“征遼の睟”サラカエル一派とは? わかりやすく解説

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“征遼の睟”サラカエル一派

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 09:25 UTC 版)

紅世の徒」の記事における「“征遼の睟”サラカエル一派」の解説

19世紀末20世紀初頭のハワイ近辺活動していた[革正団]で、“征遼の睟”サラカエル事実上リーダーとする一派上記見出し便宜上の仮のもの)。活動拠点ハワイ島マウナロア山地下基地。 “探耽求究”ダンタリオン製作の『オベリスク』(正式名称『我学の結晶エクセレント27071-穿破の』)を使い全世界サラカエルメッセージ発信しようとしていた。そのため1895年ハワイホノルル外界宿から宝具テッセラ』を強奪、それを用いて地下基地存在および『オベリスク』を隠蔽していた。しかし1901年、『空裏裂き手』クロード・テイラーの行方追っていた『約束二人』、ホノルル外界宿の再設置にやって来た『鬼功の繰り手』サーレ・ハビヒツブルグと『極光射手』キアラ・トスカナにより壊滅する。 “征遼の睟(せいりょうのすい)”サラカエル[Sarakiel] 男性“紅世の王”炎の色碧玉XV巻に登場長髪美麗男性聖職者風貌をしているが、戦闘の際には後光が射して、髪の間に無数の縦に開いた瞳が現れる理知的な性格で、自分思想共感するであれば、敵であるフレイムヘイズも、“徒”から食われれば非常に弱い人間も、『同志』としてどちらが上も下も無い対等な関係である事を望む。 自覚無く“徒”に喰われ続けるだけの人間憂い、“徒”と人間との間に『明白な関係』を打ち立てることで、2つ種族住まうこの世より良く変えようとしていた。これは人間が“徒”に比べて劣った搾取される種族である事を世に知らしめる行為同義であり、混乱虐殺増加招きかねない上に、人間という種族全体失意落胆陥る可能性のある行為でもあったが、彼は人間ならばそれすら乗り越え、“徒”と向き合ってより良く生きて行けると本気で信じていた。 睨んだ対象自在法飛ばし、瞳を対象に宿らせる事で強化干渉を行う自在法『呪眼(エンチャント)』を使う。また『呪眼』である瞳自体飛ばし防御攻撃にも用いる。 自らの“存在の力”を動力源に『オベリスク』でメッセージ発し、『明白な関係』作りのためのささやかなきっかけ作ろうとしていたが、1901年に『極光射手としての真の顕現果たしたキアラ妨害され失敗最期悟った後は、自らの願いほんの少しだけ発信しこの世人間蹂躙する事のできる力を持った“紅世の徒”存在説明と、そんな“徒”とも対等に関わっていく事のできる人間の『心』についての語り中途で『オベリスク』ごと粉砕され討滅された。 キリスト教に、サリエルの別名をもつ同名天使存在する。 “吠首(はいこうしゅ)”ドゥーグ[Doog] 男性“紅世の徒”炎の色灰色XV巻に登場二足歩行黒犬の姿をしている。句点の多い、たどたどしい話し方をする。 物覚え悪く、いつも手帳持ち歩いてさまざまなことを書き付けていた。また達筆で、自分消滅して書いた内容消えないよう、筆記にはサラカエル教わった暗号使っていた。 の面と毛皮付けた岩石獣人“燐子”黒妖犬モディ)』を使う。簡単な命令をこなす程度最低限知能しかないが、大量に作り出すことや、機能凍結させ長期保存させる事もできる。奥の手として『黒妖犬自身崩壊するほどの強烈な咆哮放つ金切り声トラッシュ)』を持ちサラカエルの『呪眼』の強化組み合わせることで、複数フレイムヘイズ“紅世の王”しばらくの間行動不能にさせる事が出来る。 [革正団]として活動する200年ほど前からサラカエル行動しており、その頃サラカエルを『お頭』と呼んでいた。[革正団]となって以降は「同志サラカエル」と呼ぶように言われていた。 地下基地の近域で行われた戦いで基地設置しておいた『黒妖犬』の『金切り声』で時間稼いだ後は、サラカエル言い付け戦線離脱瓦礫飲まれかけた同志ハリエット助けた後は、サラカエル遺言で、他の同志サラカエル遺志伝えるべく、彼の考え書かれた本を持ってアメリカ大陸泳いで渡ろうとし、消息不明となる。また、この地下基地最奥部には、凍結状態の『黒妖犬』が一体保存されていた。 その後経歴詳細不明だ生存しており、1920年代欧州何度も[百鬼夜行]の手助けのもとに[革正団]運動続け多くの“徒”に人間との関係意識させることとなった。XXII巻で新世界無何有鏡』が創造され[百鬼夜行]新世界旅立った直後御崎市の封絶入ってきて、新世界探し求めてきたものか確かめるために新世界無何有鏡』へ旅立った新世界においても[百鬼夜行]協力の元、人間との共存引き続き説いて回った。それは少しずつ効果表しており、渡り来てから2年弱の間に、3つほどの“徒”の組織がその思想受け入れ人間との関わり方について罰則まで設けた上でそれを厳守するようになった。これにはベルペオルも驚いており、他の“徒”からは[革正団]思想上の首魁一人だと考えられている(外伝『アンコール』)。その後新世界渡り来てから二年の間に坂井悠二出会い、『オベリスク』のことも含めた話をした模様外伝アンフィシアター』)。 第三期アニメでは姿だけ登場したマン島に、妖精モーザ・ドゥーグ存在する

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