気象現象とは? わかりやすく解説

気象

(気象現象 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/04 09:00 UTC 版)

気象(きしょう、: atmospheric phenomena[1][2])は[3][4][1][2][5][6]気温気圧の変化などの、大気の状態のこと。また、その結果現れるなどの現象のこと。広い意味においては大気の中で生じる様々な現象全般を指し、例えば小さなつむじ風から地球規模のジェット気流まで大小さまざまな大きさや出現時間の現象を含む。


注釈

  1. ^ 例えば、雨や風は地形の形成に大きく関与している。また、大気の温度や気圧などと海洋の温度などが影響しあう海洋大気相互作用などがある。
  2. ^ 80kmより上空では組成が変化し、約170km以上では酸素が主成分、約1,000km以上ではヘリウムが主成分、そのさらに外側では水素が主成分となる。
  3. ^ 一例として、日本の気象業務法は第2条1項で「気象」を「大気(電離層を除く。)の諸現象」と定義しているが、電離層は一般に高度80 - 500km程度とされる。
  4. ^ 緯度や季節により異なるが、中緯度では高度50kmまで気温が上昇、50 - 80kmでは再び低下していく。
  5. ^ 成層圏と中間圏ではブリューワー・ドブソン循環と呼ばれる循環構造を持つ風が吹いている。
  6. ^ 大気が存在しない場合、地球の表面温度は太陽放射と等しい黒体放射温度となると考えられている。これを平均すると-20℃となる。
  7. ^ 地球が発している放射エネルギーを地球放射という。地球放射は主に赤外線で、波長8 - 11μm付近が最も強い。
  8. ^ 太陽活動の変化や地球と太陽の距離の変化により数%の変動がある。

出典

  1. ^ a b ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』. “気象”. コトバンク. 2020年2月3日閲覧。
  2. ^ a b c d e 根本順吉、小学館『日本大百科全書(ニッポニカ)』. “気象”. コトバンク. 2020年2月3日閲覧。
  3. ^ a b c 小学館『デジタル大辞泉』. “気象”. コトバンク. 2020年2月3日閲覧。
  4. ^ 三省堂『大辞林』第3版. “気象”. コトバンク. 2020年2月3日閲覧。
  5. ^ 日立デジタル平凡社世界大百科事典』第2版. “気象”. コトバンク. 2020年2月3日閲覧。
  6. ^ 小学館『精選版 日本国語大辞典』. “気象”. コトバンク. 2020年2月3日閲覧。
  7. ^ a b 八耳 2008.
  8. ^ a b c 仁科 2014, p. 1.
  9. ^ a b 平塚和夫 [1]、小学館『日本大百科全書(ニッポニカ)』. “天気”. コトバンク. 2017年8月1日閲覧。
  10. ^ a b 小学館『デジタル大辞泉』. “天気”. コトバンク. 2020年2月3日閲覧。
  11. ^ 小学館『デジタル大辞泉』. “天候”. コトバンク. 2020年2月3日閲覧。
  12. ^ 仁科 2014, p. 2.
  13. ^ 吉野正敏、小学館『日本大百科全書(ニッポニカ)』. “気候”. コトバンク. 2017年8月1日閲覧。
  14. ^ 小学館『デジタル大辞泉』. “気候”. コトバンク. 2020年2月3日閲覧。
  15. ^ 地上気象観測”. 福岡管区気象台. 2020年2月3日閲覧。
  16. ^ 地上気象観測”. 金沢地方気象台. 2020年2月3日閲覧。
  17. ^ 京都大学、豪雨の発生を人工抑制 大気中の熱や気流制御”. 日本経済新聞 (2023年6月19日). 2023年6月19日閲覧。



気象現象

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 16:27 UTC 版)

世界一の一覧」の記事における「気象現象」の解説

気象記録一覧参照のこと。

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気象現象

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 10:44 UTC 版)

「富士山」記事における「気象現象」の解説

山体強風が吹くと砂が巻き上げられ周辺自治体に降ることがある2010年12月15日には、神奈川県西部から南部にかけて黒い砂が積もり、その状況から富士山の砂が巻き上げられ西風乗り降り積もった考えられる報道された。 富士山の「初冠雪」は甲府地方気象台観測発表している。これとは別になどに遮られず「誰もがきれいだ実感できる降雪」を判断基準とした「初雪化粧」を、富士山北麓にある山梨県富士吉田市富士山課が独自に宣言している。 富士山北麓一部地域現在の山梨県富士吉田市など)では、富士山標高2600 m付近に現れる農鳥の形に見え残雪)の出現する時期によって、農作物豊作・凶作判断する言い伝えがある。 富士山では山岳波発生することもあり、航空機墜落事故起きている(英国海外航空機空中分解事故など)。

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気象現象

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 05:03 UTC 版)

日本一の一覧」の記事における「気象現象」の解説

ここでいう、気象現象に関する日本一」は、「近代科学による観測記録日本一」「日本近代観測史上の第一」を意味する気温 日本一最高気温気象官署アメダス)- 埼玉県熊谷市2018年7月23日14時23分 )・静岡県浜松市2020年8月17日12時10分):41.1 気象庁委託観測所記録 - 徳島県鳴門市撫養 42.51923年8月6日参考記録 - 東京都足立区江北 42.72004年7月20日東京都環境科学研究所よる。 日本一最低気温気象官署アメダス)- 北海道旭川市 −41.01902年1月25日気象庁委託観測所記録 - 北海道美深町 −41.51931年1月27日参考記録 - 北海道歌登町幌別 −44.01931年1月27日北海道森林気象観測所よる。 降水量 日本一最多降水量第2位以下を含む詳細は「降水量#日本」を参照のこと。10分間降水量 - 新潟県阿賀町室谷 50.0mm:2011年7月26日埼玉県熊谷市2020年6月6日1時間降水量 - 千葉県香取市1999年10月27日)および長崎県長崎市長浦岳(1982年7月23日)153mm1時間降水量気象官署アメダス以外)- 長崎県長与町 187mm:1982年7月23日町役場による観測。 日降水量 - 神奈川県足柄下郡箱根町 922.5mm:2019年10月12日。日降水量気象官署アメダス以外)- 徳島県那賀町海川 1,317mm:2004年8月1日四国電力による観測24時間降水量 - 高知県香美市繁藤 979mm:1998年9月25日。 月最多降水量 - 三重県宮川 2,452mm:2011年9月。月最多降水量気象官署アメダス以外)- 奈良県大台ヶ原山 3,514mm:1938年8月気象庁委託観測所記録。 年最多降水量 - 宮崎県えびの市 8,670mm:1993年屋久島山岳部では10,000mm以上の降水量記録することもあり、林野庁屋久島森林環境保全センター観測では1999年淀川登山口(標高1,380m)において11,720mmを記録。 年最少降水量 - 北海道本別町 348mm:1984年積雪 日本一深い積雪気象庁委託観測所記録 - 富山県大山町(現・富山市内)真川 750cm:1945年2月26日アメダス観測所記録 - 酸ヶ湯青森市)512cm:2013年2月21日2005年3月4日の501cmを10cm上回った国鉄記録 - 森宮野原駅長野県栄村)785cm:1945年2月14日山岳での記録 - 伊吹山山頂 1,182cm:1927年2月14日県庁所在地での記録 - 福井市 213cm:1963年1月31日昭和38年1月豪雪参照風・台風気圧 日本一最大風速平地)- 室戸岬 69.8m/s:1965年9月10日日本一最大風速山岳)- 富士山山頂 72.5m/s:1942年4月5日日本一最大瞬間風速平地)- 宮古島 85.3m/s:1966年9月5日第2宮古島台風よる。日本一最大瞬間風速山岳)- 富士山山頂 91.0m/s:1966年9月25日日本一最低気圧日本近海を含む)- 昭和54年台風20号 870hPa:沖ノ鳥島南南東海上にて1979年10月12日観測日本一最低気圧陸上)- 沖永良部台風 907.3hPa:沖永良部島にて1977年9月9日観測日本一上陸時気圧低かった台風 - 室戸台風 911.6hPa:室戸岬にて1934年9月21日観測公式記録では第2室戸台風925hPa1961年9月16日日本高気圧 - 北海道旭川市 1,044.0hPa:1913年11月30日

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