気象状況
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「2021年11月北アメリカ太平洋岸北西部水害」の記事における「気象状況」の解説
ブリティッシュコロンビア州ホープ(英語版)では、11月14日から15日にかけて、1990年11月9日から10日に観測された2日間降水量記録303.6ミリメートルに迫る277.5ミリメートルの降水が観測された。また、計20の降水量記録がブリティッシュコロンビア州各地で更新された。ホープ、アガシー、マラハット、リロエット、アボッツフォードでは、11月14日に日降水量記録を更新し、ホープと北バンクーバーでは11月の平均降水量を2日間で上回った。 ワシントン州ベリンハムでは、通常、11月の月平均降水量は67ミリメートルであるが、11月14日から15日にかけて71ミリメートルの降水量、3日間で150ミリメートル弱の降水量を観測し、いずれも記録を更新した。
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気象状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/16 09:02 UTC 版)
1月17日から18日にかけて、日本の南を南岸低気圧が東へ進み、関東甲信を中心に大雪となった。19日から20日には強い冬型の気圧配置のために日本海側を中心に大雪となり、太平洋側の平地でも雪の積もったところがあった。 23日から25日には再び強い冬型の気圧配置となって日本海側を中心に大雪となった。新潟県の国道8号長岡市中之島観測所では1月24日から25日にかけて、最大24時間降雪量が観測史上最大の75cmを記録。また長岡市のアメダス長岡でも1月24日に最大日降雪量が69cmと観測史上4位を記録した。また九州や太平洋側でも大雪となったところがあり、長崎市で観測史上最大の積雪17cmを観測した。 東日本から南西諸島の気温は1月前半には平年より高かったが、1月25日前後には大陸から流れ込んだ寒気の影響で記録的な低温となり、74地点で最低気温の記録を更新した。九州では24日、日中の気温が大変低く推移し、佐賀市、長崎市で真冬日を記録。25日朝には放射冷却現象も加わって九州各地で大変強い冷え込みとなり、鹿児島県伊佐市大口で観測史上最低の-15.2度を観測したほか、戦前から観測が行われている気象官署の熊本県人吉市で観測史上最低の-9.8度、1890年から観測が続けられてる佐賀市で観測史上2番目の-6.6度、鹿児島市で1977年以来39年ぶりの-5.3℃、福岡市で1981年以来35年ぶりの-4.0℃など、都市部の観測期間の長い地点を含め各地で数十年ぶりから史上最低の顕著な低温となった。また24日、南西諸島各地の観測点では極めて稀な降雪が確認され、24日午後に奄美大島で115年ぶり、久米島で39年ぶり、沖縄本島の名護で観測史上初の初雪を観測した。 最深積雪 新潟県長岡市 - 95 cm(1月25日) 山梨県河口湖 - 40 cm(1月18日) 山口市 - 11 cm(1月24日) 長崎市 - 17 cm(1月24日、観測史上最大) 鹿児島市 - 14 cm(1月24日、5年ぶり)
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気象状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 06:31 UTC 版)
1976年(昭和51年)9月7日より岐阜県内で降り始めた雨は、台風17号の影響を受け、9月8日~14日の降雨量は、長良川流域の大日岳1,175mm、八幡町(現郡上市)1,091mm、美濃市840mm。揖斐川流域の樽見(根尾村(現本巣市)・根尾川)951mm、大垣市824mmという記録的な豪雨となった。
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気象状況
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本火災が発生した当日は、日本海側の低気圧に南風が吹き込み、糸魚川市の気象観測点で出火推定時刻の午前10時20分に最大風速13.9m/sを、糸魚川市消防本部では午前11時40分に最大瞬間風速27.2m/sをそれぞれ記録した。これによって、温かい南風が山を越えて日本海側に吹き降ろすと同時に空気を乾燥させ気温が上がるフェーン現象が起きており、出火当時には気象庁から強風注意報が発表されていた。また、この気圧配置では広い範囲で大気の状態が不安定になり、高知県南国市では突風が発生した。
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気象状況
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「令和元年8月の前線に伴う大雨」の記事における「気象状況」の解説
27日から29日にかけて対馬海峡に秋雨前線が停滞し、集中豪雨をもたらす線状降水帯が生じた。28日5時50分、気象庁は佐賀県と福岡県、長崎県に大雨特別警報を発表した。対象地域は佐賀県は全域、福岡県は筑後地方(北部、南部)、長崎県は北部(平戸・松浦、佐世保・東彼)。この特別警報は、当日の午後に解除された。29日には 長崎地方気象台が長崎県壱岐市で「50年に一度の大雨となっている」と発表した。 福岡管区気象台などによると、台風11号から変わった中国大陸の低気圧、フィリピンで発生中の台風12号、日本はるか南の太平洋高気圧の3つの気象要因が重なり、九州北部の秋雨前線に大量の湿気を含んだ暖気が流入した事によると言う。
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気象状況
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「平成29年7月九州北部豪雨」の記事における「気象状況」の解説
7月4日まで北陸付近にあった梅雨前線が、7月5日から朝鮮半島から西日本付近に南下。5日朝方、島根県西部で発達した雨雲が帯状に連なる線状降水帯が発生し、記録的な降水となった。気象庁は5日5時55分、島根県(西部の浜田市・益田市・邑南町・津和野町)に大雨特別警報を発表した(同日11時15分に解除)。 2017年7月4日から7月7日にかけての天気図 2017年7月5日午後1時から午後9時までの雨量 5日午後には、福岡県筑後地方北部で次々と積乱雲が発生し、発達しながら東へと移動して線状降水帯が形成された。このため、同じ場所で長時間猛烈な雨が降り続いた。福岡県朝倉市、うきは市、久留米市、東峰村、佐賀県鳥栖市、大分県日田市などで1時間に100mmを超える雨量がレーダー観測から解析された。特に、朝倉市付近では3時間で約400mm、12時間で約900mmの雨量が解析され、気象庁以外が管轄する雨量計では、朝倉市寺内で5日15時20分までの1時間降水量169mm、朝倉市黒川(北小路公民館)の雨量計では5日20時50分までの9時間降水量778mm(1時間平均で約86mm)を観測した。この1時間降水量は自治体観測を含めた日本記録187mm(長崎県長与町・1982年長崎大水害)に迫るものであり、また9時間降水量では12時間降水量の気象庁観測日本記録695.0mm(高知地方気象台・1998年高知豪雨)を大きく上回っており、9時間という時間範囲内で見れば、朝倉市の山間部の降水強度は日本の気象観測史上でも最大級のものであった。 5日17時51分、気象庁は「甚大な被害の危険が差し迫っている」として、福岡県の筑後地方と筑豊地方を中心とする地域に大雨特別警報を発表した。さらに19時55分には、大分県のほぼ全域にも大雨特別警報を発表した。7月6日3時10分、気象庁は大雨特別警報の対象範囲として福岡県の5市2町を追加し、これで福岡県の大部分と大分県のほぼ全域が対象となった。 豪雨が発生した当時、九州北部では対馬海峡付近にあった梅雨前線に向かって南海上の熱帯低気圧などから暖かく湿った空気が流入する一方、上空には冷たい空気があり、大気の状態が非常に不安定になっていた。そんな中で、地表付近の暖かい空気と冷たい空気の境界付近で積乱雲が次々と発生。先行して降雨のあった中国・四国地方で冷却された空気が流れ込み、強化された。また、湿った空気が福岡・佐賀県境にある脊振山地の周囲を囲むように二方向から流れ込み、脊振山地の東側で合流したことで降雨が強化されたと考えられる。積乱雲が繰り返し発生しては発達しながら東へ移動する、バックビルディング型形成と呼ばれる過程で、線状降水帯が維持された。 豪雨当日朝の天気予報は、筑後地方は曇りで、ところにより午後は激しい雷雨、大分県西部は晴れのち曇り、ところにより午前中から雷雨の予報であった。
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気象状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 22:10 UTC 版)
1999年の夏は、平年では日本の東海上の北緯30度付近にある太平洋高気圧の中心が40度付近にまで北上した。この結果、北日本と東日本は猛暑、四国や九州は曇りや雨模様が続く「東高西低」の気象になり、8月上旬の札幌での平均最高気温が那覇を上回る異常気象だった。また、通常では珍しい北緯20度以北での熱帯低気圧の発生が多数みられ、台風に発達するエネルギーは得られないものの、日本列島に頻繁に接近、上陸して不安定な天気をもたらした。7月23日には長崎県の諫早市で1時間に101ミリと当該観測地点における記録を更新する集中豪雨が観測され、市内全域に避難勧告が発令されるなど、各地で水害が生じていた。 この当該事故の原因となった大雨をもたらした熱帯低気圧も、8月13日に紀伊半島の南海上で発生したものである。この熱帯低気圧は、勢力は弱かったが濃い雨雲を伴っていた。さらにオホーツク海で発達した高気圧に押されて速度が遅くなったため、東北地方から九州地方にかけての各地に局地的豪雨をもたらした。14日には関東南岸へ、15日には本州を縦断して能登半島付近へと進んだが、特に雨雲が発達した関東地方では、所により1時間に30から50ミリの強い雨になった。 埼玉県の秩父郡大滝村(現・秩父市)では13日の降り始めから14日夜までの雨量が420ミリを超えた他、神奈川県の津久井郡相模湖町(現・相模原市緑区)などでも300ミリを超えた。 事故現場近くにある丹沢湖のアメダスには、事故前日13日の20時ごろから1時間あたり10ミリを超える大雨が、断続的に降り続いていたことが記録されている。増水が著しくなった8時までの総雨量は114ミリで、特に救助活動が開始された10時には、1時間に38ミリという土砂降りになっていた。雨が上がるまでの累計雨量は、最終的には29時間で349ミリが記録されている。ただし事故現場周辺は、上記のような地理的条件から恒常的に雨量の多い地点で、29時間で349ミリという値は決して珍しいものでない。 尚、13日17時22分に毎日新聞が速報した気象情報は、次のような内容だった。 気象庁が13日夕発表した大雨に関する情報によると、東海地方の沖合を移動中の熱帯低気圧の影響で、東日本各地や東北地方では同日夜遅くにかけて局地的に1時間に50ミリ程度の激しい雨が降り、東北地方では14日にかけて大雨となるおそれがある。14日夕までに予想される雨量は、いずれも多いところで▽東北地方100 - 150ミリ▽関東・東海・北陸70 - 100ミリ。
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気象状況
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「平成28年台風第7号」の記事における「気象状況」の解説
この台風により、東日本から北日本にかけての広い範囲で大雨による被害が出た。16日夜から17日にかけて、北海道の広い範囲で大雨が降り、16日0時から17日24時までの総雨量は胆振地方の白老町森野で233.5mm、日高地方の浦河町中杵臼で207.5mmとなった。また、根室市納沙布で42.5mm(17日0時28分まで)、江別市江別で40.0mm(16日20時50分まで)の1時間雨量となり、いずれも統計開始以来の極値を更新した。さらに17日19時40分までの3時間雨量は、河東郡上士幌町ぬかびら源泉郷で108.0mm、富良野市富良野で86.0mmに達し、いずれも統計開始以来の極値を更新。17日の日降水量は、上川郡美瑛町白金で157.5mm、上士幌町三股で146.0mmとなり、どちらも統計開始以来の極値を更新した。関東地方では、16日夜から17日明け方にかけて、千葉県と茨城県を中心に大雨となった。茨城県土浦市では65.5mmの1時間降水量となり、観測史上1位の記録を更新。その後17日朝以降は台風一過で晴れ、台風による暖かい空気の影響で、群馬県館林市で39.6度を観測するなど、内陸部を中心に猛暑日となった。東北地方でも太平洋側を中心に大雨が降り、多くの地域に一時土砂災害警戒情報が発表されていた。福島県茂庭で1時間降水量55.5mmを記録し、観測史上1位の記録を更新するなどした。そして北海道では、台風の上陸により大雨のみならず暴風も記録的なものとなった。17日19時45分には釧路市で最大瞬間風速43.2m/sを観測し、観測史上1位の記録を更新。最大風速については、31.8m/sを観測した釧路市をはじめ、大津で24.7m/s、鶴丘で24.0m/s、小清水で21.0m/s、白糠で19.6m/sとなるなど、いずれも観測史上1位の記録を更新した。
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気象状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 08:35 UTC 版)
「令和元年房総半島台風」の記事における「気象状況」の解説
ウェザーニューズの調査によると、台風の中心付近から半径約40kmの範囲で約7hPa/10km以上の気圧傾度であり、特に中心から半径約20kmの範囲では約9hPa/10kmと、急激な気圧傾度がみられた。大阪を中心に暴風をもたらした平成30年台風第21号では大阪での気圧傾度が約5hPa/10kmであり、それ以上に大きい気圧傾度であった。この急激な気圧傾度が台風の中心付近で記録的な強風になった要因と推察される。 以下は国土交通省が発表した資料より引用する。 1時間降水量 109.0 mm: 天城山(静岡県、9日0時31分まで) 89.5 mm: 大島(東京都、8日23時38分まで) 76.0 mm: 三崎(高知県、7日9時39分まで) 73.5 mm: 笠利(鹿児島県、7日5時47分まで) 72.0 mm: 江戸川臨海(東京都、9日4時29分まで) 72.0 mm: 横浜(神奈川県、9日3時50分まで) 70.0 mm: 鋸南(千葉県、9日3時47分まで) (70mm以上) 24時間降水量 441.0 mm: 天城山(静岡県、9日8時20分まで) 308.5 mm: 湯ヶ島(静岡県、9日8時40分まで) 307.5 mm: 大島(東京都、9日10時00分まで) 251.5 mm: 箱根(神奈川県、9日10時20分まで) (250mm以上) 最大瞬間風速 58.1 m/s(209.2 km/h): 神津島(東京都、8日21時03分) 57.5 m/s(207.0 km/h): 千葉(千葉県、9日4時28分) 52.0 m/s(187.2 km/h): 新島(東京都、8日23時38分) 49.0 m/s(176.4 km/h): 木更津(千葉県、9日2時48分) 48.8 m/s(175.7 km/h): 館山(千葉県、9日2時31分) 48.4 m/s(174.2 km/h): 三宅坪田(東京都、8日22時12分) 48.3 m/s(173.9 km/h): 稲取(静岡県、8日23時17分) 47.1 m/s(169.6 km/h): 大島(東京都、9日1時11分) 45.8 m/s(164.9 km/h): 成田(千葉県、9日5時36分) (45m/s以上)
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気象状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 14:48 UTC 版)
この台風は上空に寒気を伴うなど、台風と温帯低気圧の中間的な性質を持っているため、台風の中心から離れた地域で風雨が強まった。7月26日には、銚子で最大瞬間風速23.1m/s、いわき市で同16.1m/s、北茨城市で15.3m/sの強風が観測された。翌27日には、銚子で最大瞬間風速25.8m/sが観測され、八丈島で午前4時43分までの1時間に64.5mmの非常に激しい雨が降り、7月の観測史上最高タイとなった。この他、千葉県東庄町で午前1時11分までに32.0mmの激しい雨が観測された。同日夜には、活発な雨雲が流入した福島県南相馬市で20時までの1時間雨量が21mmと強い雨になった。
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気象状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 19:31 UTC 版)
2018年(平成30年)1月の中旬前半には、北陸地方で大雪となり、1月12日に新潟市で観測史上最大となる24時間降雪量80 cmを観測した。翌日の13日に新潟市の秋葉区では-13.2度 西蒲区でも-12.9度を観測し、厳しい冷え込みとなった。 1月22日から23日には、本州南岸を通る低気圧により関東甲信地方や東北地方太平洋側を中心に大雪となり、東京で22日、平成26年豪雪以来4年ぶりの積雪23 cmを記録。その後、27日にかけて強い冬型の気圧配置となって非常に強い寒気が流れ込み、日本海側を中心に暴風雪や大雪となったほか、さいたま市で26日に観測史上最低の−9.8 °Cを観測するなど、全国的に顕著な低温となった。 2月5日から8日には、北陸地方西部の福井県嶺北地方・石川県加賀地方を中心に記録的な大雪となった。特に福井市では7日、積雪が147 cmに達し、1981年の『五六豪雪』以来37年ぶりの記録となった。同市での一日あたりの積雪の増加量は五六豪雪に匹敵するものだった。また、京都府丹後地方でも大雪となり、京丹後市網野町で86 cm、同市峰山町で74 cmの積雪を観測した。 2月8日には島根県東部の出雲市や松江市から鳥取県の境港市にかけても大雪となり、松江市では観測史上3位となる49 cmの積雪を観測し生活への影響が続いた。さらに新潟県でも西蒲区や燕市、三条市などでも記録的な豪雪となり三条市で152cmの積雪を観測した。翌9日朝には島根県出雲市斐川町で−12.5 °Cを観測するなど、厳しい冷え込みとなり、鳥取県境港市では−8.1 °Cを観測して1904年(明治37年)1月27日以来114年ぶりの低温となった。 2月中旬前半にも、日本海側で大雪となった。2月13日には日本有数の豪雪地帯で知られる山形県大蔵村の肘折温泉のアメダスで積雪445 cmを観測し、歴代最大を更新した。 3月1日から2日にかけて、北海道付近を発達した低気圧が通過し、暴風雪となり北海道胆振地方、十勝地方を中心に24時間で63 cmの積雪を記録した中札内村の上札内、同61 cmの芽室町を初め、記録的な豪雪となった。伊達市大滝では観測史上最大の2 mを超え、帯広では積雪が106 cmを超え歴代9位、14年ぶりの大雪となった。また猛吹雪により、自動車の立往生や死者も発生した。3月2日には函館での今冬の累積降雪量が496 cmとなり、統計開始以来最大となった。 日本国外でも、ラニーニャ現象の発生により、ロシアサハ共和国では−68 °C、韓国ソウルでは、1月26日の日平均気温が平年よりも13度も低い−15 °Cに達し異常低温となり、平昌冬季五輪の行われる平昌郡大関嶺では−20 °Cを下回る冷え込みが続いた。このように、シベリアや中国大陸から朝鮮半島など極東アジアのほぼ全域が記録的な低温となった。 一方、北海道では1月上旬は歴代1位の高温で、1月の平均気温が釧路市で観測史上歴代3位の高温となった。1961年(昭和36年)の統計開始以来、2月上旬の北海道日本海側での降雪量は最少であった一方で、幌加内で最深積雪が324 cmに達し、1970年(昭和45年)に倶知安で観測された312 cmの道内記録を更新した。
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気象状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 03:41 UTC 版)
台風の接近により、関東甲信地方、静岡県、新潟県、東北地方では、各地で3時間、6時間、12時間、24時間の降水量が観測史上1位を更新するなど、記録的な大雨となった。これらの地域では台風が上陸する前から活発な雨雲が断続的に生じ、広範囲で強い雨が降り続けた。特に神奈川県箱根町では、降り始めからの降水量が1,000ミリを超え、10月12日の日降水量も全国歴代1位となる922.5ミリを観測した。また、10月12日の北日本と東日本のアメダスで観測された総降水量は73,075ミリ(1地点あたり119.2ミリ)で、比較可能な613 地点で1982年以降の1日の降水量として最多となった。 気象庁は12日15時30分に大雨特別警報を静岡県、神奈川県、東京都、埼玉県、群馬県、山梨県、長野県の7都県に発表し、19時50分に茨城県、栃木県、新潟県、福島県、宮城県に、13日0時40分に岩手県にも発表した。半日で13都県での発表は、3日で11府県に発表された平成30年7月豪雨を超え、特別警報の運用を開始して以来最多の発表数となった。 10月12日午後に気象庁は会見で、台風19号の特徴について「台風の中心の北側に非常に発達した広い雨雲があり、記録的大雨となった」と説明した。台風の接近・上陸にともない、東や南東からの暖かく湿った風が関東の秩父、丹沢や静岡の伊豆半島、東北南部などの山々にぶつかることで上昇気流が生じ、広い範囲で雨雲が次々と発生したという。気象庁は10月24日に発表した解析結果で、記録的大雨となった要因として下記のように説明している。 台風が大型で非常に強い勢力だったために、台風本体の雨雲がかかるより前から大量の水蒸気が流れ込み続け、地形の効果により雨雲を発達させた。 台風接近前に寒気が南下し、関東甲信から福島県付近に発生した局地的な前線が、台風による南からの空気の流れにより強化され、平野部も含めて大雨となった。 その後、台風本体の雨雲が加わった。 また各地で高潮となり、静岡県の御前崎(御前崎市)や石廊崎(賀茂郡南伊豆町)、神奈川県の小田原市などでは、観測史上最高潮位を記録した。 以下の10月10日0時~13日24時までのアメダス計測値は、国土交通省が発表した資料より引用する。 1時間降水量 95.0 mm: 普代(岩手県、13日1時54分まで) 93.5 mm: 小本(岩手県、13日1時55分まで) 85.0 mm: 箱根(神奈川県、12日19時21分まで) 84.5 mm: 宮古(岩手県、13日1時21分まで) 81.5 mm: 丹沢湖(神奈川県、12日19時52分まで) 80.5 mm: 筆甫(宮城県、12日20時30分まで) 77.5 mm: 山田(岩手県、13日0時59分まで) 75.0 mm: 梅ケ島(静岡県、12日17時55分まで) 71.0 mm: 久慈(岩手県、13日1時43分まで) 70.5 mm: 今市(栃木県、12日18時39分まで) (70mm以上) 24時間降水量 942.5 mm: 箱根(神奈川県、12日21時00分まで) 717.5 mm: 湯ケ島(静岡県、12日18時50分まで) 647.5 mm: 浦山(埼玉県、12日22時00分まで) 627.0 mm: 小沢(東京都、12日21時20分まで) 613.5 mm: 梅ケ島(静岡県、12日20時00分まで) 604.5 mm: 相模湖(神奈川県、12日21時20分まで) 588.0 mm: 筆甫(宮城県、13日3時50分まで) 587.0 mm: ときがわ(埼玉県、12日22時10分まで) 580.0 mm: 小河内(東京都、12日21時20分まで) 561.5 mm: 三峰(埼玉県、12日21時40分まで) (550mm以上) 最大瞬間風速 44.8 m/s: 神津島(東京都、12日15時15分) 43.8 m/s: 江戸川臨海(東京都、12日21時17分) 43.8 m/s: 横浜(神奈川県、12日20時32分) 42.7 m/s: 羽田(東京都、12日21時04分) 42.2 m/s: 三宅坪田(東京都、12日17時16分) 41.5 m/s: 東京(東京都、12日21時14分) 40.3 m/s: 千葉(千葉県、12日21時20分) (40m/s以上)
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気象状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 14:08 UTC 版)
「平成24年7月九州北部豪雨」の記事における「気象状況」の解説
7月11日から14日にかけて、対馬海峡から朝鮮半島(韓国南部付近)に停滞する梅雨前線の南側に位置する九州北部に、東シナ海から暖かく湿った空気が流れ込み、発達した雨雲が次々と連なる線状降水帯が発生した。このうち12日未明から朝にかけては、熊本県の熊本地方と阿蘇地方、大分県西部で猛烈な雨が続き、熊本県阿蘇市阿蘇乙姫で12日1時から7時までの6時間に459.5ミリの雨量を観測する記録的豪雨となった。13日には佐賀県と福岡県を中心に、14日には福岡県と大分県を中心に大雨となった。 1時間雨量 熊本県阿蘇市阿蘇乙姫:108.0ミリ(7月12日5時53分まで) 熊本県南阿蘇村阿蘇山:94.5ミリ(7月12日6時39分まで) 福岡県八女市黒木:91.5ミリ(7月14日9時47分まで) 福岡県久留米市耳納山:80.0ミリ(7月14日6時23分まで)以上4地点で観測史上1位の値を更新した。 3時間雨量 熊本県阿蘇市阿蘇乙姫:288.5ミリ(7月12日5時0分まで) 熊本県南阿蘇村阿蘇山:214.5ミリ(7月12日6時10分まで) 熊本県菊池市菊池:181.5ミリ(7月12日3時10分まで)以上を含む全7地点で観測史上1位の値を更新した。 熊本県五木村五木:221.5ミリ(7月12日10時40分まで) 24時間雨量 熊本県阿蘇市阿蘇乙姫:507.5ミリ(7月12日13時20分まで) 福岡県八女市黒木:486.0ミリ(7月14日11時30分まで) 福岡県久留米市耳納山:392.0ミリ(7月14日7時40分まで)以上を含む全8地点で観測史上1位の値を更新した。 大分県日田市椿ヶ鼻:396.0ミリ(7月14日10時30分まで) 72時間雨量 熊本県阿蘇市阿蘇乙姫:813.5ミリ(7月14日16時20分まで) 福岡県八女市黒木:646.5ミリ(7月14日11時40分まで) 福岡県久留米市耳納山:585.0ミリ(7月14日14時10分まで)以上を含む全7地点で観測史上1位の値を更新した。 大分県日田市椿ヶ鼻:642.5ミリ(7月14日16時20分まで)
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気象状況
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台風の接近により、九州地方と山口県では6日を中心に天気が大荒れとなり、暖かく湿った空気が長時間にわたって流れ込んだ、九州の太平洋側の地域では局地的に大雨となった。また、九州北部と東北北部を中心に強風被害があり、東北北部では10月としては史上最大の最大瞬間風速を記録した。
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