アジアパシフィックラリー選手権 アジアパシフィックラリー選手権の概要

アジアパシフィックラリー選手権

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/18 04:25 UTC 版)

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AP4規定のヴィッツ4WD

概要

FIAが管轄するラリー競技において、最高峰である世界ラリー選手権(WRC)の直下となる地域ラリー選手権の一つとして、ヨーロッパラリー選手権(ERC)、中東ラリー選手権(MERC)などと同列に位置づけられている。アジア太平洋地域として、日本を始め中国マレーシアインドといったアジア諸国と、ニュージーランドオーストラリアといったオセアニア諸国で構成されている。かつてはニューカレドニアで開催されていたこともあった。

日本勢が古くから活躍しており、篠塚建次郎藤本吉郎、田口勝彦、炭山裕矢が総合王者、田嶋伸博がクラス王者となっている。近年はキャロッセのクスコ・ワールドラリーチームが総合王者を獲得するなど活躍している。またJRC(全日本ラリー選手権)のラリー北海道はAPRCとの併催であり、そこでスポット参戦するドライバーも少なくない。

欧州からの参戦も多く、過去はカルロス・サインツのようにWRCと並行して参戦するドライバーもいた。

2019年からはアジアカップ・パシフィックカップ(後述)のそれぞれの成績上位者が最終戦のグランド・ファイナルに集い、そこで優勝したものがチャンピオンとなる、NASCARのような形式へと変わった。

レギュレーション

ラリーの基本的なフォーマットはWRCに近いが、WRCが通常3日間開催なのに対し、APRCは基本は2日間開催(金曜日にセレモニアルスタートの後レグ1Aとして、スーパーSSのみを走るケースもある)が一般的である。

競技クラスはグループRのR5及びR4,スーパー2000とグループNのNR4、ASN車両のAP4及びJAFのRJ車両(2000cc以上)などの4WD車をメインとするAPRCグループN及び量産車のASN車両のためのAPRC2、RC3~RC5クラスに分類される2WD車両(グループRのR1~R3、グループNグループA・スーパー1600などとASN車両)が参戦できるAPRC3の3つがある。なおASN車両とはアジアパシフィック地域各国のASN[注 1]が認めた国内規格の車両で、APRCでは、ASN規格の車両として、ニュージーランドオーストラリアの独自規定であるAP4[注 2]オーストラリアのG2、日本のJAFの規定であるRJ車両の参戦を認めている。

上記3クラスの賞典としては、APRC域内のアジア諸国のラリーで構成されるアジアカップ日本マレーシア中国インドなど)と、オセアニア諸国のラリーで構成するパシフィックカップニュージーランドオーストラリアなど)、その年の1月1日時点で29歳未満の若いドライバー対象のジュニアチャンピオンシップ、登録チームで争われるチームアワードが用意されている。2018年にはSUV向けのSUVカップが追加された[3]

ポイントシステムは総合順位に対するポイントはWRCと同じだが、APRCではそれ以外にLEG毎の結果のベスト7に対し7〜1ポイントがそれぞれ与えられる。つまりデイリタイアでラリー2規定により競技に復帰した場合も、LEGポイントは獲得できる。

歴史

  • 1988年 創設。タイトルはドライバーズタイトルのみ。
  • 1996年 マニュファクチャラーズ部門、グループN部門、2輪駆動部門が創設される。
  • 2002年 2輪駆動部門終了。
  • 2003年 グループN部門終了。
  • 2008年 Asia Cup/Pacific Cup創設。
  • 2018年 創設30周年を迎える。



注釈

  1. ^ 国際自動車連盟(FIA)が認めた、世界各国のモータースポーツ統括団体。日本では日本自動車連盟(JAF)が該当する。
  2. ^ R5やスーパー2000と同等のパフォーマンスで、かつより安く開発できることを目的にした規定


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