気象
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気象(きしょう、英: atmospheric phenomena[1][2])は[3][4][1][2][5][6]、気温・気圧の変化などの、大気の状態のこと。また、その結果現れる雨などの現象のこと。広い意味においては大気の中で生じる様々な現象全般を指し、例えば小さなつむじ風から地球規模のジェット気流まで大小さまざまな大きさや出現時間の現象を含む。
注釈
- ^ 例えば、雨や風は地形の形成に大きく関与している。また、大気の温度や気圧などと海洋の温度などが影響しあう海洋大気相互作用などがある。
- ^ 80kmより上空では組成が変化し、約170km以上では酸素が主成分、約1,000km以上ではヘリウムが主成分、そのさらに外側では水素が主成分となる。
- ^ 一例として、日本の気象業務法は第2条1項で「気象」を「大気(電離層を除く。)の諸現象」と定義しているが、電離層は一般に高度80 - 500km程度とされる。
- ^ 緯度や季節により異なるが、中緯度では高度50kmまで気温が上昇、50 - 80kmでは再び低下していく。
- ^ 成層圏と中間圏ではブリューワー・ドブソン循環と呼ばれる循環構造を持つ風が吹いている。
- ^ 大気が存在しない場合、地球の表面温度は太陽放射と等しい黒体放射温度となると考えられている。これを平均すると-20℃となる。
- ^ 地球が発している放射エネルギーを地球放射という。地球放射は主に赤外線で、波長8 - 11μm付近が最も強い。
- ^ 太陽活動の変化や地球と太陽の距離の変化により数%の変動がある。
出典
- ^ a b 『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』. “気象”. コトバンク. 2020年2月3日閲覧。
- ^ a b c d e 根本順吉、小学館『日本大百科全書(ニッポニカ)』. “気象”. コトバンク. 2020年2月3日閲覧。
- ^ a b c 小学館『デジタル大辞泉』. “気象”. コトバンク. 2020年2月3日閲覧。
- ^ 三省堂『大辞林』第3版. “気象”. コトバンク. 2020年2月3日閲覧。
- ^ 日立デジタル平凡社『世界大百科事典』第2版. “気象”. コトバンク. 2020年2月3日閲覧。
- ^ 小学館『精選版 日本国語大辞典』. “気象”. コトバンク. 2020年2月3日閲覧。
- ^ a b 八耳 2008.
- ^ a b c 仁科 2014, p. 1.
- ^ a b 平塚和夫 [1]、小学館『日本大百科全書(ニッポニカ)』. “天気”. コトバンク. 2017年8月1日閲覧。
- ^ a b 小学館『デジタル大辞泉』. “天気”. コトバンク. 2020年2月3日閲覧。
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- ^ 仁科 2014, p. 2.
- ^ 吉野正敏、小学館『日本大百科全書(ニッポニカ)』. “気候”. コトバンク. 2017年8月1日閲覧。
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- ^ “地上気象観測”. 福岡管区気象台. 2020年2月3日閲覧。
- ^ “地上気象観測”. 金沢地方気象台. 2020年2月3日閲覧。
- ^ “京都大学、豪雨の発生を人工抑制 大気中の熱や気流制御”. 日本経済新聞 (2023年6月19日). 2023年6月19日閲覧。
気象現象
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気象現象
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山体に強風が吹くと砂が巻き上げられ、周辺の自治体に降ることがある。2010年12月15日には、神奈川県の西部から南部にかけて黒い砂が積もり、その状況から富士山の砂が巻き上げられ、西風に乗り降り積もったと考えられると報道された。 富士山の「初冠雪」は甲府地方気象台が観測・発表している。これとは別に、雲などに遮られず「誰もがきれいだと実感できる降雪」を判断基準とした「初雪化粧」を、富士山北麓にある山梨県富士吉田市の富士山課が独自に宣言している。 富士山北麓の一部地域(現在の山梨県富士吉田市など)では、富士山の標高2600 m付近に現れる農鳥(鳥の形に見える残雪)の出現する時期によって、農作物の豊作・凶作を判断する言い伝えがある。 富士山では山岳波が発生することもあり、航空機の墜落事故も起きている(英国海外航空機空中分解事故など)。
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気象現象
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※ここでいう、気象現象に関する「日本一」は、「近代科学による観測記録の日本一」「日本の近代観測史上の第一」を意味する。 気温 日本一の最高気温(気象官署、アメダス)- 埼玉県熊谷市(2018年7月23日14時23分 )・静岡県浜松市(2020年8月17日12時10分):41.1℃ 気象庁委託観測所の記録 - 徳島県鳴門市撫養 42.5℃:1923年8月6日。参考記録 - 東京都足立区江北 42.7℃:2004年7月20日。東京都環境科学研究所による。 日本一の最低気温(気象官署、アメダス)- 北海道旭川市 −41.0℃:1902年1月25日。気象庁委託観測所の記録 - 北海道美深町 −41.5℃:1931年1月27日。 参考記録 - 北海道歌登町上幌別 −44.0℃:1931年1月27日。北海道森林気象観測所による。 降水量 日本一の最多降水量:第2位以下を含む詳細は「降水量#日本」を参照のこと。10分間降水量 - 新潟県阿賀町室谷 50.0mm:2011年7月26日・埼玉県熊谷市(2020年6月6日。 1時間降水量 - 千葉県香取市(1999年10月27日)および長崎県長崎市長浦岳(1982年7月23日)153mm1時間降水量(気象官署・アメダス以外)- 長崎県長与町 187mm:1982年7月23日。町役場による観測。 日降水量 - 神奈川県足柄下郡箱根町 922.5mm:2019年10月12日。日降水量(気象官署・アメダス以外)- 徳島県那賀町海川 1,317mm:2004年8月1日。四国電力による観測。 24時間降水量 - 高知県香美市繁藤 979mm:1998年9月25日。 月最多降水量 - 三重県宮川 2,452mm:2011年9月。月最多降水量(気象官署・アメダス以外)- 奈良県大台ヶ原山 3,514mm:1938年8月。気象庁委託観測所の記録。 年最多降水量 - 宮崎県えびの市 8,670mm:1993年。屋久島の山岳部では10,000mm以上の年降水量を記録することもあり、林野庁屋久島森林環境保全センターの観測では1999年に淀川登山口(標高1,380m)において11,720mmを記録。 年最少降水量 - 北海道本別町 348mm:1984年。 積雪 日本一深い積雪気象庁委託観測所の記録 - 富山県大山町(現・富山市内)真川 750cm:1945年2月26日。アメダス観測所の記録 - 酸ヶ湯(青森市)512cm:2013年2月21日。2005年3月4日の501cmを10cm上回った。 国鉄の記録 - 森宮野原駅(長野県栄村)785cm:1945年2月14日。 山岳での記録 - 伊吹山山頂 1,182cm:1927年2月14日。 県庁所在地での記録 - 福井市 213cm:1963年1月31日。昭和38年1月豪雪も参照。 風・台風・気圧 日本一の最大風速(平地)- 室戸岬 69.8m/s:1965年9月10日。日本一の最大風速(山岳)- 富士山山頂 72.5m/s:1942年4月5日。 日本一の最大瞬間風速(平地)- 宮古島 85.3m/s:1966年9月5日。第2宮古島台風による。日本一の最大瞬間風速(山岳)- 富士山山頂 91.0m/s:1966年9月25日。 日本一の最低気圧(日本近海を含む)- 昭和54年台風20号 870hPa:沖ノ鳥島南南東海上にて1979年10月12日観測。日本一の最低気圧(陸上)- 沖永良部台風 907.3hPa:沖永良部島にて1977年9月9日観測。 日本一上陸時に気圧が低かった台風 - 室戸台風 911.6hPa:室戸岬にて1934年9月21日観測。公式記録では第2室戸台風の925hPa:1961年9月16日。 日本最高気圧 - 北海道旭川市 1,044.0hPa:1913年11月30日。
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