くに‐さと【国里】
國里
姓 | 読み方 |
---|---|
國里 | くにさと |
国・里
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 01:12 UTC 版)
「NARUTO -ナルト-」の記事における「国・里」の解説
忍者は各国にある隠れ里に属している。隠れ里は依頼を受け、忍者を派遣する。依頼内容には難易度別にランクがあり、内容によって派遣される忍者のレベルが変わる。忍者は通常数名でチームを組み、派遣される。 『NARUTO』では主に忍者の戦いが描かれ、それ以外の者(侍、盗賊など)との戦いはあまり描かれていない。国というものは存在しているが、隠れ里を除いて国が持つ軍隊などの戦力はほとんど描かれていない。 隠れ里は1つの国に1つあり、それぞれがその国を勢力圏としている。そのため、国の力というのは隠れ里の力に大きく依存している。特に火の国・水の国・雷の国・風の国・土の国の5つの国は大きな力を持ち五大国と呼ばれる。 かつては大戦に見舞われたが、第一部の開始時では表面的に友好関係を保っている。戦争時には国は里に頼るしかないが、平和な時代が訪れたため里の力は小さな里から順に弱まり始めている。隠れ里には、忍者だけではなく多くの一般人も暮らしている。 火の国(木ノ葉隠れの里) 「隠れ里」というシステムを最初に作り、他国はこれを真似る形で隠れ里を設立していった。その経緯から五大国では最強の里で、大陸のほぼ中心に位置している。里の命名者はうちはマダラ。地形的には森林が多い。里の周囲には結界が張られており、許可なく侵入すればすぐに感知される。これはペイン六道による襲撃後に強化されている。渦潮隠れの里から封印術を教わり、尾獣の中でも最強と言われる九尾を代々保有してきた。そのため、人柱力はうずまき一族の者が務める傾向がある。第四次忍界大戦以降は他国との文化交流や軍民転換が進んだことで世界中が急激な技術革新を遂げており、木ノ葉もその例に漏れず高層ビルが立ち並ぶなど様変わりしている。火影 木ノ葉の隠れ里の長の呼称であり、命名者は初代火影・千手柱間。木ノ葉の里の崖には、火影岩と呼ばれる歴代火影の彫刻が彫られている。第一部の開始時の火影は、四代目である波風ミナトの死に伴って復位していた三代目のヒルゼンだったが、第一部の「木ノ葉崩し」で大蛇丸に殺害されたため、その後を継いで綱手が五代目に就任した。第二部でのペイン襲撃により綱手が昏睡状態となった際には、根のリーダーであるダンゾウが大名から六代目に指名され、正式な就任は上忍達による信任投票を待つだけの状態だったが、その前にダンゾウはサスケに殺害された。この時にカカシは六代目の指名を受けるが、土壇場で綱手の回復の報が入ったためカカシの就任は立ち消えとなった。しかし、第四次忍界大戦の終戦後はカカシが六代目に就任し、最終話ではナルトが七代目に就任している。 伝説の三忍 木ノ葉隠れの里出身の忍である自来也・大蛇丸・綱手のこと。その力は五影に匹敵するともいわれ、他国にもその名を知られている。 守護忍十二士 かつて火の国の大名を護る為に、国内の各地から集められた12人の忍によって構成された大名直轄の精鋭集団。現在では解体されているが、当時はエリート忍者の登竜門と謳われ、その勇名は今も国内外に轟いている。メンバーは全員、火の紋が入った腰布を付けていた。判明しているメンバーはアスマ・地陸・キタネ・ナウマ・トウウ・セイト・カズマの7名のみ。アニメ版『疾風伝』でのオリジナルエピソードでは、かつてカズマを首謀者とする過激思想を抱いた6人のメンバーが、木ノ葉隠れの里を解体してその軍事力を大名中心の機関とし、他国への戦を仕掛けるためにクーデターを起こすも、それを止めようとした残りの6人のメンバー(アスマ・地陸・キタネ・ナウマ・トウウ・セイトの6人)がそれを止め、死闘の末に阻止されたことが語られている。この内乱でアスマと地陸の2人以外のメンバーは死亡したと思われていたが、実は首謀者のカズマは生存しており、後にフリドと名を偽って3人の部下を従えて木ノ葉の里を襲撃するが、アスマとの再戦の末に今度こそ死亡し、ナルトらの活躍もあって里の壊滅も阻止された。また、生き残ったアスマと地陸の両名も、後に暁の飛段と角都によって殺害された。 根 暗部の別動隊で養成部門。三代目火影・猿飛ヒルゼンの在任時代に志村ダンゾウが「木ノ葉という大木を目に見えぬ地の中より支える」という目的で創設した秘密組織。構成員の多くは孤児で、幼い頃からその身を捨ててひたすらに任務のみをこなすのが唯一の存在意義とされてきた。ヒルゼンは「根」を公的に解体したが、実際は水面下で再編され、禁術や薬物などの非人道的な研究にも手を出していた。疾風伝では再編の際にうちは一族や山中一族、油女一族など血継限界や秘伝忍術を操る一族から人材を強制的に提供させていた。 第四次忍界大戦の直前にダンゾウが死亡した事で組織は崩壊したが、「大戦の傷が癒えていない状況で下手に取り締まれば、里中が疑心暗鬼になって更なる混乱を招きかねない」と判断した綱手とカカシの意向で、元構成員の積極的な摘発は行われなかった。その後、当時の研究成果を持ち逃げした元構成員が、私欲や木ノ葉への復讐のために大きな事件を引き起こしている(小説『サクラ秘伝』『BORUTO』)。 木ノ葉警務部隊 木ノ葉隠れの里での治安維持を目的として二代目火影・千手扉間が創設した特別部隊。うちは一族がその中核を代々担っていることから、警務部隊のシンボルマークはうちは一族の家紋である。これは、当時のうちは一族の長・マダラが起こした問題行動を受け、一族をひとまとめに監視下に置きつつ、その能力を十全に発揮させるための折衷策として考案されたもの。 10年前に発生したイタチの事件により壊滅した。疾風伝では、16年前の九尾事件を境に里への不満が高まり、行き過ぎた取り締まりが横行するようになったことで里の者たちからも疎まれるようになったことが判明している。 火ノ寺 「火の国に火ノ寺あり」と謳われた名刹。その寺の「忍僧」は「仙族の才」と呼ばれる特別な力を持つといわれる。後に暁の飛段と角都が侵攻し、壊滅的な被害を受けた。 うちは一族 忍の始祖の大筒木ハゴロモ(六道仙人)の長男・インドラの直系の子孫。その図抜けたチャクラと相手の体術・忍術・幻術をコピーできる血継限界・写輪眼を使い、あらゆる戦闘に長けた一族として知られていた。戦国時代では千手一族に対抗できる唯一の一族だったとされる。うちはマダラが一族を率い、現在は木ノ葉のエリート一族と称される。一族のチャクラは火の性質を持つ。 マダラは千手一族の率いる木ノ葉とうちは主導の道に反対したうちは一族へ復讐を誓い、初代火影・千手柱間に挑んだ。マダラが敗れた後、一族は二代目火影・千手扉間によって里の政から徐々に遠ざけられた。そして16年前の九尾事件により一族への疑念は決定的となり、居住区も里の片隅へと追いやられ、徹底した監視が行われることになる(この居住区の移動は、九尾事件の際に警務部隊のうちは一族が現場に現れなかったことへの制裁措置も兼ねられていたが、これは上層部から「里の防備を固めよ」との命令が届いたために動けなかったのが原因だった)。 里への不信を募らせた一族は、サスケの父・うちはフガクを首謀者として里を乗っ取るクーデターを企んでいた(当時、子供だったサスケは知らされていなかった)。しかし、里の平和と安定を第一に望み、ダンゾウら木ノ葉上層部に一族抹殺の命を受けたサスケの兄・うちはイタチと協力者のマダラ(マダラを名乗るうちはオビト)によって、サスケを除く一族は全て抹殺された。この事件からサスケはイタチに復讐を誓う。その後、サスケはイタチを殺すが、トビによって古くから続く一族と里の因縁やイタチの真相を知らされる。 写輪眼は、大きな愛の喪失や自分自身の失意にもがき苦しんだ際に脳内に特殊なチャクラが吹き出し、視神経に反応し眼が変化する事で開眼する。つまり、写輪眼とは一種の精神疾患であり、その力を暴走させる者もいた。それを危惧した扉間はうちは一族を里の政から遠ざけた。 うちは一族の者が強い愛情を失うとより強い憎しみへ変わり、その心が強いほど瞳力は強くなるため千手一族から恐れられていた(扉間曰わく「うちはほど愛情深い一族はいない」「悪に憑かれた一族」)。ただし、扉間の認めるほど里のために尽くす者もおり、作中ではイタチ・シスイ・カガミがいる。 森の千手一族 忍の始祖の大筒木ハゴロモ(六道仙人)の次男・アシュラの直系の子孫。忍術・体術・幻術などあらゆる術に精通し、うちは一族と共に戦国時代最強と言われていた。『千の手を持つ一族』として、どの一族からも恐れられていたとされる。初代火影・千手柱間が筆頭となり、弟の二代目火影・千手扉間と共に一族を率いた。柱間の孫である五代目・綱手もその血を受け継いでいる。一族は木遁の血継限界を持つ。 日向一族 木ノ葉で最も古い血脈を持つ名門の一族。「日向は木ノ葉にて最強」と評される。写輪眼以上の洞察力と体内の経絡系を透視する血継限界・白眼を持つ。宗家と分家は厳しく区別されており、ヒザシとヒアシなど兄弟同士であろうと例外ではない。分家の者は「籠の中の鳥」を意味する呪印を額に刻まれることで宗家に縛られ、死ぬまで宗家のために尽くさねばならない。 主な人物は日向ヒナタ、日向ネジ、日向ハナビなど。映画『THE LAST』では、日向一族は大筒木ハムラの直系の子孫であることが明かされた。ハムラは大筒木ハゴロモ(六道仙人)の弟にあたる。 猿飛一族 木ノ葉の一族の一つ。木ノ葉でもとりわけ希少な能力を持つ奈良・山中・秋道の3つの一族とは代々特別な関係にある。主な人物は三代目火影・猿飛ヒルゼン、猿飛アスマ、猿飛木ノ葉丸など。 奈良一族 自分の影を操る一族。繋げた影で相手を操ることができる。木ノ葉が興る前から山中・秋道とは深い関係を持ち、3つの一族は結束して里を守ってきた。主な人物は奈良シカマル、奈良シカクなど。 山中一族 精神を操る一族。木ノ葉が興る前から奈良・秋道とは深い関係を持ち、3つの一族は結束して里を守ってきた。自分の精神を他人に憑依させたり、人と人の精神を繋げる術を使う。主な人物は山中いの、山中いのいちなど。 秋道一族 肉体を巨大化させる一族。木ノ葉が興る前から奈良・山中とは深い関係を持ち、3つの一族は結束して里を守ってきた。体に負担を強いるが強力な力を示す秘伝の丸薬が伝わっている。主な人物は秋道チョウジ、秋道チョウザなど。 油女一族 蟲使いの一族。自分自身のチャクラを餌に奇壊蟲と呼ばれる蟲を無数に体内に飼い、戦闘に利用する。主な人物は油女シノ、油女シビなど。 犬塚一族 犬と共に戦う一族。一族の人間は普段から犬と共に生活している。主な人物は、犬塚キバ、犬塚ツメ、犬塚ハナなど。 一楽 ナルトが好物として、頻繁に通うラーメン屋。テウチとアヤメの親子が営んでおり、『疾風伝』では一時的につけ麺の専門店になった。 死の森 第44演習場の通称。中忍選抜第二試験の会場となった。 終末の谷 火の国の外れにある谷。うちはマダラが初代火影・千手柱間に挑み死闘の末に敗れた場所で、流れる滝を挟んで両者の巨大な石像が作られている。第一部ではサスケが里を抜ける際にナルトと戦った。第二部では第四次忍界大戦末期にサスケとナルトが戦い、その余波で地形が崩壊し、石像も破壊されている。 風の国(砂隠れの里) 砂隠れの里を持つ国。地形的には砂漠が多く資源が乏しいなど過酷な環境下にある。それ故に独特の文化や忍術が発展したとされる。砂隠れの里は木ノ葉隠れの里と同盟を結んでおり、中忍試験を共同で行っている。 風の国の大名は、軍縮の方針を打ち出し、他国の隠れ里に依頼するなど自国の里の力を重視していないため、力は衰えつつある。そのため、大蛇丸の計画に乗り木ノ葉崩しに参加するも、その後は再び同盟状態に戻っている。 砂隠れの里の長「風影」は、第一部開始時は四代目・羅砂だが、「木ノ葉崩し」の際に大蛇丸に暗殺されていた。第二部の開始時にはその末子・我愛羅が五代目に就任している。風影を筆頭に10~12人の上役との協議制で里政を行っているが、三代目風影失踪の影響で上役の大半は里の安定化を最優先に考えている。疾風伝では上役会議で承認されなければ、風影の意見であっても認可されないことが判明している。また、会合を行う円卓の間には歴代風影の石像がある。 最初の五影会談以前より里に古くからある寺院の者達が一尾を封印してきていたが、二代目風影の時代より本格的に兵器として運用されるようになる。疾風伝では四代目風影の時代までは、忍術・幻術のスキルが無い者はたとえ体術の才能に優れていても忍はおろか忍者学校に入学することさえ禁止されていたが、我愛羅が五代目風影に就任した際の改革で、この決まりは廃止された。魔の砂漠 砂隠れ内部にある広大な砂漠。アニメオリジナルストーリー「ナルトの背中~仲間の軌跡~」編に登場。木ノ葉隠れと砂隠れの合同中忍試験の二次試験会場となった広大な砂漠。中心には監視所でもある中央棟が存在する。砂漠内には一度巻き込まれたら生き残るのは難しいとされる大砂嵐が頻繁に発生し、魔の砂漠と呼ばれる所以となっている。故に砂隠れの探査班は常に遠距離感知を張り、警戒している。さらに中央棟周辺には様々なトラップが仕掛けられており、特に棟へ続く東のルートには自然が生み出した隠れ流砂も存在するため土地勘のある砂隠れの者でも危険な場所とされている。 水の国(霧隠れの里) 「水影」を長とする霧隠れの里を持つ島国。霧隠れの里では、最年長である「長老」と最強の「水影」を筆頭に里政を行っている。地形的には海などの特殊な地形が多い。霧隠れの里は深い霧に覆われた山間部に位置し、その地形が難攻不落の要塞を形成している。 閉鎖的であり、初代水影・白蓮の影響で里内でも秘密主義が徹底しており、同里の忍ですら四代目水影のやぐら以前の水影の情報を知らない者が多い(やぐらの情報すら知らない忍もいる)。特に四代目水影・やぐらの統治時代は「血霧の里」と呼ばれ、当時のアカデミー卒業試験は生徒同士が殺し合いをするという過酷なものだったが、桃地再不斬の起こした事件を期に改変を余儀なくされた。里の人間には、干柿鬼鮫のようにギザギザとした歯や魚類のような顔を持った人物がいる。 また、血継限界の一族である雪一族は、その力を恐れられ迫害されていた。抜け忍となる忍者も多いが、アニメでの君麻呂の回想では大蛇丸が忍の統率力は非常に高く、組織としての力は非常に強大であったと発言していた。疾風伝「イタチ真伝」では、大名家のお家騒動が頻繁に起こるが、霧隠れの里は大名家に対して介入できないため、暁のような裏組織に依頼が入ることが語られている。また霧隠れの里は捕虜交換に応じないため、領地内で他里の忍が発見・捕らえられた場合、その忍は術を徹底的に暴かれた上で始末されるらしい。島国であり外交をあまりしてこなかったため、当初は暁発祥の地と考えられていた(実際の所、暁は弥彦による結成から長門の死亡まで雨隠れの里を本拠地としている)。 疾風伝では、うちは一族が抹殺された直後の水影は四代目のやぐらで、血霧の里と呼ばれていた。第一部から2年後の時点で五代目のメイとなっているが、やぐらの恐怖政治の影響で里の立て直しが急速に行われていることが判明した。最初の五影会談で三尾と六尾の所有権を得るが、管理状況は悪く血霧の里の時代には六尾の人柱力のウタカタが抜け忍となり、四代目水影・やぐらの死後は三尾までも失っている。 『BORUTO』における第四次忍界大戦後は、観光事業や物流に力を入れるなど、木ノ葉隠れ以上に大幅な近代化を遂げている。しかし、一部の者からは「血霧の里というろくでもない過去を無理やり覆い隠している」と批判的に見られている。また、血霧の里時代の風習に影響された一部の忍達がクーデターを画策しているなど問題も多く抱えている。霧の忍刀七人衆 特殊な7本の刀を操る里の実力者達。その刀は代々受け継がれているが、多くの者が刀と共に里から離反したため、第二部の時点では長十郎のヒラメカレイしか残っていない。第四次忍界大戦では、歴代でも特に強いメンバーが穢土転生によって蘇生される。失われた刀も五本がカブトによって回収されており、彼らにそれぞれ与えられた。 雪一族 血継限界の氷遁を操る一族。かつての戦で徴用されていたが、その後は呪われた血族として蔑まされていた。白はこの一族の末裔。 鬼灯一族 体を液状化させる水化の術を得意とする一族。霧隠れの里の名家。大蛇丸やカブトはその希少な能力を長年研究していた。主な人物は二代目水影・幻月、鬼灯兄弟。 土の国(岩隠れの里) 「土影」を長とする岩隠れの里を持つ。地形的には岩山が多い。第三次忍界大戦では木ノ葉隠れの里と激戦を繰り広げた。特にミナト班が参戦した神無毘橋の戦いは有名。里の人間の中にはダンゴ鼻が目立つ人物が多いのが特徴。 里の上役のみが入ることを許された神聖な場所には貴重な岩隠れの「石」が里の設立期から存在する。この石は木ノ葉隠れの歴代火影の顔岩や砂隠れの歴代風影の石造と同様に岩隠れの里の象徴とされている。かつて石は初代土影・イシカワが三代目土影・オオノキに己の中の意志の大切さを説くために「こんなものはただの石に過ぎない」と捨てており、以降はイシカワがその辺から拾ったただの石が置かれている。 疾風伝では里政は土影を筆頭に同里の忍数名を含めた8名の上役との協議制で行っていることが判明している。砂隠れと違い、会議では土影の権限が強い模様。最初の五影会談で四尾と五尾の所有権を得て、二代目土影・無の時代より尾獣の獲得にも積極的に関与するようになる。 雷の国(雲隠れの里) 「雷影」を長とする雲隠れの里を持つ。地形的には高山などの山脈地帯が多い。第一部の10年前に火の国と戦争寸前の状態になったが、両者の間で交わされた取引により回避された。また、各地で術を集めていたため各里とトラブルになる事が多く、『疾風伝』では10数年前に霧隠れの里から機密文書を盗み出した事がきっかけで霧隠れの里と岩隠れの里が敵対する原因を作っている。暁のメンバーを一人も輩出していないのも特徴である。 里の人間は肌が浅黒い者が多い。第二部では、第四次忍界大戦に対応するため五大国の忍が結集し創設された「忍連合」の本部が置かれている。最初の五影会談で二尾と八尾の所有権を得る。尾獣の管理技術や人柱力のレベルも随一であり、既に里の戦力として活用している。 里長である雷影は代々「エー」の称号を継承し、補佐役が「ビー」の称号を引き継ぐのが慣例(ビーの方は「○○ビー」と呼ばれる)。初登場の時点では四代目であり、補佐役はキラービー。島亀 雲隠れの里が代々所有する移動式の孤島。その正体は超巨大な老亀・ゲンブである。島内には、人柱力が修行するための場がある。島内に生息する動物は皆巨体で凶暴。 音隠れの里 火の国の北に位置する小国にある里。第一部の約一年前に、大蛇丸を長とする音隠れの里ができたとされる。アニメでの自来也曰く、元々小国であった田の国の大名が無理に軍備の拡張を目指し、そこに付け込んだ大蛇丸に利用された形で誕生した隠れ里が音隠れの里だという。里長である大蛇丸の死で一度消滅したが、第四次忍界大戦にてサスケによって蘇生されたことで、大戦後に復活。大蛇丸の子であるミツキが木ノ葉隠れに送られている。 波の国 隠れ里を持たない小国。大名ですら金を持っていないという貧しい島国であった。第一部で桃地再不斬と白がナルト達と戦った舞台である。第二部では島と大陸を結ぶ橋が開通したため豊かな国となった。完成した橋はナルトの活躍にちなみ「ナルト大橋」と名付けられた。 草隠れの里 木ノ葉隠れの里と共同で中忍試験を行っていた里。火の国の北西に位置する。暁のゼツや香燐の出身の里。第二部で、大蛇丸とカブトと戦った舞台である天地橋がある。鬼灯城 『劇場版 NARUTO -ナルト- ブラッド・プリズン』にも登場。各国で問題を起こした忍達が多数収監されている絶海の孤島に位置する監獄。 雨隠れの里 木ノ葉隠れの里と共同で中忍試験を行っていた里。暁を結成した地であり、ペインと小南の拠点。土・風・火の3大国に囲まれており、昔から大国の戦場となることが多かったため、ペインが国を統一するまで内政が安定せず治安も維持されていなかった。地形的には湖沼が多く、街には高い塔が林立している。気候は湿潤で常に雨が降り続けている。 半蔵が里長を務めていたが、半蔵に反発するペインの一派が勢力を増長していき、やがて国は半蔵派とペイン派に二分される。ペインが半蔵を暗殺すると、彼が代わって里の支配者の座に就く。ペインは里の内状を他国に漏らさないよう国を鎖し、国内でも公の前に姿をあらわさないことから、神格化された存在となった。 疾風伝ではペインの発言から第一部では里長は半蔵だったが、第一部から2年後の時点でペインが里長となっていたが、他国には半蔵が長だと思われていた。実際に他国の人間が半蔵に面会する際には、小南が半蔵に扮していた。 第四次忍界大戦後は、発展していく他国とは対照的に戦前同様の不安定な情勢が続いている。 滝隠れの里 木ノ葉隠れの里と共同で中忍試験を行っていた里。火の国の北に位置する。暁の角都の出身の里。長はシブキ(アニメオリジナル)。五大国以外で尾獣の七尾を保有していた。 原作では七尾の保有権を手に入れた経緯は不明。疾風伝では、かつての滝隠れは優秀な上忍を次々と輩出する忍里として他国から恐れられており、木ノ葉や砂隠れよりも規模は小さいが、尾獣を割り当てられた事が明かされた。英雄の水 ジャンプフェスタ2004のアニメに登場。滝隠れの里にある御神木の幹から100年に一度搾り取れるという聖なる水。飲んだ者のチャクラを一時的に数十倍に倍増させる効果があるが、その代償として使用者の命を削る副作用がある。滝隠れの里では戦の際には里の忍がこの水を飲むことで里を守ってきた。しかし第三次忍界大戦において水の副作用で多くの忍が命を落とす結果となって以降、この水は封印され、里長が代々管理している。尚、ジャンプフェスタ2004のアニメ内でこの水は失われている。 渦の国(渦潮隠れの里) かつて木ノ葉隠れの里と同盟関係にあった忍の隠れ里。封印術に長け、里の人々は生命力が強く平均寿命が長いことから「長寿の里」とも呼ばれる。マークである渦巻き模様は現在の木ノ葉のマークに取り入れられている。10年以上前に滅び、里の忍達は散り散りになって暮らしている。うずまき一族 渦潮隠れの里の代表的な一族。封印術に長け、生命力が強いため人柱力となるものが多い。また、基本的に赤髪という特徴がある。木ノ葉の千手一族とは遠縁にあたる。 主な人物はうずまきナルト、ミナトの妻・うずまきクシナ、千手柱間の妻・うずまきミトである。また、「鷹」の香燐と暁の長門も一族の末裔である。 湯の国(湯隠れの里) 「戦を忘れた里」と呼ばれており、観光資源を有している小国。火の国の北東に位置する。暁の飛段の出身の里。第四次忍界大戦では暁の来襲の恐れがあり、全域が戦場になる危険が高いために忍連合から避難勧告が出され、大名と共に避難した。小説「木ノ葉新伝」においてはメイン舞台となっており、猿飛ミライが因縁のあるジャシン教教徒らと戦っている。血之池一族 元々は雷の国の出身。血を操る血継限界・血龍眼を持つ。小説版オリジナル。 遥か昔に一族の娘が雷の国の大名に嫁いだが、正妻に大名の死の濡れ衣を着せられ、一族と共に地獄谷に追放される。以降、地獄谷にてひっそりと暮らしていた。 地獄谷 血之池一族が追放され送られた場所。 霜の国(霜隠れの里) 火の国の北西、湯隠れと雷の国に挟まれた地峡に位置する小国。第四次忍界大戦では、湯の国と同じく大名と共に避難した。 鉄の国 狼の頭が連なったような形をした「三狼」と呼ばれる三つの山からなる国。気候は寒冷。 独自の文化と強力な戦力を持つ中立国である。忍ではなく「侍」と呼ばれる者たちが国を守る。国の長は侍大将のミフネ。五影会談の会場となり、後に忍連合軍に参加する。 林の国 「般若衆」という忍を抱える国。所在地は不明。般若衆の暗部をダンゾウに暗殺された恨みから、その残党が五影会談に向かうダンゾウを奇襲したが、返り討ちにされて全滅した。 川の国(谷隠れの里) 火の国と風の国に挟まれた国。詳細は不明。 石隠れの里 土の国と風の国に挟まれた国にある里。詳細は不明。 空区 どの国・里にも属さない巨大な廃墟群。現代のビル郡のような風景が広がっている。廃墟内には忍に武器を供給する武器商人が営む店がある。また忍術を使いこなす猫、「忍猫」の縄張りがある。 茶の国 アニメオリジナルの国。火の国の南の半島にある国で、隠れ里は持っていない。 石の国 アニメオリジナルの国。火の国の西方(土の国と風の国に挟まれている)賞金稼ぎのいる荒野にある小国で、隠れ里は持っていない。 鳥の国 アニメオリジナルの国・里。火の国の西方(川の国の西側)にある小国で、隠れ里は持っていない。 海の国 アニメオリジナルの国。水の国に隣接する諸島からなる小国で、隠れ里は持っておらず水の国の軍備に頼っている。かつて大蛇丸がこの国に隠れて忍術の開発を行っていた。 星隠れの里(熊の国) アニメオリジナルの隠れ里。星影を長とする小規模の隠れ里。ただし星影は五大国から影として公認されていない。200年前に降って来たチャクラを増大させる星(隕石)がある。その為、その星を目当てに他国の忍から狙われる事が多い。初代星影は星がチャクラを増大させる効果があることを発見し、星の力を利用して孔雀妙法を編み出し、長年戦力として使用していた。星は里内の修行場に祀られており、その星を使用した修行も行われている。ただし、この力は身体に悪影響を及ぼすため、過去に多くの忍が身体を壊し、最悪の場合死亡する事例が続出したため、三代目星影は隕石の使用及び隕石を用いた修行を禁じた。 菜の国 アニメオリジナルの国。山奥にある国で隠れ里はないが、花忍者という忍者が2人いる。 陽炎の里(山の国) アニメオリジナルの里で、かつて木ノ葉隠れの里に戦いを挑むも敗れて消滅した。 匠の国 アニメオリジナルの国。忍具の製作に秀でており、各国の忍者に忍具を供給している。 錠前の里(鍵の国) アニメオリジナルの里。軍事よりも諜報活動に秀でている。 七草島 アニメオリジナルの島。薬や兵糧丸の材料になる薬草が多く存在する。 紅州島 アニメオリジナルの島。火の国と水の国の間の海域の南方に存在する小国で、商魂が強い忍が多い。忍連合に参加していないため、大国の忍の事はあまり快く思っていない。作中では名前のみ登場。 撫子の里 アニメオリジナルの里。女性しか産まれない里であるため、代々の里長が他里の男性の忍と戦い、自分を負かした相手を里に引き込み結婚して子供を産むことで長らえてきた。 彼の国 アニメオリジナルの国で、火の国、此の国、雨隠れの里に挟まれた小国。サスケが里抜けした後の時点で此の国と同盟を結んでいたが、その同盟を破棄し、新たに火の国と同盟を結ぼうとした。それに伴い、此の国に人質として預けられていた若殿の奪還を木ノ葉隠れの里に依頼してきた。疾風伝でも存在しており、第四次忍界大戦では大名や若殿、此の国から迎え入れられた姫は他の大名たちと避難していることがナルトから語られた。 此の国 アニメオリジナルの国で、火の国と風の国の間に存在する小国。鉄の国から抜けた侍である「浪人」達を警護として雇い入れていた。彼の国の若殿が人質として預けられていた。大国の依頼を受けた暁のサソリの「赤秘技・百機の操演」によって壊滅し、大国の手に落ちた。尚、大名は家臣共々サソリに殺害され、生き残った姫は彼の国の若殿と共に国外へ連れ出され、彼の国に迎え入れられたことがナルトから語られた。 黙の国 小説「シカマル秘伝」に登場した国。指導者はゲンゴ。大戦での失踪者や抜け忍達が身を寄せる無法地帯で、忍の依頼を不法に請け負っている。 ゲンゴが木ノ葉に捕らえられてからは一時的に平和になったが、『BORUTO』の時代には再び治安が悪化している。 雪の国 映画第一弾『大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!』の舞台。北の果てに位置する寒冷な国。 月の国 映画第三弾『大興奮!みかづき島のアニマル騒動だってばよ』の舞台。南海の彼方に位置する常夏の国。 鬼の国 映画第四弾『劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝』の舞台。魍魎という魔物を封印する能力をもった巫女が国を治めている。 空の国 映画第五弾『劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝 絆』に登場する国。第三次忍界大戦で木ノ葉隠れの里に一度滅ぼされたが、その残党が木ノ葉を襲撃する。「空忍」という飛行能力を持つ忍者や航空母艦式の移動基地を持つ。 楼蘭 映画第七弾『劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝 ザ・ロストタワー』に登場する街。風の国領土内に存在した。「龍脈」という特殊なチャクラに恵まれていたため、千の高い塔を有する栄華に満ちた街であったが、現在は廃墟と化している。かつての街の住人の子孫たちは遊牧民として暮らしている。 月 かつて大筒木ハゴロモ(六道仙人)が十尾の抜け殻である外道魔像を核にして「六道・地爆天星」で生み出した。弟の大筒木ハムラが一族を率いて移住し、魔像と地球人を監視している。月の内部は地球と同じく海や陸があり、太陽と月を兼ねる天体が浮いている。またアンドロイドのように自律行動が可能な傀儡が存在する。大筒木一族 忍の祖たる一族。カグヤに端を発する地上に残り忍宗を広めたハゴロモ(六道仙人)と月に移住したハムラの二派に分かれている。現在の大筒木一族はハムラの子孫と異世界から到来したモモシキ・キンシキであり、ハゴロモの子孫は千手・うちはを中心に複数に分派した。 夢隠れの里 PSPソフト『NARUTO-ナルト- 疾風伝 キズナドライブ』に登場。火の国から少し離れた森にある小さな里。天狼一族・天霧一族・比良坂一族が暮らしている、元は天霧一族が起こした里。三ツ頭と呼ばれる守護獣がおり危険なため封印されている。封印を解くことが出来るのは天狼一族のみ。
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