武蔵坊弁慶 弁慶ゆかりと伝えられるもの

武蔵坊弁慶

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/06 05:46 UTC 版)

弁慶ゆかりと伝えられるもの

弁慶の墓(岩手県平泉町)
中尊寺表参道入口前の広場に、竹垣に囲われたの生えた塚があり、その根本に弁慶の墓と伝わる五輪塔が立っている[3]。傍らには中尊寺の僧・素鳥が詠んだ「色かへぬ 松のあるしや 武蔵坊」の句碑が建つ[3]。「伝弁慶墓」の名で、中尊寺境内の一つとして特別史跡に指定されている。
弁慶石(京都府京都市)
中京区三条通麩屋町東入(御幸町との間)の歩道脇にある石。男の子が触ると力持ちになる等という言い伝えがある。この他にも7つ、全国で8つ弁慶岩と呼ばれるものが存在する。すべて弁慶が平泉に渡る旅路にあり、弁慶が運んだ、弁慶が座った、弁慶が刀で切った、比叡山から弁慶が投げ飛ばしたなどの伝承がそれぞれに残っている。
弁慶のお手玉石(同上)
丸みのある岩で、お手玉代わりに投げたとされる。
弁慶七戻り(茨城県つくば市
弁慶の手掛石(長野県佐久市安原)
弁慶が背負った石。手を掛けたとされる跡や、縄の痕跡がある。
弁慶あぶみ石(長野県佐久市下平尾)
弁慶が浅間山平尾山に足をかけ弓を射た足形とされるものがある。
弁慶腰掛の松(長野県御代田町真楽寺
弁慶は寺を参拝した際、松の木に腰かけたという[4]
弁慶塚(神奈川県茅ヶ崎市藤沢市
茅ヶ崎市の鶴嶺八幡宮参道脇と藤沢市の常光寺裏手にある、弁慶の墓と伝わる塚。
弁慶の足跡(北海道檜山郡江差町
義経と共に蝦夷地(現在の北海道)に逃げ延び、江差にいたという伝説が伝わっており、江差町の鴎島にある岩の2つの窪みが、弁慶が付けた「弁慶の足跡」と伝えられている[5]
弁慶の力石(同上)
上記の「弁慶の足跡」と共に「義経伝説」として、現在の江差町・鴎島の鴎島灯台下部あたりに、同じ鴎島にある瓶子岩とほぼ同じ10mほどの大きさの巨石がかつてはあり、弁慶が鍛錬に使っていたと言われていたが、昭和9年(1934年)の函館大火の日に発生した高波でさらわれたと伝えられている[5][6]。近辺の岬は「弁慶岬」と呼ばれ、「武蔵坊弁慶」の銅像が建ち、設置されている灯台も「弁慶岬灯台」と名付けられている[7]
弁慶の刀掛岩(北海道岩内郡岩内町
雷電海岸にある雷電岬の岩の一部が刀掛のような形をしている物。「義経伝説」として、逃げ延びてこの地に来て休息を取っていた弁慶が、腰の太刀が邪魔になった事からこの場所の岩の一部を自慢の力でひねってそこに太刀を掛けて置いたという話が伝えられている[8][9]。現在は国道229号の「刀掛トンネル」 - 「カスペトンネル」の間が弁慶の刀掛岩を望める最も近い場所となっている[10]
弁慶の薪積岩(同上)
上記「弁慶の刀掛岩」に程近い、国道229号「カスペトンネル」 - 「弁慶トンネル」間にある岩[10][11]。弁慶が暖を取るために木を切り倒して積んで置いた薪が化石になったと伝えられている[12]

注釈

  1. ^ 他に「瓣」「辧」「辯」などの異字体で表記する文献も在る。
  2. ^ 『義経記』では「鬼若」、『弁慶物語』『橋弁慶』『じぞり弁慶』では「若一(にゃくいち)」、『武蔵坊弁慶物語』では「わか一」の幼名となっている。
  3. ^ なお、この立往生については医学的見地から様々な議論がなされている。法医学の立場からは、著しい肉体疲労や即死時のショックからくる即時性死後硬直ではないかと考察されているが、あり得ないとする意見もあり、真偽は定かではない。
  4. ^ 弁慶の薙刀の銘は「岩融(いわとおし)」と伝わっており、作者は不明だが三条宗近とする説もある。

出典

  1. ^ 唱歌「牛若丸」のふしぎ”. 注文の多い山猫軒. 2008年10月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年5月14日閲覧。
  2. ^ 勧進帳”. 歌舞伎演目案内. 2020年7月19日閲覧。
  3. ^ a b 伝弁慶の墓”. 両磐地区広域市町村圏協議会. 2020年7月19日閲覧。
  4. ^ 佐久教育会歴史委員会編 『佐久口碑伝説集 北佐久編 限定復刻版』 佐久教育会、1978年11月15日、123-163頁。 
  5. ^ a b 江差町公式ウェブサイト「弁慶の力石」2017年9月4日閲覧
  6. ^ 場所及び周辺画像をGoogleマップにて確認。2019年7月22日閲覧
  7. ^ 「弁慶岬」近辺については寿都町公式ウェブサイト「弁慶岬」にて確認。2019年7月22日閲覧
  8. ^ 岩内町公式ウェブサイト「刀掛岩・雷電夕日」2019年7月22日閲覧
  9. ^ 日本の奇岩百景+「弁慶の刀掛岩」2019年7月22日閲覧
  10. ^ a b 場所は「スーパーマップル 北海道道路地図 2018年5版2刷:昭文社 刊 ISBN 978-4-398-63255-5」にて確認。2019年7月22日閲覧
  11. ^ 場所はGoogleマップにて確認。2019年7月22日閲覧
  12. ^ 岩内町公式ウェブサイト「弁慶の薪積岩」2019年7月22日閲覧
  13. ^ 内弁慶の外地蔵”. 2020年7月19日閲覧。
  14. ^ 阿部直美『0〜5歳児の楽しくふれあう! わらべうたあそび120』ナツメ社、2015年、122-123頁。ISBN 978-4-8163-5787-9
  15. ^ べんけいが(作詞:わらべうた/作曲:わらべうた)/Hoick楽曲検索〜童謡・こどものうたを検索!〜2018年6月20日閲覧。


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