かがやき (人工衛星)とは? わかりやすく解説

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かがやき (人工衛星)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 06:00 UTC 版)

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かがやき
所属 ソラン株式会社
公式ページ 小型人工衛星「かがやき」
国際標識番号 2009-002D
カタログ番号 33495
状態 運用終了
目的 オーロラ撮像・アウトリーチ衛星
打上げ機 H-IIAロケット15号機
打上げ日時 2009年1月23日
12時54分 (JST)
物理的特長
本体寸法 31cm×31cm×35cm
ブーム長: 約2.5m
質量 28kg
発生電力 15W
軌道要素
周回対象 地球
軌道 太陽同期準回帰軌道
高度 (h) 666km
軌道傾斜角 (i) 約98度
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かがやきソラン株式会社の小型人工衛星2009年1月23日いぶきらと共にH-IIAロケットにより打ち上げられた。

概要

日本の民間企業としては初めての小型衛星で、東海大学提供の磁気センサオーロラ電流観測)、デブリ検出センサを搭載。ソランはオンボード管制システムを開発した。また、姿勢制御に重力傾斜方式を採用しており、伸展ブームはウェルリサーチが提供している。ミッション終了時にはスペースデブリとなることを防ぐため、伸展ブームに搭載された薄膜を展開し、希薄大気の抵抗を利用して軌道を離脱、約30年で大気圏再突入することになっていた。また、難病児や障害児、およびその家族の支援プログラムという性質も兼ねていた。

2007年5月16日JAXA相乗り衛星に選定され、2009年1月23日に打ち上げられた。いぶきとともに打ち上げられた相乗り小型衛星のなかで最初にトラブルが発生し、打ち上げ直後から地上局3局と全く交信ができず、アマチュア無線などの協力を要請し衛星からの電波受信や制御信号の送信など試行錯誤を繰り返したが復旧せず[1]、太陽電池パネルの寿命限界となったことから運用を断念、打ち上げから1年間の運用の後、2010年1月22日にメモリアルメッセージの送信をもって運用を終了した。

参考文献


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