ぶらんことは? わかりやすく解説

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ぶらんこ【鞦韆】

読み方:ぶらんこ

擬態語「ぶらり」「ぶらん」などからできた語か》2本の綱や鎖で横木をつり下げ、それに乗って前後揺り動かして遊ぶもの。ふらここしゅうせん。《 春》

[補説] 作品名別項。→鞦韆

鞦韆の画像
鞦韆の画像

ぶらんこ【鞦韆】

読み方:ぶらんこ

原題、(フランス)Les hasards heureux de l'escarpoletteフラゴナール絵画カンバス油彩。縦81センチ、横64センチ18世紀ロココ美術代表する雅宴画の一。ぶらんこに乗る若い女性愛人である貴族男性描いたもの。ロンドン、ウォーレスコレクション所蔵


ぶらんこ

ぶらんこは世界各地にあるが、メソポタミアインドとが古いという。メソポタミアでは女神捧げる豊穣儀礼としてぶらんこを行いインドでは、これを天父太陽にかかわるものとし、女性興じる聖婚果たされるとした。春祭り神像乗せて動かす儀式もあり「ぶらんこ祭」という。日本でも節句女子がぶらんこ遊びをする地方があり、朝鮮にもこれがある。ぶらんこで揺れるのは、霊魂発動につながるとの思想あったようだ。

ぶらんこ

英語表記/番号出版情報
タイユフェール:ぶらんこEscarpolète作曲年1975年 
ストリーボッグ:ぶらんこIn The Swing Op.63

ぶらんこ

作者勝目梓

収載図書酒飲みひとりごと
出版社実業之日本社
刊行年月1996.3

収載図書酒飲みひとりごと
出版社光文社
刊行年月2002.12
シリーズ名光文社文庫


ぶらんこ

作者平山夢明

収載図書怖い本 2
出版社角川春樹事務所
刊行年月2000.7
シリーズ名ハルキ文庫


縊死

読み方:ぶらんこ

  1. くびくくりのこと、細き紐をなどにかけて、之れにぶらさがりて縊死を遂ぐるよりいふ。「-往生」。

分類 東京

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ブランコ

(ぶらんこ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/07/02 15:34 UTC 版)

皇子神社にあるブランコ
雲辺寺山頂公園にあるブランコ

ブランコは、座板を支柱や樹木からなどで水平に吊るした構造の遊具。揺動系遊具に分類される[1]

概説

ブランコはポピュラーな遊具の一つで、公園小学校運動場などに備え付けられていることが多い。

その起源は古く、世界各地の古い記録に見えるが、ルーツはよくわからず、中国では春秋時代に北方の遊牧民が娯楽あるいは身体的訓練の道具として使っていたのが全土に普及し、それが日本や朝鮮半島にまで伝わったとされる[2]

かつての中国や日本では「鞦韆」と書かれ、の詩人蘇軾(東坡)「春夜」の一節などに詠まれる。当時の中国ではブランコは子ども向けの遊具ではなく、屋敷内の女性が早春に娯楽として楽しむ道具だった。唐の時代では寒食節に女性が鞦韆を楽しむ習慣があり、日本の宮中でもそれを真似(まね)て鞦韆を楽しんでいたことが、嵯峨天皇(809年即位)が詠んだ「鞦韆篇」(『経国集』巻11)の一節に「正に是れ寒食節、共に鞦韆の好きを憐(たの)しむ」の詩からわかる。俳句でブランコが春の季語とされるのは、そのためである[2]

この遊びを古い日本語で「ゆさはり」と呼んだ。「ゆさはり」は後の「揺さぶり」で、これが江戸時代に「ぶらんこ」と呼ばれるようになった。ブランコという名の由来について、柳田国男は「ブランとさがっているからである」というが(『少年と国語』所収「ブランコの話」)、事実関係は不明である。近代になるとブランコは軍隊で身体を鍛える道具として使われ、さらに児童の健康維持のために、学校の校庭にも設置された[2]

表記について、昭和31年制定の「都市公園法」は平仮名で「ぶらんこ」と書くが、サーカスの演目は「空中ブランコ」とカタカナで書かれるのが通例である。中国では「鞦韆」という、非常に難しい漢字で書かれていたが、今の中国では「秋千」と書かれる[2]

サーカスなどの曲芸には空中ブランコという独特なブランコが使われる。非常に高い位置から2条の紐が降りていて、その先に細長い棒のようなものがあるだけである。一般のブランコの紐を長くし台を極限まで小さくしたものと解してよい。英語では、遊具のブランコは swing、空中ブランコは trapeze と呼ぶ。

蕙園伝神帖「端午風情」。
安東民俗博物館朝鮮語版の端午祭。

韓国ではブランコはクネ(그네)という。旧暦の5月5日に行われる韓国の端午では、女性がブランコに乗る(クネティギ、그네뛰기)風習がある[3]

種類

一方向ブランコ

座板を2本の鎖で支柱から吊り下げる構造を持つ最も一般的なもの。通常は単に「ブランコ」というが、関連文献などでは他の種類と区別するため「一方向ブランコ」として類型化されることがある[4]。座板の材質・形状については、木製の板状のもの、金属製の椅子状のもの、ゴムやポリウレタン製で腰まですっぽり覆われるバケツ型のものなどがある[5]。ただ、ブランコについては飛び降り時に他の遊具や安全柵と衝突するなどの原因による事故も報告されており、座面の改善や転落への対策等が必要という指摘がある[6]

全方向ブランコ

タイヤブランコ。

ゴム製のタイヤを3本の鎖で支柱から吊り下げる構造を持つもの。「タイヤブランコ」もしくは「全方向ブランコ」と呼ばれる[7]

箱ブランコ

箱ブランコ。

可動部に2人~3人が向かい合って座る構造の4人ないし6人乗りの大型のブランコ。「箱ブランコ」のほか「揺りかご型ブランコ」あるいは「丸ブランコ」などとも呼ばれる[8]

ただ、可動部の重さ、地面との隙間が狭いこと、指や足を挟む隙間が多いなどの問題点が指摘され、1960年代から頭蓋骨骨折や脳挫傷などによる死亡事故の報告例があった[9]、このようなことから全国的に撤去される例が多くなっている。国土交通省管轄の公園においては、2001年には約13000台設置されていたが、2004年には約3600台にまで減少している[8]

遊動円木

長い座板の両端を鎖で支柱から水平に吊り下げた構造を持つ遊具[10]。遊動円木についても事故の報告があり、座面の材質や可動部の重さが問題点として指摘されている[11]

遊び方

2本の鎖やロープによってぶら下げられた椅子(踏み台)に乗り、振り子の原理を利用して前後に揺らし、踏み台を漕ぐことによって振幅を徐々に大きくすることで振り子運動を楽しんだり高度感を味わったりする。物理学的には、パラメータ励振で説明できる。具体的に言うと、立ち乗りで漕ぐ時には、最下点付近の遠心力が最も大きくなるあたりで立ち上がり、最上点付近の遠心力が小さなところでしゃがむ運動を繰り返している。

乗り方の例

以下は一般的なブランコにおける乗り方の例である。

1人乗り

1人乗り(座り乗り)。
1人乗り(立ち乗り)
座り乗り
最も一般的な乗り方である。ブランコの台に座り、両足を揺り動かすことによりブランコを動かす。この方法だと後ろから誰かに押してもらうことが容易であるので、力のない者でもブランコを楽しむことが出来るし、また転倒などの危険性が少なく、安全性が増す。この方法の欠点は、足が疲れることと、足だけでは作り出す振幅に限りがあるため、すぐには高くまでこぐことが出来ないということである。また立ち乗りが盛んなブランコだと尻がで汚れることもある。
立ち乗り
ブランコの台に立ったまま乗り、体全体を揺り動かすことによりブランコを動かすというもので、小学校中学年くらいになってからこの方法を取る者が多い。転倒などのリスクはあるが、体全体を使うことで大きな振幅を生むことができるため、スリルや自分が高いところにいることを楽しむことが容易である。本来座るべきブランコの台に土足で立って乗るのは、座り乗りで前述したような迷惑につながるという批判もある。

2人乗り

2人立ち乗り
乗る人をA・Bとすると、Aが大きく足を広げてブランコの台に立って乗りBがAとは逆の方向にAの股の間に足を置いて乗るという説明が出来る。この方法で高さなどを楽しむのはほぼ不可能である。親密な関係にあるもの(カップルなど)が好む傾向にある。なおこの方法では足場が極端に狭くなることから転落の可能性が大変高く、安全であるとは言いがたい。
1人座り1人立ち乗り
乗る人をA・Bとすると、Aが座り乗りをし、Bが立ち乗りをする。BはAと向かい合わせに立つことが多いが、同じ向きに立つことも可能である。Bの足の位置はAと鎖の間に滑り込ませることもあるし、鎖の外側に足を置くこともある。この方法も2人立ち乗りと同様に足場が狭くなることから転落の可能性が高く、振れの角度によっては座っている人が落下する可能性もあり、安全な乗り方ではない。

文化

ジャン・オノレ・フラゴナールぶらんこ』(1767-1768年頃)、ウォレス・コレクション蔵。
  • 深夜の公園で一人でブランコに座っている情景は、寂しい人を象徴するシーンとして映画テレビドラマなどでよく使われる。よく知られたものに黒澤明の『生きる』や増村保造の『暖流』のシーンがある。
  • 一方、ブランコを性的文脈で使用した映画としては神代辰巳の『櫛の火』がある。作中には草刈正雄演ずる青年がブランコに揺られるジャネット八田演ずる女のスカートの中をのぞき見るというシーンがある。
  • 俳句では季語である。
  • 朝松健の「東山殿御庭」ではブランコの古名である「鞦韆」が怪異の謎を解く鍵として使われている。作中では一休宗純が「やれやれ、応仁の乱の十年は都を焼尽いたしたのみならず、子供から〝しうせん〟の思い出まで取り上げた訳じゃ」と述べるなど、「鞦韆」は「しうせん」と表記されてそれが何を意味するのかも1つの謎となっている。
  • ドイツ中世を代表する叙事詩人ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハ の『パルチヴァール』では、主人公が渡る、城門に通じる古い跳ね橋の揺れ方が、子供がブランコに興じる様と比べられている[12]

ブランコをテーマにした音楽

ブランコを題材にした絵画

その他のブランコを題材にした作品

絵本

その他

  • 世界最長のブランコとして、日本の福岡県北九州市響灘緑地グリーンパークに設置したブランコが2019年5月11日、ギネス世界記録認定された。100台のブランコと支柱などを全長約163mの環状につなげて、同日、ギネス認定員が立ち会って100台全てを同時に漕いで見せた。従来の世界最長ブランコはオランダにあり、約133mだった[27]
  • 日本のテレビアニメ『アルプスの少女ハイジ』のオープニングには、非常に長い紐のブランコに乗るシーンがある。目視と計算によると、このブランコの最高速度は時速60 km/hを超えるという(柳田理科雄による説)。
  • ヨーヨーの技の一つに、糸でブランコの骨組みを象り。ヨーヨー本体でブランコを表現する「ブランコ」という技がある。
  • ブランコを漕ぎながら靴飛ばしをする遊び方もある。
  • 飲食店などで、ハンガー椅子などにかけた洋服などから財布などを盗む手口をブランコスリという。

脚注・出典

  1. 学校に設置している遊具の安全確保について”. 文部科学省 (2002年11月11日). 2016年1月4日閲覧。
  2. 1 2 3 4 Inc, Nikkei (2026年3月7日). 鞦韆(ブランコ)という難しい漢字 阿辻哲次”. 日本経済新聞. 2026年3月7日閲覧。
  3. ぶらんこ[朝鮮] 世界大百科事典 平凡社
  4. 松野敬子 & 山本恵梨, p. 79.
  5. 松野敬子 & 山本恵梨, pp. 80–84.
  6. 松野敬子 & 山本恵梨, pp. 79–89.
  7. 松野敬子 & 山本恵梨, p. 90.
  8. 1 2 松野敬子 & 山本恵梨, p. 62.
  9. 松野敬子 & 山本恵梨, pp. 63–76.
  10. 松野敬子 & 山本恵梨, p. 77.
  11. 松野敬子 & 山本恵梨, p. 78.
  12. ヴォルフラム・フォン・エッシェンバハ『パルチヴァール』(加倉井粛之、伊東泰治、馬場勝弥、小栗友一 訳) 郁文堂 1974年 ISBN 4-261-07118-5。改訂第5刷 1998年、94頁下、181詩節。
  13. Charlie Chaplin : Paroles - "Swing Little Girl"”. www.charliechaplin.com. 2024年5月18日閲覧。
  14. Charlie Chaplin (2020-04-26), Charlie Chaplin Film Music Anthology - Swing Little Girl sung by Charlie Chaplin (from "The Circus") 2024年5月18日閲覧。
  15. フラゴナール《ぶらんこ》(1767年)における図像の独自性 | NDLサーチ | 国立国会図書館”. 国立国会図書館サーチ(NDLサーチ). 2024年5月19日閲覧。
  16. ジャン・オノレ・フラゴナール/10分でわかるアート”. Sfumart. 2024年5月19日閲覧。
  17. Smartify | ぶらんこ (ルノワールの絵画)”. Smartify. 2025年6月19日閲覧。
  18. Amazon.co.jp: ジェローム・トンプソン:ブランコに乗った子供たち。有名な絵画の複製。キャンバスウォールアート。家の装飾のためのポスターおよび版画の壁の芸術の絵。木枠30x48cm(11.8x18.9in)額 : ホーム&キッチン”. www.amazon.co.jp. 2024年5月19日閲覧。
  19. Artist: Jerome B. Thompson (American, 1814–1886)”. Artnet Worldwide Corporation.. 2024年5月19日閲覧。
  20. フランソワ・フラマン 「ブランコ」”. アトリエ・ブランカ. 2024年5月19日閲覧。
  21. ノンタンぶらんこのせて - 偕成社 | 児童書出版社”. 偕成社 | 児童書出版社 - (2017年7月9日). 2024年5月19日閲覧。
  22. zaa-282 ぼくは ぶらんこ (おはなしひかりのくに...”. Yahoo!オークション. 2024年5月19日閲覧。
  23. ぼくはぶらんこ (オールリクエスト) | NDLサーチ | 国立国会図書館”. 国立国会図書館サーチ(NDLサーチ). 2024年5月19日閲覧。
  24. ぶらんこぶーちゃん | 矢玉 四郎,矢玉 四郎 | 絵本ナビ:レビュー・通販
  25. ぶらんこギーコイコイコイ【みんなの声・レビュー】 | 絵本ナビ”. www.ehonnavi.net. 2024年5月19日閲覧。
  26. ぶららんこ | 鈴木 のりたけ | 全ページ読める | 絵本ナビ:レビュー・通販
  27. 「世界最長163メートルのブランコ/北九州 環状に100台つなぐ」日本経済新聞』朝刊2019年5月12日(社会面)2019年6月9日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク


ぶらんこ

出典:『Wiktionary』 (2021/06/26 02:00 UTC 版)

名詞

ぶらんこ韆】

  1. 本の吊り下げたくさりまたはつな先の横木座るか立つかして前後揺り動かして遊ぶ遊具

語源

諸説存在し、主に以下のような説がある。

発音(?)

ぶ↘らんこ ぶ↗ら↘んこ

関連語

翻訳


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