アクセルの街近郊に住む貴族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 03:48 UTC 版)
「この素晴らしい世界に祝福を!」の記事における「アクセルの街近郊に住む貴族」の解説
アレクセイ・バーネス・アルダープ 声 - 長嶝高士 アクセルの街を含む領地の領主。大柄で太った好色な中年男で、絵に描いたような悪徳領主。 本来ならば転生者しか所有していないはずの神器(チートアイテム)を二つも所有しており「ランダムにモンスターを召喚する」神器で召喚した悪魔(マクスウェル)を使役することで様々な悪事や不正を働いてはそれらを隠蔽し、現在の地位まで上り詰めた(本人は自身の実力だけで上り詰めたと勘違いしている)。 かねてからダクネスを自分の嫁にしようと執拗に狙っているが、ダクネスは名門貴族ダスティネス家の令嬢であり、普通に求婚しても断られることは目に見えていた。そこで、カズマたちの戦い(ベルディア戦、デストロイヤー戦)とダスティネス家の善意を利用して、ダスティネス家に多額の借金を負わせて貸しを作る。その一方、ウィズがテレポートした「コロナタイト」に屋敷を壊されたことで激怒してカズマを訴え、裁判では極刑にするように命じたが、身分を明かしたダクネスを見てさらなる貸しを作れると考え、ひとまずカズマを処分保留にすることに納得した。その後、ダクネスの父親に高く評価されている自分の息子(養子)バルターとダクネスとのお見合い話を持ちかけ、結婚が成立したら神器の力でバルターと体を入れ替えることでダクネスを自分の嫁にしようと企んだが、品行方正なバルターがダクネスの好みに合わず破談に終わったため失敗する。 王都にある自らの別荘にカズマ一行がやってきたときは快く滞在を許し、屋敷内のマジックミラーで風呂に入っているダクネスの裸を覗き見しようと企むが、ダクネスに気付かれマジックミラーは破壊された。この時期だけは、スケベなカズマと妙なところで意気投合する姿が見られる。 王都では「他者と身体を入れ替える」神器をアイリスに献上し、これを用いて第一王子の身体を狙っていたが、カズマとクリスによって未然に阻止された。 その後、マクスウェルの呪いによりダクネスの父親を弱らせた上で、これまでダスティネス家に背負わせた上記借金20億エリスの肩代わりとして、自らとダクネスとの結婚を認めるよう強引に迫り、ダクネスとの婚儀を強行に進めていたが、結婚式の際カズマ達が20億エリスと引き換えにダクネスを攫っていき、その直後バニルに騙され、使役していたマクスウェルとの契約を自ら解除してしまったため、マクスウェルの力で隠し通してきた今までの悪事や不正が一気に露見してしまい、全財産を没収され無一文となった上地獄に連れて行かれた。 なお、ダクネスとは結婚式の前に役所への入籍手続きを済ませており、表向きはアルダープが結婚式の直後、悪事や不正が発覚したためにどこかに失踪したということになっているため、アルダープとダクネスとの結婚は法的には成立しており、ダクネスはアルダープの失踪により捨てられ処女のまま「バツイチ」になった、ということになる。しかし、ダクネスがカズマ達に「バツネス」と呼ばれそのことを散々からかわれたため、ダクネスはダスティネス家の権力を利用して戸籍を改ざんし、これによってアルダープとダクネスの結婚は最初から無かったものとされた。 アレクセイ・バーネス・バルター 声 - 石川界人 アルダープの息子。アルダープが「拾ってきた」と回想していることから養子であることが窺える。父親とは似ても似つかぬ爽やかな好青年。 非常に努力家で、民のためにより知識をつけようと、日々勉学に励んでいる。また、最年少で騎士に叙勲されるほどの剣の腕を持つ。更に人柄も良く誰に対しても怒らず、家臣が失敗しても決して叱らず、なぜ失敗したのかを一緒に考えようとする、まさに完璧を絵に描いたような人物。 父親の悪政にはよく進言している模様。父親に半ば押し付けられたダクネスとの見合いには当初断るつもりだったが、彼女の素の性格を見て本気で惚れてしまった模様。しかし、カズマの方がダクネスを幸せにできると思い身を引いた(アルダープは彼とダクネスとの見合いが成功した場合、すぐさま神器を使い身体を入れ替える算段だった)。 父親の悪事や不正が明るみに出た際には、関与していなかったということでお咎めなしとして、今後はダスティネス家の補佐として支えることになった。 アウリープ 嫌味な性格の太った貴族で、アルダープの親戚。アクセルの街中でナンパをしかけたが、女冒険者に馬鹿にされて喧嘩になった。 アンダイン アクセルの街近郊に住んでいる悪徳貴族。違法に入手した「聖鎧アイギス」を銀髪盗賊団に盗まれた。スピンオフではその後警備会社「八咫烏」に屋敷の警備を依頼している。 ベルハイム アクセルの街近郊に住んでいる貴族。『続・この素晴らしい世界に爆焔を!』で名前のみ登場。クリス曰く悪いことはしていないが、セシリーが宗教勧誘に訪れた際にアクシズ教もエリス教も拒否したため、二人から反感を買っていた。 カレン 金融業で成り上がった裕福な悪徳貴族・ドネリー家の当主を務める貴族の娘。『続・この素晴らしい世界に爆焔を!』で登場。フルネームは不明。財政的にはダクネスの実家を凌駕するが、人々から法外な利息をとったりモンスターに囲まれた屋敷に残る部下を見捨てて逃げるなどの行為により人望は薄い。 モデル体型の赤毛の少女で、背はカズマと同じくらい。歳はカズマより年上の印象で、ダクネスと近い。 ダクネスとは社交界でたまに会うが、「家柄だけが取り柄」などと彼女を見下した発言をしているため仲はあまり良くない。スレンダーな体型を気にしており、ダクネスがグラマラスであることも争いの原因になっている。 アクセルの街郊外の森の中にある別邸に住み、屋敷周辺に強力なモンスターが湧き出したとのことでカズマ達に討伐を依頼する。だが、その真相は彼女率いるドネリー家が引き起こした自業自得で、禁制品の魔道具を使ってランダムにモンスターを召喚・売却し「ハズレ」は外に遺棄するといった違法行為が原因だった。その後、神器の使用を疑った銀髪盗賊団に証拠の品を盗み出されたことでこれらの裏事業が明るみに出て、領主・ダスティネス家から何らかの処分を下された。 実はドジっ娘。銀髪盗賊団を捕えようとするもカズマのスティールによりパンツどころかブラまで奪われカズマたちを見逃すことで素っ裸にされる事態を回避した。
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