“影”の設定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 04:07 UTC 版)
影の本体は人の方(以下「立体」)ではなく、地面に落ちる影(以下「平面」)であるため、肉体は大きく損傷してもすぐに回復できる。しかし、本体である平面が傷つくと影の「データ」が損傷してしまう。治癒するにはオリジナルを再度スキャンする必要がある。 平面の方に致死的なダメージを受けると、その影は死ぬ。死んだ影のオリジナルが存命していれば、その人間には「免疫」ができ、その人間のコピーは二度と生まれない。 平面を釘や杭などで3ヶ所打ち付けることができれば、その影はその場に縫い付けられ身動きがとれなくなる。 影は平面に潜り高速で移動することができる。その際、狭い隙間や壁を垂直に移動することも可能。ただし、立体を羽交い締めにされると、その影は掴まれている間は平面に潜ることができなくなる。 影の母であるハイネは何度でも影を生み出すことができる(コドモ)。また、コドモは一度だけ影を生み出すことができる(マゴ)。マゴは影を生み出すことができない。影が別の影を生み出すことを「分娩」と呼ぶ。 影自身が別の人・物体になること(変身)はコドモ、マゴに限らず何回でも可能。ただし、コピーした人間が存命している場合、一週間以内にその人物を殺さなければ影自身が消えてしまう。 ハイネはテレパシーを使うことができるので、短い内容であれば大勢のコドモらに直接指示を与えることができる。また、コドモも情報共有手段として、他の影や人間に触れることで自身の記憶を与えることができる。 人に変身した影は年月と共に経年劣化していき、幼児の姿へ退行したり形が崩れて異形の姿になったのち、最終的に「泥」となり消滅する。 影自身の体の一部(例:髪の毛)を使ってプリントすることもできる。その場合、コピー品が元となった影自身から50メートル程度離れると消失してしまう。 機械をコピーすることも可能だが、電気やガスなどエネルギーを消費して使用するものはオリジナルを消去しなければ単なる物体でしかなく、使用することはできない。 例えば、弾丸を装填した銃をコピーして使用し、弾丸を使い切ったとしても、消去後に再度プリントすることで再び弾丸を撃つことができる。これは電気やガスといったエネルギーの消耗に対しても同様である。
※この「“影”の設定」の解説は、「サマータイムレンダ」の解説の一部です。
「“影”の設定」を含む「サマータイムレンダ」の記事については、「サマータイムレンダ」の概要を参照ください。
- “影”の設定のページへのリンク