが、当時愛犬に「あいしー」と名付ける当たり、それは嘘だと思われる。 布沢 久美子(ふざわ くみこ) 声 - 中野聖子 新聞部所属。2月8日、AB型。人呼んで「仲額中のナシモト」。特ダネを求めて健太を追いかけているうちに、本当にヒーローに変身できることを知る。それをネタに自らも変身できるようにしてもらい、ウイングガールズ結成を提唱した。視力が悪く眼鏡を着用していることがコンプレックスで、変身できるようにしてもらう際には「変身すると視力がよくなる」との一文を挿入させている。彼女と桃子の変身コスチュームは、原作では健太のクラスメートで絵の得意な和正が、彼女の絶望的なまでに絵心の無いデザインを見かねて一から描き直した物であり、露出が大きいものとなっている。 性格は、自己中心的で周りを巻き込む迷惑なタイプ。トラブルメイカー。ちゃっかり者で、思い込みが強い。物語後半では一途に想い続ける女の子らしさを見せた。 美森 くるみ(みもり くるみ) 声 - 堀江美都子 人気ナンバー1のトップアイドル。大人びた落ち着きと、好奇心旺盛な性格を併せ持つ。あるきっかけから、健太がウイングマンに変身し自分達を守ってくれていることを知り、応援する。取材でウイングマンの素顔を問われたこともあるが「彼に危険が及ぶので」とノーコメントを通した。歌番組の中で「WING LOVE」を歌うシーンも。登場する機会は少ないが、大人びた女性のかわいらしい一面も描かれている。趣味は七宝。 リロ / 桜瀬 りろ(おうせ りろ) 声 - 石澤美華 リメルの配下であるドクターアンバランスが造り出したゾウジンゲン(人造人間)。歌声で人を意のままに操る能力を持つ。声を衝撃波に変え攻撃したり、物を壊すこともできる。仲額中学校に編入して三次元征服計画に従事するが、リメルを裏切ってウイングマンの味方につく。アニメにおいては、ゾウジンゲンではなくポドリムス人で、あおいとは全く違うディメンションパワーを持っているという設定にされている。 自己中心的で好き嫌いが激しくわがままな性格だが、あおいのことは慕っている。健太には反抗的だが結局協力してしまう。「〜ですわ」「〜ですのよ」といったしゃべり方をする。 ドクターラーク 声 - はせさん治 アオイの父。ドリムノートを開発し、ゾウジンゲンの原型を生み出したポドリムスきっての優秀な科学者。原作第5話でキータクラーにアオイと引き離され、そのまま独房に監禁されるが、ドリムノートを通じて健太を支援したりもする。リメルが倒れたのも束の間、ライエルの襲来で制圧されたポドリムスを脱出し三次元でアオイと共に暮らすようになる。三次元人の姿を取る際は苦みばしったダンディーな容姿を持つ。ディメンションパワーで警官の身分を得て健太の行動をフォローしたり、テレビ局から盗んだ特撮ヒーローの着ぐるみを着て健太のピンチを救うこともある。あくまで気分的な問題だが、ずっと三次元人に変身しているのは疲れるらしく、自宅内では元の姿に戻っていることもある。明朗でお茶目な性格の持ち主。全てが終わった後、アオイと共にポドリムスへと帰った。
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