か‐に
かに【可児】
かに【×蟹】
読み方:かに
1 十脚目短尾下目の甲殻類の総称。体は頭胸部にあたる甲と、一対のはさみ脚および四対の歩脚からなる。腹部は甲の腹側に折れ曲がって密着し、雌のほうが幅広い。海水・淡水・陸のいずれにも分布し、食用とするものが多い。ふつう横向きに歩行するが、前または後方に歩ける種もある。サワガニ・スナガニ・ガザミ・ケガニなど。《季 夏》「原爆許すまじ—かつかつと瓦礫あゆむ/兜太」
かに【蟹】
佳に
かに
蟹
蟹
- 剪刀ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・大阪府〕
- 掏摸者ノ所持スル鋏カニノハサミヨリ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・福岡県〕
- 鋏ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・秋田県〕
- 鋏ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・石川県〕
- 鋏ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・和歌山県〕
- 鋏。〔第六類 器具食物〕
- 鋏のこと。盗賊掏摸仲間の隠語。
- 鋏類の刃物のことをいふ。又蟹のことを「ばね」ともいふ。〔犯罪語〕
- 鋏。
- 鋏を云ふ。
- 鋏。江差。
- はさみ。〔一般犯罪〕
- 鋏。がに、かにどん、またはかねともいう。〔掏摸〕
- 鋏。形態類似(蟹にはさみがあるところより)。〔す〕
- はさみのこと。「がに」「かいどん」又は「かね」ともいう。
蟹
カニ
(かに から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/26 23:56 UTC 版)
カニ(蟹、桀歩[1])は、十脚目短尾下目(たんびかもく、Brachyura、別名:カニ下目)に属する甲殻類の総称。タラバガニやヤシガニなどは十脚目異尾下目(ヤドカリ下目)に属するが、これらも漁業・流通等の産業上「カニ」として扱うことがある[2][3]。また分類学において、本分類以外の水産節足動物で「カニ」の名を与えられているものも多い。
- ^ 『和漢音釈書言字考節用集』-、1717年。
- ^ a b c d e f g h 内海冨士夫・西村三郎・鈴木克美『エコロン自然シリーズ 海岸動物』ISBN 4586321059 1971年発行・1996年改訂版 保育社
- ^ a b c d e f g h 三宅貞祥『原色日本大型甲殻類図鑑 II』ISBN 4586300639 1983年 保育社
- ^ a b 鹿児島の自然を記録する会編『川の生き物図鑑 鹿児島の水辺から』(解説 : 鈴木廣志)ISBN 493137669X 2002年 南方新社
- ^ a b c 奥谷喬司・楚山勇『新装版山溪フィールドブックス3 海辺の生きもの』(解説:武田正倫) ISBN 4635060608 2006年 山と溪谷社
- ^ “泳ぐカニ”. 姫路市. 2024年4月23日閲覧。
- ^ “干潟の生物:竹原ステーション(水産実験所)”. fishlab.hiroshima-u.ac.jp. 2024年4月23日閲覧。
- ^ 『マグロは時速160キロで泳ぐ』 PHP文庫 中村幸昭 PHP研究所 38ページ
- ^ De Grave, Sammy; Pentcheff, N. Dean; Ahyong, Shane T.; et al. (2009), “A classification of living and fossil genera of decapod crustaceans” (PDF), Raffles Bulletin of Zoology Suppl. 21: 1–109
- ^ “カニ缶の中の紙包みなぜ? - ののちゃんのDO科学”. asahi.com. 朝日新聞社. 2019年6月5日閲覧。
- ^ アレルギー表示の一部改正の完全施行について (PDF) - 消費者庁、2010年5月17日[出典無効]
- ^ 昔ここは海だった ■ザビエル蟹と十字架■[出典無効]
ザビエルの城ースペイン・バスクの旅 こんにちは!ハングルース/ウェブリブログ[要検証 ] - ^ “商業捕鯨の再開停止を=英最大野党が公約発表”. 時事通信 (2019年8月30日). 2019年8月31日閲覧。
かに
出典:『Wiktionary』 (2021/06/21 12:54 UTC 版)
名詞
- 甲殻綱・十脚目・短尾下目に属する甲殻類の総称。体の左右に出た5対の足と、一番前の足にある鋏が特徴とされる。食用となるものも多く、肉や蟹味噌を食す。
なお、短尾下目に属していなくても、前後の体幹に比べ、左右の付属肢が長い甲殻類も、「かに」と慣習的に称しており、タラバガニやヤシガニは異尾下目(ヤドカリ下目)に属するが、「かに」と同種に認識されている。
関連語
- かに座
- 蟹味噌
- かにあるき
- がに
- 成句: 蟹の穴這入り, 蟹の念仏, 蟹は食ってもがに食うな, 蟹は甲羅に似せて穴を掘る, 月夜の蟹
翻訳
- イタリア語: granchio (it) 男性
- 英語: crab (en)
- 沖縄語: がに
- スウェーデン語: krabba (sv) 通性
- スペイン語: cangrejo (es) 男性
- セルビア語: рак (sr)/rak (sr)
- 中国語: 蟹 (zh), 螃蟹 (zh)
- 朝鮮語: 게 (ko)
- タイ語: ปู (th) (puu)
- ドイツ語: Krabbe (de) 女性
- トルコ語: yengeç (tr)
- ビルマ語: ကဏန်း (my) (ka ṇanʻ")
- フランス語: crabe (fr) 男性
- ポーランド語: krab (pl) 男性
- ポルトガル語: caranguejo (pt)
- モン語: ဂတာံ (mnw) (gatāṁ)
- ルーマニア語: crab (ro)
参照
蟹
蠏
「かに」の例文・使い方・用例・文例
- 彼女は自分の怒りをだれかにぶつけたかった
- 彼は英語のほかにフランス語も話せる
- トムとジェーンは何の映画を見るかについて意見が合わなかった
- 次に何をなすべきかについてはまだ意見が一致していない
- それは確かに美しい島だ
- この川沿いのどこかにいい店がある
- あなたは発言するか静かにしているかどちらかにしてください
- それは明らかに彼女の問題だ.私には関係ない
- 部屋にはだれかほかにいましたか
- ほかに何か私にできることはありますか
- どこかに行くのならいっしょに連れて行ってください
- どこかにあるとすればそれは台所にちがいない
- 運転手のほかに車には3人の人が乗っていた
- 君がこの授業に合格するかどうかについては,まったく,あなたの実績と試験の点による
- 大きさと値段のほかに,その2つの品物の違いがわかるものは何もない
- 講演者は聴衆に静かにしてくれるように頼んだ
- 正義はおのずから明らかになるものだ
- 私は彼女がどんなにひどく傷ついたかに気がついた
- お手柔らかに
- 着物を着たらしとやかにふるまいなさい
かにと同じ種類の言葉
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